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弁護士ブログ

2009/10/06

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 「マタイ受難曲」の本番もいよいよ1か月後に迫ってきた。何だか落ち着かなくなってきたし,今まで全くしたこともない黒の蝶ネクタイも購入しなければならない。そういうのはどこで売ってるんだろう。

 

 本番に備えての合唱練習は今日の夜もあるが,自宅でもDVDとスコア(総譜)を見ながらの練習を始めた(そういうときはもちろん酒は飲んでいない)。その「マタイ受難曲」のDVDというのは,平成12,3年ころ,僕がある番組で録画したもので,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,聖トーマス教会合唱団,指揮はトーマスカントル(同教会の音楽監督)のゲオルグ・クリストフ・ビラーのものである。すごく佳い演奏であり,何度聴いても感動する。実はこのDVDを録画して繰り返し鑑賞するようになってから,この演奏者の組み合わせによる「マタイ受難曲」の演奏が,名古屋で二度あった。昨年の3月とその3年ほど前の3月だった。そのコンサートにはもちろん行き,感動を新たにしたものである。僕が録画したそのDVDも,その後の名古屋での二度の公演も,エヴァンゲリスト(福音史家)はマルティン・ペツォルトであった。「マタイ受難曲」第一部の20番目の美しいテノールのアリアは,歌う人にとっては確かに難易度が高いと思うのだが,ペツォルトの歌い振りは失礼ながら一杯一杯という感じ。ホルスト・ラウベンタールやペーター・シュライヤーが余裕をもって歌っているのと比較すればね。でも何かしら憎めない人である。ある本でカンタータに関するマルティン・ペツォルトの論文を読んだことがあるが,この人はもともと立派な研究者のようである。

 

 それにしても,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏はいつ聴いても素晴らしい。歴史の深みと伝統の重みを感じる。創立が1743年だからバッハの晩年のころである。名前の由来は,「ゲヴァントハウス」(織物の見本市会場として使われていた建物)を演奏の本拠地にしていたからだという。この管弦楽団を,あのメンデルスゾーンが率いていた時期もある(ちなみに今年はメンデルスゾーン生誕200年)。もう一度名古屋に来ないかな。このライプツィヒは,あのバッハが約27年間生活しその終焉の地となった街だ。ぜひとも一度は訪ねてみたい街である。

2009/10/05

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 中川昭一元衆議院議員の訃報に接した時は,自然に涙が出そうになった。別に面識があった訳ではないが,本当に期待していた政治家だったのである。今回の総選挙では議席は失ったが,まだ56歳だったのだからこれからあと10数年は活躍できたのに。

 

 それは確かにG7でのいわゆるもうろう会見はいただけなかったが,この元代議士は,非常に勉強熱心,読書家で,考え方もきわめて真っ当な人だったと思うし,国士だったと思う。あぁ,何やら虚脱感があるし,例えようもない喪失感がある。今の自由民主党に所属している面々を見渡しても,同党の立党の精神を本当の意味で肝に銘じている人が果たしてどれだけいるのか。新総裁にああいった人を選ぶような党なのだから,もう立党の精神とアイデンティティが失われているのではないか。特に政権維持が自己目的化してしまった自社さ政権発足以降はこの傾向が顕著である。

 

 もう自由民主党という名前にはこだわらず,平沼赳夫,安部晋三らが中心になって本当の意味で真っ当な政権の受け皿になる勢力を結集すべきなのではないか。あぁ,本当に惜しい政治家を失ったと思う。

 

 昨日は夕方の6時半まで「マタイ受難曲」の合唱練習だった。練習会場からは歩いて帰ったが,その途中で眺めた月の本当に見事だったこと。そういえばその前日である土曜日の夜に眺めた月もとても見事だった。ここ数日は休肝日をもうけようとしてお酒は飲んでいなかったが,このような見事な月を眺めていて,そして国士を失った悲しい気持ちで,やはりお酒が飲みたくなった。そして,飲んだ。

2009/10/02

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 いやー,凄い運転だった。朝一番で拘置所に接見(面会)に行き,それを終えて事務所に向かう途中で乗ったタクシーのことである。左折する時は横断歩道上の歩行者を縫うようにして通過するし,交差点の「止まれ」の表示は無視してほとんど減速することもなく進行するし,乗っていてハラハラしたのである。どうやら世の中には,車を運転していて,「少しでも速く」,「少しでも前へ」という意識に取り憑かれた人が存在するのだと思った。ゆゆしきことである。交通法規の遵守と交通マナーの向上については,行政としても絶えず課題としていかなければならないだろう。

 

 名古屋グランパスが,リーグ戦で三連覇を目指す鹿島アントラーズに4-1で勝利した。しかも敵地カシマスタジアムで。グランパスの今年の成績ではリーグ優勝は無理だが,この勝利は少しうれしかった。僕の心理としては,昔から何となくアントラーズには苦手意識というものがあった。なにしろJリーグが始まった平成5年の開幕戦の無惨な記憶があるからである。ワクワクして見た開幕戦は,リネカーを擁する名古屋とジーコを擁する鹿島との激突だったが,何と0-5の大敗を喫したのだ。その後も名古屋は,敵地カシマスタジアムでの連敗記録を続け,ようやくこの連敗が途切れたのが昨年だった。それが先日のカシマスタジアムで圧勝劇。やはり少しうれしい。現在では名古屋対鹿島戦の対戦成績はそれほどの開きはない。

 

 次に,先日の川崎フロンターレ戦での勝利も少しうれしい。これはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)における4強入りをかけた戦いだったが,名古屋が3-1で勝利し,通算4ー3で4強入りを決めた。名古屋はこれまで川崎には分が悪い戦いを強いられていたが,ようやく溜飲を下げた。

