あーーっ,肩と首がこる。いつもこういう傾向にある。しかも梅雨時で何かしら精神的な停滞感がある。・・・・・・そうだっ,こういうときはマッサージを受けるに限る。そう,マッサージは実にいい。
事務所から歩いて6,7分くらいの所にある行きつけのお店に電話すれば,たいていは思い立ったそのときに予約を入れてくれる。この店に通い始めた頃は,施術前に「どこか,お疲れの所はありますか。」と聞かれ,僕は決まって「首と肩がこってます。」と答えていた。最近では特に僕が言わなくても「首と肩ですね。」と言われてしまうようになった。くどいようだが,あーっ,マッサージはいい。
マッサージの語源は,ギリシャ語のマッシー(揉む),アラビア語のマス(押す),ヘブライ語の「触る」,ラテン語の「手」などの言葉のようである。施術してもらっていると,静脈系の血液循環,リンパの循環が改善される。ポカポカしてくるし,いかにも血液やリンパ液の循環が改善されたように感じるし,何よりも元気になる。施術してくれる人の手は「神の手」のように思えてくるのである。
それはそうと,サッカーのワールドカップをテレビ観戦していると,やはり世界的に活躍している選手のレベルは凄いなと思う。Jリーグの試合とは格段の差がある。スピード,スキル,スリル,スペクタクル・・・。ただ,ブラジル対コートジボアール戦で,ブラジル代表のFWのルイス・ファビアーノの上げた2点目はいただけない。あれはハンドの反則によるものではないか。そのシーンをリプレイで何度見てもそのように思う。これについて本人は,「あれは『聖なる手』が助けてくれました。わたしの人生の中でもとてもいいゴールだったと思う。」とコメントしている。似たようなことは,1986年メキシコ大会で,アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナがイングランド戦でハンドによる得点を決め,「神の手」ゴールなどと呼ばれたことがある。
でもねぇ,こういったゴールは「聖なる手」や「神の手」によるものとは言い難いと思いますよ。ましてや「わたしの人生の中でもとてもいいゴールだったと思う。」とのコメントには辟易した。武士道精神の日本人には,こういうコメントができるというメンタリティーはないと思う。