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弁護士ブログ

2009/04/09

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 少し前のブログで触れたように,大学卒業から社会人1年生の頃にかけて,その演奏をこよなく愛し,愛聴していた指揮者のカール・リヒターとピアニストのグレン・グールドの急逝という残念な出来事があった。でも,ガッカリしてばかりはいられない。昭和58年頃からの数年間,僕もいよいよブルックナーとマーラーの音楽にうなされることになる。「うなされる」といった表現を使ったのは,ある音楽評論家が,クラシックファンの多くは一時期ブルックナーやマーラーにうなされる時期があるというようなことを言っていたからであり,僕自身実際に熱中していたのである。

 

 ブルックナーの交響曲は,「ブルックナー開始」といわれる弦のトレモロによる独特で幽玄な響きから始まり,重厚・長大ではあるが決して冗長でない,そして宇宙的な拡がりを感じる音楽である。うまく表現できないがやはり魅力的なのである。雑誌だったか,新聞だったか思い出せないが,ドイツではブルックナーの音楽が原因で,ある夫婦の離婚問題にまで発展したそうな。妻はブルックナーの音楽を熱狂的に好み,朝から晩まで,そして寝室でもその音楽を流していたため,夫はそれに辟易して結局離婚に至ったというのである。やれやれ,である。当時僕がよく聴いていたのは,いずれも交響曲で,第3番「ワーグナー」(ジョージ・セル指揮,クリーヴランド管弦楽団),第4番「ロマンティック」(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮,ヴィーンフィルハーモニー管弦楽団),第6番(オイゲン・ヨッフム指揮,楽団は忘れた),第7番(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮,ヴィーンフィルハーモニー管弦楽団),第8番(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮,ヴィーンフィルハーモニー管弦楽団,ハンス・クナッパーツブッシュ指揮,ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団),第9番(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮,ベルリンフィルハーモニー管弦楽団)などである。

 

 ブルックナーの交響曲の中で最も好きなのは,やはり第8番(ハ短調)である。演奏はというと,もちろんフルトヴェングラーも良いが,ひょっとするとクナッパーツブッシュ指揮の方がスケールが大きいかもしれない。いずれにしても,ブルックナーの音楽が原因で離婚問題にまで発展するというのはいかがなものかと思うが,それくらい魅力的なブルックナーの世界ではある。また,今思い出すと,寝る時によくブルックナーの交響曲を聴いていたように思うし,疲れている時などはよく眠れた(笑)。

 

 もう仕事にかからなければならないので,グスタフ・マーラーの音楽に熱中していた頃のことは,次回に譲りたい。

2009/04/08

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 少し前のブログで,ピアニストのグレン・グールドが対位法への憧れの気持ちをもっていたようだと述べた。僕もそうである。対位法というのは,2声部以上の複数の旋律が互いにその独立性を失うことなく共存し,同時に鳴り響いてもバランスを保っている状態を作り出す作曲技法である。

 

 バッハのフーガなどがこの対位法という作曲技法を駆使した典型だろう。主題(テーマ)が提示された後,右手と左手が互いに掛け合って,美しい織物のように展開していく。それがとてもカッコ良いのであるよ。バイエル教則本のように,基本的には右手が主旋律を奏で,左手は「ドミソ,ドミソ」,「ドソミソ,ドソミソ」みたいに伴奏をしていくというのは分かりやすいが,対位法では右手も左手も独立しつつ,美しい調和を保っている。どことなく知的な感じもするのじゃよ。

 

 でも,ピアノのテクニックとしては確かに難しく感じる。子供たちがそれまでは順調に進んで来たのに,バッハのインベンションに入ってからはとたんに練習を嫌がる,ピアノに対する興味を失うことがあると以前聞いたこともある。分かる気もする。でも僕の場合は,対位法への憧れの気持ちから,バッハの平均率クラヴィーア曲集(第1巻,第2巻)のうち,この不才の自分でも何とかなるものだけをごく一部選んで挑戦したい。とりえあず,平均率第1巻の第1番目のフーガと第2巻の第7番目のフーガに挑戦する所存であります。弾けるようになるには,相当に時間がかかるとは思いますが・・・・・・。あたかもトンネル工事のように。

