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弁護士ブログ

2010/03/12

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 早朝や夜は,やはりコートなしでは外は歩けない。寒の戻りというのであろうか。一度はもうコートはいらないなと思ったのに。雨が降ったり,寒が戻ったりしながらだんだんと春を迎えるのですね。

 

 さて,昨年8月末の衆議院議員総選挙で国民は民主党に308議席も与え,大勝させた。大いに期待をしていたのであろう。でも率直なところ,今ではみんなどう思っているのであろうか。もうそろそろ民主党の本質やこの党を構成する議員の資質,支持母体の究極目標などに気づいてもよさそうなのに。そして,鳩山由紀夫という人はそもそも総理大臣などになるべき人ではなかったということに,ぼちぼち,あるいは少なくともうすうす気づいているのではないか。

 

 この鳩山という人は,ついさきごろまでは朝鮮総連の指導下にある各種学校,朝鮮学校を高校授業料無償化の対象には含めないという趣旨のことを述べていたにもかかわらず,今度は一転してその対象に含める方向で検討するに至っている。このような学校内でどのような教育が行われているのかは,産経新聞の報道に詳しく書かれている。鳩山という人の「耐えられないほどの言葉の軽さ」である。言っていることがコロコロ変わるのである。また,この鳩山という人は,米軍海兵隊普天間基地移設問題を5月末までに解決すると豪語しているが,記者団からそれができなかったら退陣する覚悟があるかという質問に,「当然のことながら,一つ一つの政策の実現に向けて覚悟を持って臨む。当たり前の話だ。」と述べた。ところがその舌の根の乾かぬうちに,自民党の大島幹事長の同趣旨の質問,要求に対し,今度はこの鳩山という人は,「進退をかけるとか,野党の挑発に乗るつもりは全くない。」と答え,退陣や進退をかけるという意味ではないと事実上前言を翻している。所詮この人の「覚悟」とはその程度のものである。

 

 この人の言葉や行動の「ブレ」は今に始まったことではなく,もはや天性のものであろうし,いま正に佳境に入っており,宴たけなわなのではなかろうか。昨日の記者の質問に対してこの人は,「物質の本質は『揺らぎ』。多くの意見を聞いて大事にする過程で,揺らぎの中で本質を見極めていくのが宇宙の真理ではないか。」などと述べたという。このような「揺らぎ」の中で,現在の日本にとって安全保障上不可欠となっている同盟関係に取り返しのつかない事態が生じてしまったらどう責任を取るのか。「揺らぎ」などの科学用語で自己を正当化しているが,要するに定見がないだけだし,首相に要求される資質,能力がないだけなのである。余談だが,新聞報道によると,この人が公邸に引っ越す際にかかった公費の額は約700万円であり,歴代の首相の中でもダントツの金食い虫のようである(笑)。その仕事のしなさ振りといい,約9億円の母親からの「子ども手当」をめぐる脱税もどきといい,国益への反し振りといい,定見の無さといい,サッカーで言えばもはやレッドカード(退場)であろう。

2010/03/10

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 先日の奈良旅行の続きを書いてみたい。実は僕が泊まったホテルは,創業100年を迎えた老舗の奈良ホテルだった。本当に落ち着いた雰囲気で,古都奈良にふさわしい。

 

 これはすごくびっくりしたのだが,奈良ホテルの広間には,相対性理論で著名なあのアインシュタイン博士が弾いたピアノが展示されていた。実際にこのピアノを弾いているアインシュタイン博士の写真とともに。博士は,大正11年(1922年)11月17日から12月29日までの43日間,日本に滞在した。このうちの2日間(12月17日と18日)に奈良ホテルに宿泊したそうだ。フランスのマルセイユ港を出発し,神戸港に到着するまでに約40日も要する長旅。この航海途上でノーベル物理学賞受賞の報せを受け取ったそうだ。

 

 博士は,日本の各地を回り,日本人,日本の文化,日本の自然などに接し,日本の文化と国民性に深く共鳴された。アインシュタイン博士がのこした言葉に次のようなものがある(波田野毅著「世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰」18~24頁,ごま書房)。

 

「近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。一系の天皇を戴いていることが,今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界に一ヵ所ぐらいなくてはならないと考えていた。世界の未来は進むだけ進み,その間,幾度か争いは繰り返されて,最後の戦いに疲れるときが来る。そのとき人類は,まことの平和を求めて,世界的な盟主をあげなければならない。この世界の盟主なるものは,武力や金力ではなく,あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ。世界の文化はアジアに始まって,アジアに帰る。それには,アジアの高峰,日本に立ち戻らなければならない。我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国をつくっておいてくれたことを」