 

 でも,名古屋グランパスの課題もまだ多い。もう少し中盤の構成力を高めて欲しいし,戦術の共通認識を徹底し,攻撃面での連携を図って欲しい。

2009/10/01

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大久保「やー,久しぶりだな西郷」
西 郷「おう。ちょっとの間,腰の痛みと背中のハリがあってな,少し酒を控えてたんだ。でも,美味しい季節になったんで,お前を誘った・・・。」
大久保「腰とかは大丈夫か。」
西 郷「ああ。知り合いの紹介でお灸をすえてもらえる治療院に行った。お灸というのは結構効くぞ。」
大久保「そうか,それは良かった。そろそろ,おでんも美味いしな。それにしても,ずいぶん改まった酒の誘い方しやがって,さては何かあったか?」
西 郷「別にどうということはないが,民主党政権もやりたいようにやっとるな。政治の話よ。夫婦別姓法案を来年の通常国会に提出するんだと。」
大久保「うーん。先回りするようだけど,俺は反対だ。細かい理屈は苦手だけど,伝統的な家族の一体感,きずなが失われる。」
西 郷「確かに選択的な制度だから,これまでどおり家族全員が同じ姓を名乗りたいということだったらそれは当然できる。当たり前だわな。俺ももちろんそうする。でも,現在民主党が考えている案は,夫婦別姓が選択されて夫婦が別々の姓を名乗った上で,さらにその間にできた子も,その出生ごとにどちらの姓を名乗るかを決めることができる制度のようだ。」
大久保「えーっ。どんな家庭じゃ。例えば,サザエさんの家庭だったら・・・。まず磯野波平さん夫婦の結婚当時にさかのぼっていくと,奥さんのフネさんは旧姓石田だから,別姓が選択されたら磯野波平・石田フネという夫婦が誕生。次に,今後生まれる子の出生ごとに名乗る姓が親によって決定されるとすると,例えば,石田サザエ,磯野カツオ,石田ワカメということもあり得る。さらに,石田サザエがフグ田マスオとめでたく結婚して夫婦別姓が選択され,その後にタラちゃんが生まれると,場合よっては石田タラオとなる。要するにこの家族は,3つの姓が入り乱れる。」
西 郷「タマはどうする?」
大久保「バカ。タマは猫だから,さすがの民主党案でも名字はないだろ!」
西 郷「でもなあ。産経新聞の記事によると,この夫婦別姓に関する内閣府による世論調査結果では,賛否の意見は拮抗しているというし,その5年前の同じ調査時よりは夫婦別姓反対の意見が5ポイント以上も増え,賛成が5ポイント以上も減っているようだぞ。それに,ある民間団体が平成13年に東京都内の中高生を対象に,自分の両親が別姓になったら『嫌だと思う』と答えた人が41.6%,『変な感じがする』と答えた人が24.8%で,こういう答えの人は全体の66.4%で約3分の2に達してる。新聞でも,この夫婦別姓の議論は,働く女性の利便性のみが指摘され,子どもの視点は見落とされがちになっていると総括されている。」
大久保「それでも新聞報道によると,千葉景子法務大臣と福島瑞穂少子化等担当大臣とが会談し,やはり夫婦別姓法案を来年の通常国会に提出する方針を確認し合ったということだ。」
西 郷「千葉景子という議員は筋金入りの死刑廃止論者だから,恐らくこの大臣の下では死刑執行署名がなされることはないだろうし,この点に関する刑事訴訟法の規定も骨抜きになるだろう。それに,福島瑞穂という議員は,約17年前には『生まない選択 子どもを持たない楽しさ』という本を書いている。こういう人がこともあろうに少子化担当の大臣なんて・・・。」
大久保「民主党はこれからもますますガンバルと思うぞ。永住外国人の地方参政権付与の法案提出に向けて動き出したようだし。」
西 郷「この問題こそ,今現在国民にアンケートをとったら,反対論の方が圧倒的に多いと思うぞ。マニフェスト,マニフェストとやかましくがなり立てている民主党も,この問題はどういう訳かマニフェストには記載していなかったと思う。それなのに,素早く中央突破しようとしている。それよりも公明党がこの法案を真っ先に出そうともしている。」
大久保「それと,あの『東アジア共同体』というのは一体何なのだ。どういう具体的な内容を持っているんだろう。関税障壁を完全になくすのか,自由に人が行き来できるようにしてしまうのか,通貨まで統一してしまうのか,はたまた主権の一部を委譲してしまうのか,よう分からんわ・・・。外交というのは,本当に国益と国益とのぶつかり合いだ。リアリズムを感じながら外交しないと。『友愛』だけではなぁ。交渉の相手方が微笑のかげで鎧をまとっていたりする。」
西 郷「それに国家戦略室か局かは一体どういう権限と役割をもっているんだろうか。早くも財務相は『予算編成権はあくまでも財務相にある!』なんて言って,担当大臣同士でいわば権限のさや当てみたいなことをしているし。行政刷新会議なんかもどういう権限と役割を担っているのかも分からないし・・・。民主党の議員だっていろいろなことを言っているくらいだから,よく準備されないまま,よく練られないままにスタートしてしまったというのが実情なんじゃないのか。」
大久保「ある月刊誌に面白いことが書いてあった。今度の総選挙では,自民党にお灸をすえるために多くの有権者は民主党に投票した,でも,これにより結局は有権者自身がお灸をすえられることになるとさ。ハッ,ハッ,ハッ。お前の腰と背中のお灸みたいだな。」
西 郷「とても笑えないよ。」

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