 

 それにしても,対位法という技法により作曲されたものをピアノで弾くには,事前準備としてすごく良い練習本がある。「プレ・インベンション」(日下部憲夫編,全音楽譜出版社)である。その副題は「J.S.バッハ・インベンション-のまえに」とあるように,事前トレーニング用に最適である。ただし,上級者には無用なのかもしれないが・・・。その本の内容としては,その美しいメロディーのせいか僕が子供の頃から頭の中に残っていたJ.クリーガーのメヌエットも含まれている。この本のおわりに「◇複数の旋律を聴き分けられる聴覚の能力 ◇複数の旋律を弾き分けられる技術の能力」を確認しながら練習してくださいとある。正に対位法に慣れるに最適である。

2009/04/07

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 少し恥ずかしいのだけれど,最近食べることが楽しみで仕方ない。夜寝る前には翌朝の味噌汁の具は何がいいとか,アジの開きが欲しい,いや納豆も欠かせないとか,そんなことが頭に浮かぶ。散歩がてら歩いて職場に向かう途上も,昼はどうしよう,今日はすごく辛いカレーがいいかな,でもあっさり系の中華そばもいいな,いや待てよ,カレーといってもあの蕎麦屋のコロッケカレーそばも捨てがたいな,などと考えている。困ったものだ。午後3時を過ぎると,今度は仕事をしながら夕食のことを考えたりする。炊き込みご飯がいいとか,水炊きがいいとか・・・。年甲斐もなく,恥ずかしい。実はこのブログを書いている今でも,コーヒーだけじゃなくポテトチップスをかじっている。でも,食欲があるということは健康ということなのか。それにあの谷崎潤一郎も年老いてなお健啖家だったというし。

 

 それにしても,食い意地が張っているのも大概にしないといけない。ダンテの「神曲」の地獄篇第六歌によれば(平川祐弘訳,河出書房新社),地獄は全部で九つの圏谷(たに)があってその第三番目の圏谷(たに)が生前貪食(大食い)の罪を犯した者が墜ちるところだそうだ。そこでは,絶えず冷たい雨に打たれつつ,頭と喉と口が三つずつあるケルペロスという獰猛奇怪な獣に食われてしまう恐怖に苛まれながら過ごさなければならない。ただ僕の場合は,確かに食い意地が張ってなくもないが,大食いは嫌悪している。自分が食べ過ぎたり,大食いをしている人を見ると気持悪くなるのだ。大食いだけはしない。食べるのが楽しみというだけである。だから僕は大食いの罪で地獄の中の第三番目の圏谷(たに)へ墜ちることはないだろう。いや墜ちたくない。

 

 ダンテの発想,特に地獄篇での発想は非常に面白いなと思う。その次の第四の圏谷(たに)は,生前欲張りだった者と浪費家だった者が墜ちるところである。その受ける罰が面白く,僕が下手に要約するより,引用した方がその発想の面白さが伝わるだろう(ダンテ「神曲」,平川祐弘訳,河出書房新社26頁)。

 

「ウェルギリウスに叱咤されて、プルートンが倒れると、二人は第四の圏谷へ降りる。そこでは欲張りの群と浪費家の群とが、円周状の道の上を重たい荷物を転がしながら、渦巻のように互いに逆方向に向かって走り、円周上の一点まで来ると、出会い頭に罵り、殴りあい、挙句に双方ともまたもと来た道を引き返し、また向こうの一点でぶつかり殴り合う。・・・・・・・」

 

