昨年の8月30日に第45回衆議院議員選挙(総選挙)が実施され,あろうことか民主党が308議席も確保し,政権交代となった。僕はこのブログで,慚愧にたえない思いをぶちまけた。あれからもう1年が経つのである。その後ほどなくして,自由民主党の中川昭一というかけがえのない国士を失った。本当に涙がでた。民主党が政権の座についてからのこの1年,みなさんどうでしたかしら?・・・・・
「民主党 やらせてみれば この始末」(爆笑)
名句である。鳩山という人の羽毛よりも軽い言動と噴飯物の考え方,国際社会から一身に浴びた軽蔑のまなざし,みなさん覚えてますよね。小沢一郎という人は,この鳩山という人と共に,約3か月ほど前に政治とカネの問題,支持率低下,参議院選挙乗り切りのために引責的に辞任したばかりです。3か月前と何か事情が変わったでしょうか。民主党参議院議員会長の輿石東という人も,日教組及びその傘下の山梨県教職員組合を支持基盤とする組織内候補だから自ずとその反日的思想は推して知るべしだし,容貌的にはネズミですよね。昨日のニュースを見ていたら,議員会館内の一室で中央に輿石東,向かって左に小沢一郎,向かって右に鳩山由紀夫が座っておりました。こういうシーンを見せられてこの国の将来に希望が持てるでしょうか。民主党という政党は,相変わらずこういった面々が牛耳っているのです。
他方,菅直人という人は首相になって国家,国民のためになることを何かやりましたか(得意の反語的表現)?着任早々に内閣支持率がアップしたことに乗じて,宮崎の口蹄疫問題対策もそこそこに「今だ!」とばかりに参議院議員選挙の方を優先しました。円高・株安対策も後手後手です。「最小不幸社会」を目指すとして,何ら有効かつ実現可能な成長戦略もありません。何よりこの人は,松下圭一の「市民自治の憲法理論」(岩波新書)で展開された論を信奉していることからもわかるように,「プロ市民」による政治活動を積極的に展開し,徐々に国という形をなくす方向性を目指しています。これ加えて,仙石由人や枝野幸男らの学生運動時代から思考そのものが停止してしまった反日左翼が跋扈している状況も背筋が凍ります。
この1年どうでしたかしら?・・・衆愚政治に堕することがないよう,もうこの辺りで国民の一人一人が,民主党というのはどういう政党なのか,どんなメンバー(セクト)で構成されているのか,どんな力学で動いているのか,どんな政策を実行しようとしているのか,民主党が推進する政策を実現していくと国や家族,地域社会がどんな形になるのか,などを真剣に勉強すべき時期に来ているのではないでしょうか。
それにしても,あっという間の1年でした。昨年の総選挙ショックからもう1年が経ってしまいました。本当に月日が経つのは早いものです。今日はもうこの辺で仕事に戻ることにします(笑)。