日本人が海外に留学などをした際,自分が属する日本という国の歴史や文化について,割りと正確にしかも自信をもって説明できているだろうか。残念ながらこれについては僕は悲観している。というのも,今の日本の学校教育では,歴史を学ぶ時間が絶対的に不足しているし,仮に歴史を学ぶ時間が少しばかり割り振られていたとしても,その内容は「東京裁判史観」に基づく戦勝国から押しつけられた歪んだ歴史観であったり,「近隣諸国条項」に配慮した卑屈なものであったりする内容だからである。さらに,ご家庭で父親などが子に日本の歴史や文化などについて話すなどといったことも果たしてなされているのかという疑問もあるし・・・。残念なことだけど。
以前にもこのブログで紹介したことがあったが,若狭和朋という人が書いた「日本人が知ってはならない歴史」,「続・日本人が知ってはならない歴史」,「日本人が知ってはならない歴史・戦後編」という三部作を読み返している。大変参考になる。日本人の大人なら,一度は読んでもバチは当たらないと思う。本当に。
WGIPという言葉をご存知だろうか。これは,ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの略で,大東亜戦争は日本が仕掛けた人類に対する犯罪行為であったという原罪感を頭脳に植え付け,日本古来の精神文化(よい面)を奪ってしまうというプログラムである。現状では,今でもこのプログラムを施した結果は成功という形で残存しており,日本は精神的には立ち上がれないでいる。日本がまともな国になっていくには,何よりもこれを構成する日本人の認識自体が極めて重要な意味を有している。「歴史力」という言葉は評論家の櫻井よしこさんの造語だが,歴史力を磨く必要があるのではないだろうか。小・中・高校生にそれを磨く機会を与えるような良いテレビ番組がないかなと思う。
そして,その正しい歴史を学ぶことを前提とした番組にプラスして,時には小・中・高校生も「息抜き」の機会が欲しいのだろうと思う。そういう時には,テレビ東京系列の「ピラメキーノ」という番組がお勧めである。何となくであるが企画が面白い。「ダルい時に使おうだるだるEnglish」とか「おんなごころ!おかあさんといっしょ」などはどことなく面白い。「ダルい時・・・」のダルさんは若いのにあの体型。何とか食生活などを改善しないと成人病になってしまうだろう。このままだと成人病の「当選確実」というやつである(笑)。あとは,「・・・明日のピラメキーノ占い」も,星座ごとに幸運度のランキングが出るが,それぞれの星座にも男子と女子がいるにもかかわらず,男女いっしょくたで同じ順位であるところが面白い(笑)。
ただ,こういう面白い番組も,あくまでもこどもたちは正しい歴史観を持っているということが前提であるべきである。