 生前,強欲だった者と浪費の限りを尽くした者とが以上のようなことをずっと繰り返すというのである(笑)。

2009/04/06

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 土曜日の川崎フロンターレ戦での名古屋グランパスのパフォーマンスである。あぁ,グランパスくん,そりゃ,だめだわ。僕は期待してテレビ観戦していた。でも,解説者が何度も言っていたように,「ボールの取られ方が悪」すぎた。それに何でもっと積極的にボールに向かっていけないのだろう・・・・。唖然としたのは,最終ラインのDFから味方の守備的MFへの極めて緩慢なパス。相手選手に「どうぞ,インターセプトしてください」とでも言っているようだった。案の定,見事にインターセプトされ,たちまち危機に陥っていた。2点目の失点はセットプレーからのものだが,DFの自分の方にボールが来ているのに,体を張ってそのボールに向かっていけず,目の前で簡単にワンタッチで相手選手にゴールを決められていた(泣)。

 

 グランパスのファンのうち,心臓に持病を抱えている人は観戦しない方がよい。ハラハラ,ドキドキさせられるので,心臓に良くない。ハラハラさせられるだけでなく,実際にゴールされているんだもん(また泣)。幸い僕は心臓に持病はなく,今年は競技場に足を運んで観戦に行こうと思っていたが,萎えてしまった。

 

 攻撃的なサッカーはいいけど,ノーガードに近いのでは,何かなぁ・・。解説者も言っていたけど,攻撃陣があまりにも相手選手に近づき過ぎて,スペースを上手く使えていない。「前がかり」というやつだ。逆に,「前がかり」過ぎると,一旦ロングボールをグランパスのDF前に放り込まれると,たちまち相手に数的優位を作られ,決定機を与えてしまう。心臓に悪いのよ!それに,これは言っても詮無いことであるし,失礼ではあると思うけど,DFの選手が小粒で,高いボールの競り合いにことごとく負けてしまっていた。

 

 実は前半32分の段階でテレビを消してしまった。あとのプレーは見ていない。いたたまれなかったのよ。さあ,それにしても,前にもブログで触れたが,監督に必要な資質,能力は,負けず嫌いの性格だけでなく,学習能力・修正能力である。確かに攻撃的サッカーはいい。魅力的である。でも,守ることも出来てなんぼでしょう。それで思い出すのは,アーセン・ベンゲル監督時代のことである。ベンゲル監督といえばその手腕と能力には定評があり,イングランドのプレミアリーグでは名門アーセナルを率いての実績も十分である。そのベンゲル監督もグランパスに着任して早々は,連敗街道を進み悲惨な出だしであった。DFラインを押し上げてコンパクトで攻撃的なサッカーを目指していたのは良かった。でもその当時の賢いDFであったトーレス選手らとの話し合いで,そういうサッカーを目指すのであれば,前線,中盤での厳しいチェック(相手選手にプレッシャーをかけること)をして,ボールを相手のいいように前線に運ばせないことが必要不可欠だという結論に達し,それを実践するようになってからは快進撃が始まったと記憶している。見事に学習,修正したのですよ。

 

 そうなんです。DFラインを上げてコンパクトで攻撃的なサッカーをするからには,前線,中盤での厳しいチェックをすることが前提になっているんです。それもせずに「前がかり」になり,相手にロングボールをDF前に自由に放り込まれでもしたら,自陣ではたちまち数的優位を作られてアウトなんでしょう。ノーガードになっちゃって,心臓に悪すぎるのです(笑)。お願いですから,厳しいチェックをしてください。「人の嫌がることをしてはいけない」というのは,人倫の大本,人の道(道徳)であり,競技場を出たら一個の人間としてそうしなければなりませんが,サッカーという競技をしている最中は,「人の嫌がること」(厳しいチェックをすること)をしなけりゃなりません。プレスをかけるんですよ。

 

 確かに川崎フロンターレは前年のシーズンでは年間2位の成績であり,18チーム中得点総数が最も多かった攻撃的なチームだ。だからといって,このチームだけが攻撃力をもっている訳ではなく,他のチームだって相当の攻撃力はある。土曜日の試合だけが特別だったなんて言い訳はしないだろうが,是非とも,学習能力・修正能力を発揮して,あのような心臓に悪い試合は繰り返して欲しくない。頼むよー。グランパスくん,愛のムチだからねー。お願いねー(笑)。

