傲岸不遜という言葉の意味を国語辞典で調べてみると,「自分を偉い人間と考えて、相手を見下した態度をとるさま。」と書かれている。
仙谷由人という官房長官の国会答弁やプレス対応を見ていると,正に傲岸不遜という言葉がピッタリである。政府参考人として呼ばれて発言した現職官僚が,菅内閣の天下り対策に批判的な発言をしたことから,この仙谷という者は,自分に向けられた質問とそれとは全く関連がなかったにもかかわらず,「彼の将来が傷つき残念だ」と述べ,当該官僚に対して将来何らかの人事権を発動するかのような恫喝をした。また,自民党の丸山和也議員から,尖閣諸島付近で発生した中国漁船衝突事件で船長を釈放したことについて,仙谷がアジア太平洋経済協力会議(APEC)に対する影響を恐れた旨の発言をしたことを暴露された際,「健忘症にかかったか、今暴露された会話の記憶はない。」ととぼけた。「健忘症」などという言い訳を平気でするのである。この仙谷という人間の国会答弁やプレス対応での態度を見ていると,この人間は,自分以外は全員バカに見えて仕方がないといった驕り高ぶった感じである。
この仙谷という人間は,中国のあの殺戮と粛清の文化大革命をあたかも積極的に評価しているかのような全くばかげた発言も繰り返しているし,さきほどの丸山議員との会話の中でも「中国への属国化は今にはじまったことではない」と述べ,唯々諾々として今後も中国に膝を屈していくのはやむを得ないかのような発言をしたことが暴露されている。しかも今年8月に発表された歴史の汚点となるような「菅談話」なるものを官邸で主導したのもこの男だといわれている。さらには東京裁判史観,自虐史観そのものを金科玉条のごとく堅持し,日本という国を貶めている。私が一番腹に据えかね,憂うのは,学生運動の闘士であった反日左翼のこの男が,確信的に官邸を牛耳り,ことごとく国益を損じているこの現状である。