昨日の日曜日は,疲れ果てて一日中寝たきりになっていた。自業自得なのかもしれないが,この夏の真っ盛りに1泊2プレイのゴルフ旅行に出かけたのである。行き先は岐阜の荘川高原である。そりゃ,名古屋よりは気温は低いとはいっても,真夏は真夏である。2日連続のラウンドは初老の身には大変こたえる。昔なんか,3日連続だって平気だったのに・・・。
スコアの方は不満足な水準ではあったが,それなりに安定していた。ひところの絶不調の状態に比べれば良くなりつつある。ドライバーに復調傾向があり,あとはアイアンショットの際の力みに注意しなければならない・・・毎度のことだけど(笑)。
荘川高原の夜はもちろん一杯やった。野菜もたくさん食べたが,肉も食べた。肉と言えば,食した順に言うと,熊,猪,牛,兎となる。貴重な食の体験であった。(いのちを)いただきました。合掌。
さて,父親が遊びほうけている最中に,我が家では可愛い娘のあかねちゃんが,かわいそうに部活でケガをしてしまった。彼女は部活でソフトボールをやっており,金曜日はその試合だった。あかねちゃんは見事に3塁打を放ち,3塁の走者だった。次の打者が投手の方向へ高いバウンドのゴロを打った。あかねちゃんとしては,そのゴロは投手の上を越えていくだろうと判断し,果敢に本塁を狙った。ところが投手がジャンプしてそのゴロを捕球し,本塁に投げたため,あかねちゃんは3塁と本塁の間にはさまれ3塁に帰塁しようとして頭から滑り込んだのだ。父親似で無茶なところがある(笑)。あかねちゃんは頭から滑り込んだ際に,3塁カバーに入った相手選手の膝に自分の右顔面をぶつけてしまったのである。
かわいそうに・・・。あかねちゃんはすぐに病院へ行き,眼科で精密検査を受けた。幸い眼には異常はなかったが,右目の回りが四谷怪談のお岩さんのように腫れ上がってしまったのである。僕は土曜日の夕方にゴルフから帰った際に,一部始終を聞かされ,お岩さんことあかねちゃんの顔を見たのである。かわいそうに・・・。
でも,こういうケガは日にち薬である。「もとの可愛い顔にだんだん戻っていくんだから,毎日楽しみでしょう?」などと言って励ましている。
宮崎の口蹄疫問題は猖獗を極めたが,幸いにしてようやく非常事態宣言が解除された。民主党政権の極めて杜撰な初期対応には本当に呆れかえるが,とにかく非常事態宣言が解除され本当によかったと思う。
それにしても,この問題で現地に派遣された自衛隊員の奮闘,努力,甚大な貢献ぶりをマスコミはなぜ大きくは報道しないのであろうか。法律上獣医師にしかできない殺処分以外の作業は,彼ら自衛隊員はほぼ全てをやってくれたのだ。埋却用の穴掘り,死んだ家畜の運搬,処分場への家畜の追い込みなどである。休憩や食事なども農場内で防護服を着たままだったそうだ。本来の迷彩服の上に防護服である。この炎天下である。その暑さは想像を絶するであろう。そして土砂降りの中でも黙々と作業に従事した。本当に頭の下がる思いである。感謝である。
自衛隊員の献身的な作業振りは,阪神・淡路大震災の際も語り継がれているし,平成19年の新潟県中越沖地震の際の自衛隊の奮闘努力もすごかった。その撤収式における模様はユーチューブなどにアップされているが,その地元民からの感謝の言葉を聞くにつけても感動的なものがある。どうしてマスコミはそのような報道に消極的なのであろうか。もっと素直に感謝の気持ちを表し,彼らには絶えず高いモチベーションと世界に誇る練度の高さを維持してもらいたいのである。
もっと言いたいことは山ほどあるが,今日はこれから出かけなければならないのでこれくらいにしておく(笑)。
日本人が海外に留学などをした際,自分が属する日本という国の歴史や文化について,割りと正確にしかも自信をもって説明できているだろうか。残念ながらこれについては僕は悲観している。というのも,今の日本の学校教育では,歴史を学ぶ時間が絶対的に不足しているし,仮に歴史を学ぶ時間が少しばかり割り振られていたとしても,その内容は「東京裁判史観」に基づく戦勝国から押しつけられた歪んだ歴史観であったり,「近隣諸国条項」に配慮した卑屈なものであったりする内容だからである。さらに,ご家庭で父親などが子に日本の歴史や文化などについて話すなどといったことも果たしてなされているのかという疑問もあるし・・・。残念なことだけど。