 

 アインシュタイン博士は,日本に旅する前には,「もし私が,日本という国を自分自身の目で見ることのできるこのチャンスを逃したならば,後悔してもしきれないというほかありません。」と述べていたそうだ。前掲の本の中から,さらに調子に乗ってアインシュタイン博士の発言を引用してみる。博士は日本に関して次のような言葉ものこされている。

 

「日本人のすばらしさは,きちんとした躾や心のやさしさにある。」
「日本人は,これまで知り合ったどの国の人よりも,うわべだけでなく,すべての物事に対して物静かで,控えめで,知的で,芸術好きで,思いやりがあってひじょうに感じがよい人たちです」
「この国に特有な感情のやさしさや,ヨーロッパ人よりもずっと優っていると思われる,同情心の強さ」
「日本の風光は美しい。日本の自然を洗っている光はことのほか美しい」
「日本は絵の国,詩の国であり,謙遜の美徳は,滞在中最も感銘をうけ忘れがたいものとなりました。」
「日本人以外にこれほど純粋な人間の心を持つ人はどこにもいない。この国を愛し,尊敬すべきである。」

 

 アインシュタイン博士は,40日を超える日本滞在を終え,12月29日に門司港から「榛名丸」に乗って日本を後にする際,ご夫妻とも,そして見送る人も,ともに涙を流して別れを惜しんだそうである。

2010/03/09

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 土曜,日曜と一泊二日で奈良旅行をしてきた。思えば,奈良に旅行するのは小学生の時の修学旅行以来である。到着の日の夜は,東大寺二月堂の「お水取り」を観た。

 

 この二月堂の修二会(しゅにえ)の夜の法会(ほうえ)のことを「お水取り」と呼んでいる。この「お水取り」を観たいと駆け付ける人は多いため,いい場所を確保してワクワクしながら約1時間ほどずっと立って待っていた。回りの人もじっと辛抱強くしていた。夜はやはり寒く,耳たぶも冷たかったので,耳たぶを耳の穴の中に入れるという例の癖もたびたび出た。

 

 この修二会(お水取り)というのは,一千二百有余年の間,一度も休むことなく法統連綿と今日まで受け継がれてきた。その目的は,われわれ人間の罪障を懺悔し,清浄な身体を得ることによって,自分が犯した悪業に対する報いである禍や災難を取り除き,幸福を招こうとするものであり,ひいては国家の安寧や国民全体の幸福を願うという主旨があるそうである。午後7時になったら,いよいよ始まった。次々と点火された大松明(おおたいまつ)が登廊し,二月堂の欄干に姿を現し,闇夜に大きな炎が勢いよく移動したり,火の粉が振りまかれる。一千二百数十年にわたってこの儀式が行われてきたのである。一言で表現すると,幽玄で幻想的な世界ということになろう。素晴らしかった。

 

 翌日は,東大寺,薬師寺,法隆寺などを観て回った。子どもの時に観た東大寺南大門の運慶,快慶作にかかる木造金剛力士立像があった。金堂には,かつて観た如意輪観音菩薩像などがあった。薬師寺には,西塔はそのままの姿だったが,東塔は改修工事中であった。金堂内には子どもの時に見て感動した薬師如来像,日光菩薩像,月光菩薩像などがそのままの姿であった。仏像を観ると心が落ち着くし,内省的になる。ヒマを見つけての仏像めぐりもいいものである。確か薬師寺だったと思うが,トイレは男性用は「善男」,女性用は「善女」という表示があったと思う。そして法隆寺。五重塔に金堂内の釈迦三尊像なども美しい。法隆寺ではもっといろいろと観たかったのだが,バスの集合時間が迫っていた。そこで法隆寺の夢殿と中宮寺とどっちにしようか迷ったが,やはり中宮寺のあの弥勒菩薩像は是非観ておきたいと思い,靴を脱いで上がり,正座して弥勒菩薩像をじっと眺めた。素晴らしいほほえみである。

 

 京都もいいけど,奈良も全く素晴らしい。710年の平城京遷都から今年で1300年となる。歴史の重みと深みを感じる。ただ,マスコットキャラクターの「せんとくん」については,小僧さんの頭の上にいきなり鹿の角が生えていて,最初はちょっとキモいかなとも思ったが,次第に慣れてきて,結構可愛いかな。でもビミョーだな(笑)。

2010/03/08

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 あのー,・・・月曜日の朝にしてはまあまあ上機嫌なんです。3月6日(土)のJリーグ開幕戦で名古屋グランパスがガンバ大阪を下し,勝利したからです。

