今日は膝をガクガクさせながらこのブログを書いている。とうとうスロートレーニングの実践段階に入ったのである。ここで,おさらいしておくと,これまでの僕の低体温に関する学術的研究の結果,低体温はいろいろな意味で健康によくないことが分かった。そして,この低体温状態を改善する方法としては,スロートレーニングによって,熱産生器官である筋肉を鍛えることが有効だと帰結するに至ったのである。
「スロトレ【完全版】・DVDレッスンつき」(石井直方・谷本道哉著,高橋書店)という本を買って,臆病な僕はまずは読んで研究してみた。それによると,スロートレーニングは,軽めの負荷でありながら重い負荷でトレーニングしたかのように筋肉をダマす,ちょっと「ずる賢い」テクニックであり,そのメカニズムと効果の高さは多くの研究論文で実証済みなんだそうな(同書12頁)。さらに詳しく引用すると,「スロトレの大原則は、筋肉に力を入れ続けながらゆっくりエクササイズすること。たとえばスクワットなら、スタート姿勢からゆっくり立ち上がりきる直前にまたゆっくりしゃがむようにし、つねに筋肉に力が入った状態を保ちます。こうして力を入れ続けながら動作をくり返すと、筋肉内の血流が制限され酸素不足に。こんな過酷な状態にさらされると、筋肉は高い負荷で激しい運動を錯覚して発達するのです。」(同書14頁)。
それに,これによって成長ホルモンがたくさん出るし,アドレナリン,ノルアドレナリンという体脂肪を分解してエネルギー源として消費されやすい形にしてくれる作用もあるそうだ。それに,これは毎日やる必要はなく,中1日でいいし,特に器具もいらず自宅で1セット20~25分くらいで完了だ。
そういう訳で,今朝から僕もスロートレーニングを開始し,今も膝がガクガクしている。このようにして,不肖元松も低体温解消のための飛翔を始め,空に向かって勇躍羽ばたいて行ったのである。