もー,太るのもたいがいにせんかい!自分への叱咤である。一時は見事ダイエットに成功し,同業者からは「痩せたんじゃない。大丈夫?」と心配され,「いやいや,病気じゃないですから。」とうれしい説明を繰り返していたというのに・・・。もう半年も体脂肪計付きの体重計に乗っていない。体重計に乗って現実に直面し,敗北感を味わうのが恐いのである。その数値を目にする勇気がない。それにうちひしがれた自分の惨めな姿が手に取るように分かるからである。それに,最近では毎年12月ころに人間ドックを受けていたのだが,今回はもう少し先延ばししようと思う。少しは摂生して,体重,中性脂肪,コレステロール,尿酸値などが下がったんじゃないかなと実感できるようになった段階で人間ドックを受けたい。もう今では標準体重を恐らく4~5キロはオーバーしているのではないだろうか。
この状態になったのは,特に最近お付き合いで飲むことが多くなったことと,晩酌の頻度が高くなったことが関係していると思う。「飲酒と肥満」というキーワードを入れて検索してみると,やはり因果関係がある。ぼくの場合は,1回の飲酒量はそれほど多くはないのだが(痛飲などはしない),飲酒の際の「おつまみ」の量と質が大いに影響しているのではないかと思う。お酒だけじゃなく,食べちゃうのである。
ただ,依頼者や顧問先が心配するからはっきり言っておくが,僕の仕事は相当にストレスがあるものの,決してアルコールに依存などはしていない。休肝日も週に2,3日は設けているのである。でも,最近は「夜になると飲みたくなる病」に少しかかっているみたいである。自重しなければと思っている。
ただ,今晩は飲むと決めた日は,心おきなく飲むことにし,心情的には種田山頭火の句の世界に漂う感じになる。
「一杯やりたい夕焼空」
「月が酒がからだいっぱいのよろこび」
「風がはたはた窓うつに覚めて酒恋し」
「ぼろ売って酒買うてさみしくもあるか」
「よい宿でどちらも山で前は酒屋」
「おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて」