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弁護士ブログ

2009/11/09

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 合唱団の一員として,バッハの「マタイ受難曲」の上演,ついにやりました。

 

 その悲願の上演は,11月7日の土曜日の午後3時から,中京大学文化市民会館オーロラホールにおいて行われました。この日の朝は,緊張の中にもワクワクした期待感,高揚感もありました。まずは,その一日の動きをご報告いたします(今日は,いつもと違って,何故かですます調となっております)。

 

 自宅では,入念に持ち物チェックをいたしました。黒の蝶ネクタイを忘れたら様になりませんし,老眼用のメガネを忘れたら大切な楽譜も満足に読めなくなるからです。午前10時15分ころに自宅を出発し,近くのコンビニで昼食用のサンドウィッチと牛乳などを買って,タクシーで会場に向かいました。会場では,生まれて初めて「関係者用」の出入り口を通り,管理人さんに会釈をして楽屋に入りました。

 

 「楽屋」というものに入ったのは生まれて初めてだと思います。入り口以外は,概ねコの字型にずーっと棚机が続き,各自用の椅子と各自用のカガミが設置されておりました。午前11時20分ころからは,リハーサル室で発声練習が始まりました。この時は実際のステージ上と同じ配置で行われましたが,この時点ではまだ普段着です。

 

 この発声練習の時も,それまで約1年間にわたってずっと指導してくれた合唱指導の先生が担当してくれました。「よくぞ導いてくれました。」という感謝の気持ちが湧きました。これを確か約40分間行い,その後に楽屋で少し休憩した後,午後0時30分から約50分間,ステージでサウンドチェックが行われました。指揮者も,オーケストラも,ソリストも,合唱団も全員集合で,冒頭合唱曲,終曲の他に,指揮者の先生が少し気になる数か所のチェック,練習が行われました。

 

 午後1時30分少し過ぎには,各自楽屋に戻り,目の前のカガミに写った自分の姿と対面しながら,コンビニで買っておいたサンドウィッチと牛乳の昼食を取り,いよいよ着替えです。黒の略式礼服上下,白のシャツ,黒の靴下,黒の靴,黒の蝶ネクタイ。何しろ蝶ネクタイを身につけるのは初めての経験でしたから,礼服用の立った形のエリと,蝶ネクタイの位置関係がどうなるのかとまどい,年配の方にご指導を仰ぎました。着替えが終わって少し経ってから,リハーサル室で最後の発声練習が始まりました。この時点では,午後2時30分から会場で行われた指揮者によるプレトークが始まっていたと思います。入場時の楽譜の持ち方も指導がありました。いよいよ緊張してきました。みんなも真剣です。・・・・・・でも,楽しそうです。

 

 その後,入場に備えて,舞台の下手と上手に分かれ,第1コーラスと第2コーラスが舞台袖に整列しました。ああ・・・・・いよいよ,舞台に入場です。入場直前にモニターを見ましたら,我々合唱団の黒衣装に囲まれ,少年少女の白衣装が十字架のように浮かび上がる舞台演出がなされていたことに,この時はじめて気づきました。緊張し,さながら子羊のような姿で僕も舞台に入場しました(続く)。

2009/11/06

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 僕が心から愛してやまないバッハの「マタイ受難曲」。昨年の12月に,さながら子羊のような姿で合唱団のオーディションを受け,辛うじて合格。その後約11か月にわたってバスの一員として練習を重ねてきた。いよいよ明日の土曜日に晴れ舞台である。

 

 昨晩も,オーケストラ,ソリストなど,ほぼフルキャストで練習をしたし,今日は,午後2時30分ころからゲネプロ。ゲネプロという言葉は最近はじめて聞いたのだが,ドイツ語のゲネラール・プローベの略で,演奏会の間近に舞台上で行う最後の全体リハーサルのことである。緊張する。今までは気楽に観客席から鑑賞していたが,今度は柄にもなく舞台上である。

 

 でも,憧れのマタイ受難曲の演奏のごくごく一部でも担うことのできる幸せを感じるとともに,人生において極めて貴重な体験ができることに感謝している。練習の際に見せる指揮者,楽団員,ソリストの姿とパフォーマンスは,やはりプロである。凄いと思う。このような世界に経験の少ないアマチュアの僕が一瞬でも足を踏み入れることができようとは。本当にありがたいことである。

 

 それにしても,総譜(スコア)を見ながらの練習の渦中にあって,各パートの旋律とこれらの絶妙な融合,曲の全体構造のすばらしさ,敬虔な信仰心と深い精神性を痛切に感じ,つくづくバッハという音楽家の偉大さを思う。

 