 

 前にもこのブログで書いたけど,今年のグランパスはすごく良さげな選手補強をして,もうJリーグ屈指の戦力を誇るまでになっているから,とても期待しているのです。開幕戦に勝利して良いスタートを切ることはとても重要なんだけど,先の土曜日の開幕戦は別の意味で僕的にはとても重要だったのであります。そう,・・・相手がガンバ大阪だったからです。

 

 まずは,今年の元旦に行われた天皇杯決勝で,名古屋グランパスはガンバ大阪に1-4で屈辱的な大敗を喫しました。正月早々,とても悔しい思いをしたのであります。グランパスとしても,同じプロチームとして同じ相手に大切な試合で再び負けるわけにはいかなかったのよ。

 

 それに,僕はJリーグが始まった平成5年以来,ずっと名古屋グランパスを応援してきたけれど,同期入社のガンバ大阪にはとても苦手というか,複雑な印象を持っていました。というのも,名古屋グランパスはJリーグ発足以降,このガンバ大阪にいきなり9連敗くらいしたからです。なかなか勝てなかったのです。Jリーグの初めころの奇妙な現象は,名古屋グランパスと浦和レッズの間でも起こりました。浦和レッズは名古屋グランパスにはなかなか勝てなかったのです。そして今度は,ガンバ大阪はというと浦和レッズには戦績が悪かったのです。要するにこの3チームは下位の方で三つどもえの様相を呈していたのです。なお,名古屋グランパスの名誉のために言っておくと,ガンバ大阪には9連敗くらいしたにもかかわらず,現在では17勝22敗(引き分け数は忘れました)となっており,その後はかなり盛り返しております。

 

 その三つどもえのメンバーであった浦和レッズも,ガンバ大阪も年間王者に輝いたことが1度ずつあります。わが名古屋グランパスはというと,天皇杯こそ2度制覇してはいるものの,リーグ戦の年間優勝に輝いたことはありません。そういう訳で,今年こそリーグ優勝して欲しい訳です。ただし,第2節はこれまた優勝候補の一角となっている川崎フロンターレとの対戦ですから,これにも勝利すれば相当に勢いがつきます。開幕のガンバ大阪戦は,僕は奈良に旅行していたのでテレビで観ることができませんでした。だからグランパスがどんな試合をしたのかは分かりませんが,FWの玉田とケネディという,点を取るべき人がちゃんと取ったので良かったのではないかと思います。何よりも勝利というのがいいですね。名古屋グランパス,今年こそ頑張れー。

 

2010/03/04

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 自宅の近くの並木道には,早咲きの桜の木が並んでいるが,もう赤っぽい花が開き始めている。ソメイヨシノとは明らかに異なるが,この自宅近くの桜も美しい。この並木道の桜は毎年早めの開花なのだ。去年もこのブログでそのことに触れた記憶があるが,あれからもう1年が経ってしまった。そういえば,つい先頃正月のお雑煮を食べたと思ったら,もう3月である。本当に早いものである。こんな風にして歳をとっていくのね(笑)。

 

 このブログは決して政治ブログなどではなく,単に日々思いついたことを書くだけのブログである。でもどうしても最近の政治の流れには不満がある。1週間のうちに2度も「つける薬がない」シリーズでやっちゃうと政治ブログみたいになるので,今日は違うタイトルにした。

 

 ジャイアンツファンの僕がとっている読売新聞の報道によると,大地震で倒壊の恐れがあるとして全国の自治体が来年度中に着工予定だった公立小中学校など約5000棟の耐震化工事に関し,民主党政権によって文部科学省の関連予算が約63パーセントも削減されたということだ。なぜかというと,民主党政権が掲げた「高校授業料の実質無償化」で約3933億円の予算が必要になり,そのしわ寄せを受けたためだ。この削減額は約2800棟の耐震化工事額に相当するという。くだんの「高校授業料実質無償化」については,所得制限もなしになされるそうだし,結局は,パチンコ代に消える可能性もある「子ども手当」と同様,将来はこども達の財政負担になるバラマキ政策である。お父さんやお母さんが一生懸命に働いて,苦労して子ども達を高校に進学させてあげるからこそ,こども達はこれまた一生懸命に勉強をするという構図でなければならない。

 

