サッカー日本代表,デンマーク戦の快勝,そして決勝トーナメント進出決定,おめでとう!
このゲームでは日本は3得点したが,いずれも素晴らしい点の取り方だった。初めの2得点はいずれもセットプレーからのものだったけど,MF本田だけでなく,状況やコースに応じてMF遠藤という選択肢の幅があることも分かった。いずれも見事なフリーキックだった。そして何よりも圧巻だったのは,3点目。普通はペナルティーエリア内に入ったら功を焦ってやみくもにシュートしがちになるものであるが,本田は相手選手を十分に引きつけておいて,これを翻弄するかのように冷静にFW岡崎に華麗なパス。岡崎は難なくこれを決めた。見事なプレーであった。こういうプレーは,状況判断の良さと視野の広さ,スキルの高さを備えていなければできない。
本当は,開幕前の日本代表の連戦連敗ぶりを見ていて,そして岡田監督の戦術上の迷いなどが露呈していて,正直言って期待はしていなかった。でも,初戦のカメルーン戦での4-5-1システムが機能し,あとは基本的には本田のワントップで,順次1・5列目からの飛び出しをしていく,積極的なサイド攻撃も多用するなどしてうまくいくようになった。オランダ戦も善戦と言えるし,選手間でもだんだんと自信が自信をよぶようになったのではないだろうか。
あと,君が代をほぼ全員が歌っているのもいい。でも,もう少し元気よく歌って欲しい。外国の選手の中には思いっきり音痴だけどすごく元気よく,誇らしそうに,無邪気に歌っている選手がいるように,日本代表もそうして欲しい。君が代が流れるとじーんときてしまう。
さて,決勝トーナメント初戦の相手はパラグアイである。したたかでハングリー精神に溢れていそうである。パラグアイという国は人口は635万人くらいで,わが愛知県の人口よりも約100万人くらい少ないし,経済的には南米でも最も貧しい国の一つのようだ。それだけにハングリー精神に溢れ,今大会の南米予選ではブラジルやアルゼンチンを破った試合もあるそうだ。強い。でも,今の日本代表ならば試合ごとに自信をつけていそうであり,29日もきっといい試合をしてくれるであろう。
あっ,そうそう,もうそろそろお中元の品を選ばなければ・・・。