以前にもこのブログで紹介したことがあったが,若狭和朋という人が書いた「日本人が知ってはならない歴史」,「続・日本人が知ってはならない歴史」,「日本人が知ってはならない歴史・戦後編」という三部作を読み返している。大変参考になる。日本人の大人なら,一度は読んでもバチは当たらないと思う。本当に。
WGIPという言葉をご存知だろうか。これは,ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの略で,大東亜戦争は日本が仕掛けた人類に対する犯罪行為であったという原罪感を頭脳に植え付け,日本古来の精神文化(よい面)を奪ってしまうというプログラムである。現状では,今でもこのプログラムを施した結果は成功という形で残存しており,日本は精神的には立ち上がれないでいる。日本がまともな国になっていくには,何よりもこれを構成する日本人の認識自体が極めて重要な意味を有している。「歴史力」という言葉は評論家の櫻井よしこさんの造語だが,歴史力を磨く必要があるのではないだろうか。小・中・高校生にそれを磨く機会を与えるような良いテレビ番組がないかなと思う。
そして,その正しい歴史を学ぶことを前提とした番組にプラスして,時には小・中・高校生も「息抜き」の機会が欲しいのだろうと思う。そういう時には,テレビ東京系列の「ピラメキーノ」という番組がお勧めである。何となくであるが企画が面白い。「ダルい時に使おうだるだるEnglish」とか「おんなごころ!おかあさんといっしょ」などはどことなく面白い。「ダルい時・・・」のダルさんは若いのにあの体型。何とか食生活などを改善しないと成人病になってしまうだろう。このままだと成人病の「当選確実」というやつである(笑)。あとは,「・・・明日のピラメキーノ占い」も,星座ごとに幸運度のランキングが出るが,それぞれの星座にも男子と女子がいるにもかかわらず,男女いっしょくたで同じ順位であるところが面白い(笑)。
ただ,こういう面白い番組も,あくまでもこどもたちは正しい歴史観を持っているということが前提であるべきである。
うちのカミさんは,テレビドラマ好きであるが,とりわけサスペンスものが大好きである。「サスペンス見るのが生き甲斐」などと言っては,僕や娘のあかねちゃんを困惑させている。日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場の放送が打ち切りとなった時などは,心身共に相当に落ち込んでいた。でもうちのカミさんは,今でもテレビドラマ,とりわけサスペンスものは,アイロンをかけたりしながらよく見ている。
ドラマなどを見ているカミさんは,とても表情豊かである。例えば,ヒロインなどが意地悪な登場人物から極めて理不尽な仕打ちを受けているシーンなどでは,すごくシリアスな,時には鬼気迫る表情を見せる。その意地悪な登場人物に対して露骨な憎悪の念を示す表情と,ヒロインに対する心からの同情。また,ヒロインが慰められたり,元気を出すように励まされたりしているようなシーンでは,うちのカミさんもヒロインのうなづきに合わせて自分もうなづく。別にうなづいてくれと頼まれてもいないのに(笑)。あれっ?何か静かだなと気づいた時には,静かにもらい泣きをなさっている(笑)。
このように,ドラマ(特にサスペンスもの)を見ているカミさんは,夏の天気のようにドラマの場面,場面に応じて的確にその表情を変えていく。実は僕は,ドラマそのものよりもカミさんの無警戒かつ豊かな表情の変化の方を面白いと感じることがある。
僕が二階で寝転がって読書をし,カミさんが一階の居間でテレビを見ている時,居間の方からカミさんの笑い声が聞こえた。あれ?娘のあかねちゃんが外出先から帰って来たのかなと思って確認してみると,カミさん以外誰もいない。彼女はテレビを見ながら一人で笑っていたのである。カミさんがテレビを見ながら一人で笑うのは日常茶飯の事である。情操豊かな人なのだ。微笑ましいとさえ思っている。彼女は干支がねずみであるように,マメに家事にいそしんでいるのだから,サスペンスなどを見てストレスを発散することはとても良いことなのではないかと思う。