ゴルフはすごく好きなんだけど,最近の僕のゴルフは,全然だめだ。スコアにならないゴルフというか,ゴルフにならないスコアというか・・・。どっちでもいいか(笑)。
でも,4月はマスターズが開催される。まさか僕がマスターズの招待状をもらっている訳はないのだが,マスターズでの一流選手のプレーをテレビで観戦するのは大好きである。大好きな旬の八朔や甘夏を食べながらマスターズのテレビ観戦をするのは,この時期の僕の年中行事の一つとなっている。プロゴルフの世界4大メジャー大会は,マスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権であるが,このうちマスターズを観戦するのが一番好きだ。僕が仮にプロゴルファーで,4大メジャー大会の一つだけを制することができるとするならば,間違いなくマスターズのタイトルが欲しい。何故だろう。まずは,マスターズの季節が良い。日本ではちょうど桜の季節で,マスターズ会場でも春先の清々しさがある。そして何よりも,マスターズが開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの各コースの美しさ。
さて,それにつけてもマスターズで思い浮かぶのは,ボビー・ジョーンズの引き際の潔さである。ボビー・ジョーンズは生涯アマチュアを通したゴルファーで,若い頃から優勝を重ね,何と28歳の時にはその当時の世界4大メジャー大会である全米アマ,全英アマ,全米オープン,全英オープンを全て制覇し,年間グランドスラムを達成しているのだ。空前絶後の大活躍。アマチュアで!すごいよなー。そして何とその偉業達成直後に,惜しまれつつあっさりとゴルフ界から引退し,本業の弁護士活動を開始したのだ。その引き際の美しさ,潔さ,カッコいいなあ。正に桜のようだ。ボビー・ジョーンズは,弁護士業のかたわらその後はマスターズの創設や会場となるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコース設計に関与したのである。
ボビー・ジョーンズは,その自制心に富むプレー態度から「球聖」とも呼ばれているそうだ。自分の最近のスコアは冒頭に述べたとおりだけれど,僕もせめて自制心に富むプレー態度を心掛けたい。でも・・・・スコアも良くしたい。ち,ちょっと打ちっ放しで練習して来るわ!