 ・・・さてと,生まれて初めての黒の蝶ネクタイもそれ用のシャツも既にデパートで購入してきた。立ち座りの箇所やステージでのマナーも一応チェックした。緊張の中にもワクワクした精神の高揚感もある。明日は,自分なりに最高のパフォーマンスをしたい。

2009/11/04

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 マウリツィオ・ポリーニというイタリアのピアニストは,現在においても世界を代表する巨匠である。今までに2度,上野の東京文化会館でポリーニの生演奏を聴いたことがあるが,その音色の美しさ,正確無比なテクニック,楽曲解釈に対する納得性のいずれをとっても当代一流であると思う。

 

 僕がこれまでに聴いたポリーニの録音はというと,ショパンの練習曲集,前奏曲集,ピアノソナタ(第2番,第3番),ベートーヴェンのピアノソナタ集,ピアノ協奏曲などであったが,そういえば,何故バッハの録音がされないのか不思議に思っていた。彼がバッハの曲にどのような思い,考えをもっているのか,一度コメントを聞いてみたいとも思っていた。

 

 ところが,先日,昼食を済ませてCD店の中をブラブラしていたら,何と!・・・ポリーニの演奏するバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻のCD(ドイツグラモフォン)が販売されているではないか。昨年9月から今年の2月にかけてミュンヘンで録音されたもので,ポリーニのバッハ初録音だということである。あれほど待望したポリーニのバッハが聴けるのである。早速家に帰って聴いてみた。素晴らしいの一言である。相変わらずその音色は美しく柔らかであるし,テクニックも健在。僕は,気の利いたことも言えず,楽理的なことにも無知であるが,これだけは言えると思うのは,このバッハ演奏についてもポリーニの「真摯さ」が感じられるということである。第1番ハ長調のプレリュードを聴いた時は,美しい響きではあるが,テンポが思いのほか早いなと感じ,全体的に早めのテンポ設定なのかと危惧したが,第1番ハ長調のフーガを聴いて安心した。実に落ち着いた名演奏である。特に感動したのは,平均律の第1巻の中でもとりわけ僕の好きな,第8番変ホ短調のフーガ(3声),第24番ロ短調のプレリュードとフーガ(4声)であった。上手く言い表せないが,「天上的な美しさ」とでも言うべきであろうか。

 

 憧れのポリーニのバッハ演奏を聴くことができた。1960年に18歳の若さでショパン国際ピアノコンクールで優勝して以来,常に世界の注目と尊敬を集めてきたこのピアニストも,今年67歳である。ジャケットの写真を見ると,年輪と誠実な人柄を感じさせるとてもいい顔である。是非とも,平均律クラヴィーア曲集第2巻の録音も聴きたいものである。

2009/11/02

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 駅弁というのはとても美味しい。日本全国津々浦々,鉄道で旅行すれば美味しい駅弁に巡り会えるであろう。でも実は,自宅にいながらでも全国の美味しい駅弁を味わうこともできる。というのも,僕の自宅近くのスーパーでは,月に1,2回,主に日曜日が多いが「駅弁特集」をやってくれるのだ。これが秘かな愉しみなのである。

 

 この「駅弁特集」は,事前に新聞の折り込み広告でわかる。という訳で,日曜日の昼食はこの「駅弁特集」で販売される全国の駅弁にしたのだが,どれにしようかとても迷ってしまった。とりあえず,信越本線横川駅の「峠の釜めし」,石北本線網走駅の「網走名物かにいくら弁当」,北陸本線福井駅の「越前かにめし」の3つに絞り込んだ。でも3つも食べる訳にはいかないので,結局,熟慮に熟慮を重ね,「峠の釜めし」を選んだのである。

 

 配送の関係で午前11時以降しか店頭に並ばない。駅弁によっては,販売開始からほどなくして売り切れてしまうので,買いに行ってもらう場合には,第1志望から第3志望までメモしてもらっている。さてさて,この日の第1志望は「峠の釜めし」だったが,何とかありつくことができた(笑)。これはいつ食べても美味しい。味のしみ込んだしいたけが2枚,たけのこ,鶏肉,うずらの卵,その他具が一杯で,炊き込まれたご飯の味がまたいい。このお釜は実際に使えるのであろうか。一度自宅のコンロで試してみたい。

 

 それにしても,駅弁という文化に接するにつけても日本人に生まれて良かったなとしみじみ思う。このスーパーの「駅弁特集」は今後も是非続けていって欲しいし,食べ終わったたった今から次回が楽しみである。駅弁・・・,諸外国にこのような文化はあるのだろうか。わが日本の誇る駅弁文化は,この先もずっとずっと続いていって欲しいものである。

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