 鳩山由紀夫という人は,施政方針演説で,いきなり「いのちを,守りたい。いのちを守りたいと,願うのです。」と述べた。僕はこの映像を見て,一瞬凍り付いた(なお,その後の演説内容でこの人が,5年間で約9億円の『子ども手当』を受領しながら脱税という結果を招来していたにもかかわらず,『労働なき富』に言及した時は,さらに凍り付き,凍死しそうになった)。いのちを守りたいというならば,バラマキなどは止めて,大地震で倒壊の恐れのある公立小中学校の耐震化工事を実施しなさいっ!この小中学校の耐震化工事というのは,震度6強の地震で倒壊する恐れがあると診断された学校施設が補助対象となっている。文部科学省によると,学校施設の耐震化率は今年4月でまだ67パーセント程度であり,工事が必要となっている施設は約2万5000棟に上るということである。

 

 それにしても,しみじみ思うのだが,「子ども手当」にしても「高校授業料実質無償化」にしても,金銭の給付だったり,金銭支出の免除だったりして,あくまでも金銭の問題に帰着する。一方,小学生から高校生に施される教育の内容自体に言及されることがあまりない。再三言うように,資源の乏しい日本は人こそ資源なのであるから,本当に重要なのは,教育の中身なのだと思う。これについては言いたいことが山ほどあるが,今日はこれくらいにしとくわ(笑)。本来の仕事もあるし(爆笑)。

2010/03/03

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 何気なくヤフーのニュースを見ていたら,タレントのビートたけしさんが審査委員長を務めるある大賞授与で,読売巨人軍の長嶋茂雄名誉監督に「東スポ50周年特別賞」を授与することになったそうである。東京スポーツの創刊第1号の第1面を飾ったのが読売巨人軍の長嶋選手だったということで,その当時の長嶋選手の活躍振りは昭和生まれの人だったら誰でも知っているだろう。

 

 たけしさんは,その授与式において,長嶋さんを前にして表彰状を読むときに泣きそうになったそうだ。たけしさんによると,「(会うのは)7~8年ぶり。長嶋さんの前だとしゃべれなくなる。・・・・・今日は(自分が長嶋さんに)よく表彰状を読めたと思う。泣きそうになった。」とのことである。そういう気持ちは分かるような気がする。長嶋選手といえば不世出の名選手であり,国民的な英雄であった。少年にも限りない勇気と希望を与えてくれた。幼く,若かった僕も勇気を与えられたその一人である。一方,たけしさんだって,芸能人としても映画監督としても評価され,今や押しも押されぬ存在となっている。そういう人でも,泣きそうになるというのは,やはり昭和のメンタリティーだね。とてもほのぼのとしてきた。

 

 その授与式で,たけしさんが長嶋さんとのエピソードを紹介した。このエピソードは僕も前にも聞いたことがあったが,面白いので若干の脚色を加えながら会話風に再現すると(状況としては,たけしさんがある事件を起こして謹慎し,精神的に凹んでいるとき),

長 嶋「たけしさん,ゴルフでも一緒にどうですか?」
たけし「・・・エッ,はいっ,ありがとうございます。うかがいます。」
長 嶋「(約束の日にゴルフ場で)やぁ。」
たけし「(震えながら直立不動で)た,たけしです。」
長 嶋「たけしさん,ゴルフですか。どなたとですか?」
たけし「・・・・・・」

 

 でも,長嶋さんって,本当に好きである(笑)。
         

2010/03/02

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 毎朝歩いて通勤していると,たまに鳩と雀がそれぞれ数匹ずつ仲良く何かをついばみながら集まっているのを見かける。可愛いし,無邪気だなあと思う。思わず足を止めてしまうのだ。こういう小さな可愛らしい動物も,いつも人間と共存し,いつも生活の中に登場してくれるような良好な環境を維持していかなければならない。

 

 ところでこの国は,現在のところ鳩と名の付く人が,何とまあ総理大臣までやってしまっている。この人の今までの無定見かつ軽い言動を見ていると,この鳩と名の付く人が自ら何かを発言しても,3歩ほど歩いたらもうその発言自体を忘れているという極めて特殊な能力を持っていると思わせる。類い希である。

 

 一方,この人が国益を害してまでそれとの連立維持を図ろうとしている社民党という政党は,もうどうしようもない。この政党は,米軍海兵隊普天間基地移設問題で,相当に的外れな考え方に基づいて行動している。一言で言うと,安全保障(国防)のために必要な基地を,あたかもゴミ処理場などの嫌忌施設か何かのように考えているフシがある。この移設問題が10数年にわたって検討に検討が重ねられてきたのは,確かに普天間地区の危険を除去するためである。しかし,社民党が当初あれだけ固執していたグアムに米軍海兵隊が将来全部移転してしまったら,日本一国で有事に対応できるのであろうか。今ある普天間基地の機能をもった施設が完全に国外に移転してしまったら,有事即応の体制がとれるのだろうか。フィリピンのクラーク空軍基地とスービック海軍基地から米軍が全面的に撤退した直後に,中国が「領海法」を公布してフィリピンらがその領有権を主張していた南沙諸島を実効支配し始めた現実を知っているのか。グアムの現地の首長から,社民党の主張するような移設は無理だと言われ,ようやくこの社民党も現在では国内案をアチコチ主張し始めたが,非現実的なものばかりであろう。要するに,安全保障(国防)の実効性を確保しつつ,普天間地区の危険性を除去する現行案のような現実的な案に落ち着かざるを得ないのである。