2009/04/03

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 4月初めに街を歩いていると,いかにも新規採用と思われる初々しい社員,職員の姿が目に付く。いでたちはというと最近は就職活動時期のみならず,就職後も黒のスーツ姿がすごく多い。黒のスーツが主流というか,流行なのだろうか・・・。思い起こせば,かなりの昔,僕も新規採用の当日か翌日くらいにはすぐに職場で花見があって,桜の木の下で随分と飲まされて閉口したことがある。懐かしいなぁ。あのころは社会人の第一歩を踏み出した者として,不安もあったがそれをはるかに上回る期待と可能性を感じていたものである。あぁ,随分と年をとってしまった。

 

 それにしても,新規採用といえば,やはり德永英明の歌がいい・・・・・・・・。・・・・・・・。いや,やっぱり無理があるね。フッ,フッ,フッ。新規採用だからといって,何で德永英明の歌に結びつくんだ(笑)。でも,全国約6127万4308人の僕のブログファンのためにも(笑),唐突で何の脈絡もない展開にしてでも,なりふり構わずブログだけは更新しなきゃ・・・。

 

 石川ひとみの「まちぶせ」,中森明菜の「セカンド・ラブ」,松任谷由実の「卒業写真」などは,昔から好んでカラオケで歌っていた。德永英明の「ヴォーカリスト1~3」というアルバムでこれらの曲のカヴァーを聴くと,改めてこれらの曲のすばらしさと德永英明という歌手の凄さを感じる。

 

 僕はカラオケに行くと,最初は腹式呼吸などをし,発声練習がわりに「ゲゲゲの鬼太郎」(古いヴァージョンのやつ),山口百恵の「いい日旅立ち」を歌う。これで声を作った後は,好きな曲を他の人を気遣いながらも歌う。最近では,「君が代」も歌う。「君が代」は曲としても素晴らしく,2回歌ったこともある。ちょうど「君が代」の最中に,注文しておいたビールとおつまみをカラオケの店員さんが部屋に運んでくれた時,苦笑いをされたが,へっちゃらである。名曲だと思う。
  「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん・・・・」(梁塵秘抄)

2009/04/02

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 真夏や横なぐりの雨でもない限り,運動のために僕は自宅から事務所まで歩いて通勤している。片道約25分,往復約50分である。散歩がてらの通勤で,気障だけど季節を感じることがよくある。もう冬用のコートはクリーニングに出してしまってあって,スーツだけで通勤しているが,さすがに昨日の帰途は寒かった。通勤経路の桜は満開で本当に見事だったが,この時期の一時的な寒の戻りというか,花冷えの夕刻であった。

 

 それにしても,花冷えといえば,德永英明の歌がいい・・・・・・・・。いや,やはり無理があるね。フッ,フッ,フッ。花冷えだからといって,何で德永英明の歌に結びつくのか。絶対に唐突だ。いやね,正直言うと,頻繁にブログを更新するのはいいのだけれど,さすがに僕もブログのネタ切れになるのよ。でも,全国約6127万人の僕のブログファンのためにも(笑),唐突で何の脈絡もない展開にしてでも,なりふり構わずブログだけは更新しなきゃ。

 

 ただ,実際に僕は,德永英明の歌に凝っている。このアーティストの名前は以前から知ってはいたが,その歌っている曲はほとんど知らなかった。きっかけは,NHKの「SONGS」という約30分の番組で德永の歌が好きになった。何となくではあるが,德永英明自身はすごく男性的なんだとは思うが,その歌声はどこか中性的で「癒し」の効果がある。現に,「ヴォーカリスト1~3」というアルバムはいずれも女性歌手の名曲のカヴァーである。非常に良いシリーズだ。

 

 それに,彼がもやもや病という難病を克服して復活したということも同じ年代としてすごいと思う。さて,カラオケでも随分練習したのだけれど,僕が彼の曲で非常に好きなのは,「最後の言い訳」,「愛が哀しいから」,「僕のそばに」,「レイニーブルー」(デビュー曲),「壊れかけのRadio」,「抱きしめてあげる」,「輝きながら・・・」などである。
 あぁーっ。カラオケ行きたいー。

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