 

 それにしても,民主党がマニフェストには書いていなかった「永住外国人地方参政権付与法案」,「選択的夫婦別姓法案」などについて,とりわけ熱心に推進しているのが社民党の福島みずほという党首だし,千葉景子という法務大臣である。この千葉という人も元はといえば社民党出身である。「永住外国人地方参政権付与法案」については国民の相当多くが反対であると思われるし,「選択的夫婦別姓法案」についても国民の半分ほどは反対していると思われる。それなのに,この両案とも,マスコミなどを通じて国民的な議論がなされたのであろうか。それに民主党内でも綿密な議論がなされたフシはない。というのも,小沢幹事長が韓国訪問の際,「永住外国人地方参政権付与法案」を通すことを韓国に半ば「公約」したことからも分かるとおり,同党の首脳陣が挙って賛成派だからであろう。

 

 民主党はこれらの法案については,その政策集(インデックス)には書いてあったのに,マニフェストからは外した。ことさら外したという印象が強く,国民的合意が得られないことを知っていたからであろう。そのことを知っているからこそ,衆議院に300を超える議席を得たことをいいことに,予算成立後にドサクサに紛れてごり押しで成立させてしまえという構えだったのだろう。「永住外国人地方参政権付与法案」については,亀井静香大臣の反対などで何とか政府提出としての形式は断念したかのようだが,今度は民主党参議院議員の川上義博らが中心となっての議員立法が企図されているようだ。

 

 「選択的夫婦別姓法案」については現実に提出される可能性が高いと言われている。アンケートによると,これについても国民の約半分は反対しているというのに。この法案の賛成者らの論拠は,いずれも説得力がない。婚姻の時はいいとしても,現実に子供が生まれた時,どちらの姓を名乗らせるかについて夫婦間で円満に合意に達するのであろうか。その時点で揉めてしまい,夫婦の心の奥底ではその問題がわだかまりとならないであろうか。夫婦別姓制度を採用している国では,離婚率の高さが指摘されている。家庭,家族の一体性が損なわれる。子供はいい迷惑である。

 

 いやー,この政権は実に恐ろしい。

2010/03/01

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 先日,ある会合で割と長いスピーチを2つほど聞かされた。講演だったらともかく,スピーチなんだから,簡潔明瞭で何か一つ聞き手の心に残るものを与えてくれればいい。しかしながら,その時のスピーチは何やら長いだけでなく,一人は一つの文章の中に何度も「エー」を入れて聞きづらかったし,もう一人は一つの文章の中に何度も「まァ」を入れてこれまた聞きづらかった。

 

 これは癖の中でも,口癖というやつだろうが,確かに無くて七癖というように人にはいくつか癖というものはあるだろう。これは癖と言えるかどうか判らないが,あかねちゃんという僕の娘は,風呂に入っている時に,EXILEの歌などを大きな声で歌っていることが多い。またうちのかみさんは,何かに集中しているような時には,右斜め後方あたりの髪の毛を右手で何やら揉みしだくような仕草を何度も繰り返す癖がある。

 

 そういう僕にも癖はある。ひとつ思い浮かぶのは,耳たぶを耳の穴の中に入れるという,とても奇妙な癖がある。これは季節限定で,主として冬などの寒い時期に出現する癖である。この癖は比較的若いころから発現し,その歴史は長い。その癖の歴史的沿革というか,目的は何なのかについて考察してみる。耳たぶというのは一般的に人間の身体の部位の中でも最も冷たい部位である。やけどをした時などに耳たぶを触るように。寒い時期の耳たぶはとても冷たくて可哀想だとの配慮から,少しでも暖かくしてあげようと耳の穴の中に入れて耳の穴の暖かい温度を伝達してやろうという目的があったのではないか。あるいは,耳たぶのことを思ってというよりも,冷たい耳たぶを耳の穴の中に入れると,ひんやりとして気持ちいいものである。だから,自己の快楽の追求という目的があったのかもしれない。あるいは,その両者だったのかもしれない。いずれにしても,この癖は今も直らない。

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