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弁護士ブログ

2010/10/08

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 昨日は東京出張であった。僕の東京出張ネタはいつも同じだなと思われるだろうけど,昨日の出来事について書いてみたい。

 

 午前8時10分発の新幹線のぞみで東京へ。10時少し前に東京駅に着いた後は,東京地方裁判所へ向かうために,地下鉄丸の内線で霞ヶ関へ向かおうとしたところ,乗り換え口で外に出られないことに気付いた。新幹線の改札口でチケットを取り忘れていたのだ。外に出してもらおうと,僕は若い駅員さんに事情を話した。少し嫌みな対応ではあったが,何とか外に出してもらえた。

 

 東京地方裁判所での用事は,最終的には午前11時40分ころに終了。その他には東京での用事はない。お昼少し前に解放されるという理想的な時間運びだったため,僕は迷わず当然のように,旭川ラーメン「番外地」に直行し,これまた当然のように塩バターコーンラーメンを注文した。相変わらず美味しい。食べながらつくづく思ったのは,「何とか生きていれば,こういうご褒美があるんだなー。」ということだった。混み合っている店だから当然に「ご相席」となるが,常連客と思しき人ばかりで,どの人も本当に美味しそうに食べている。昔は「へぃ,いらっしゃい,何にしましょう。」との決まり文句で注文を聞いていた特徴のある声のお兄さんは,もう接客はしていないようであったが,厨房の奥からはその懐かしい声が聞こえてきたので,彼はいよいよラーメン作りを任されるまでになったのであろう。

 

 その後は,迷いに迷ったが,結局は魔が差して「鈴本演芸場」の方へ足が向いてしまった。三遊亭歌武蔵という落語家の名前は初めて聞いたが,どうやら昔は相撲取りだったらしく,元横綱武蔵丸の兄弟子だったということである。顔は大リーガーの松井秀喜に似ており,体重は128キログラムで,珍しいことに現役時代より太ったらしい。でも話は非常に面白い。腹を抱えて笑ってしまった。この人は古典落語というより,相撲ネタなどを中心に現代ネタで勝負していくのだろうが,話術が巧みで人を笑わせる才能が豊かであると思った。僕の近くにいたご婦人(かなりの美人)も,思わず声を上げて笑っておられ,美人というのはその笑い声まで美しいなと妙に感心した。漫才のすず風にゃん子・金魚もおもしろかった。彼女らの芸を見るのはこれで2回目であり,金魚の方のゴリラの真似などは,もう完全に女というものを捨てているかのようであるし,名人芸とも呼べるものである。落語の林家しん平の時は,のどが渇いてきたこともあるし,お茶を飲みながら外のイスに腰掛けて聞いていた。彼の甲高い声や語り口は少しばかり苦手である。いずれにしても,最近笑ってないな,笑いたいなと思ったら,たまには落語などもいい。

 

 帰りの新幹線の車中では,いつものとおり崎陽軒のシウマイ弁当とエビスビールであった。返す返すも残念だったのは,3つくらい離れた座席に座っていた外国人の母子が非常にうるさかったことである。もっと近い席にいた人は閉口していたであろう。心中察するに余る。自分の子供に公衆マナーの躾ができていないばかりか,母親自身がうるさかった。この母親も子供の時に躾けられていないのであろう。

2010/10/06

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 とりわけ民主党政権の内部に巣くっており,精神的なバックボーンを構成していると思われるのは,いわゆる自虐的な東京裁判史観なのではないかと思う。官邸内で様々なことを画策している仙石由人などといった反日的,確信左翼的存在を目の当たりにする時,特にその感を強くする。また,中国がいつも外交カードとして切り出す日本政府要人の靖国神社参拝問題も,「A級戦犯」の合祀がその根底にあるため,この東京裁判なるものとは切っても切り離せないのである。

 

 そこで,日本国民の皆さんはそれぞれ,会社員,主婦,自営業,農漁業,学生など様々の立場でご多忙かと存ずるが,できるだけ時間を作って,このあたりでもう一度,東京裁判のことについて勉強してみる必要があると思われるが,いかがでありましょうか。

 

 このたび,「世界がさばく東京裁判-85人の外国人識者が語る連合国批判」(明成社,佐藤和男監修)という本を読み終えた。パウロじゃないけど,目からうろこが落ちた。心ある世界中の識者がその当時,あるいはその後に,東京裁判の欺瞞性を鋭く指弾していたのである。東京裁判を実行する極東国際軍事裁判法廷の設置は「極東国際軍事裁判所条例」に基づくというが,そのような条例は国際法上は全く存在根拠を欠くものである。また,「平和に対する罪」などはその当時付け焼き刃に作られたもので,事後法によって処罰されることを禁止する刑罰不遡及の原則に明らかに反している。また東京裁判で展開された不戦条約(ケロッグ-ブリアン条約)の法的解釈も無理がある。

 

 要するに,この東京裁判なるものは,GHQを中心とした勢力が,いわゆるWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の一環として日本国民を二度と刃向かわせないようにするための「ロボトミー手術」のようなものだった。徹底的に自虐史観を植え付けるためのものだったのである。

 

 この本の中から,印象的な一節を引用して,今日のブログはおしまい,おしまい。

 

「・・・日本人に損害をうけて怒りにもえる偏見に満ちた連合国民の法廷で裁くのは、むしろ偽善的である。とにかく、戦争を国策の手段とした罪などは、戦後につくりだされたものであり、リンチ裁判用の事後法としか思えなかった。」(99~100頁,GHQ対敵情報部長エリオット・ソープ准将)
「この裁判は歴史上最悪の偽善だった。こんな裁判が行われたので、自分の息子には軍人になることを禁じるつもりだ。[なぜ東京裁判に不信感を持ったかと言えば]日本が置かれていた状況と同じ状況に置かれたならば、アメリカも日本と同様戦争に訴えたに違いないと思うからである。」(79~80頁,GHQ参謀第二部部長C・A・ウィロビー将軍)
「被害を受けた国が、敵国国民にたいして刑事裁判権を行使することは、犯罪者側の国民からは、正義というよりはむしろ復讐であると考えられ、したがって将来の平和保障の最善策ではない、ということである。戦争犯罪人の処罰は、国際正義の行為であるべきものであって、復讐にたいする渇望を満たすものであってはならない。戦敗国だけが自己の国民を国際裁判所に引き渡して戦争犯罪にたいする処罰を受けさせなければならないというのは、国際正義の観念に合致しないものである。戦勝国もまた戦争法規に違反した自国の国民にたいする裁判権を独立公平な国際裁判所に進んで引き渡す用意があって然るべきである。」(76頁,カリフォルニア大学教授ハンス・ケルゼン)
「極東国際軍事裁判所は、裁判所の設立者から法を与えられたのであり、申立人の権利を国際法に基づいて審査できる自由かつ独立の裁判所ではなかった。それ故に、パール判事が述べたように、同裁判所は司法的な法廷ではなかった。それは、政治権力の道具に過ぎなかった。」(64~65頁,アメリカ連邦最高裁判所判事W・O・ダグラス)

2010/10/04

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 長らくの沈黙を破って,久し振りに名古屋グランパスのことに触れたい。Jリーグは第25節を終えて名古屋グランパスが勝ち点を54に伸ばし,2位の鹿島アントラーズに9点差をつけている。グランパスは17勝5敗3分けという成績であり,数字の上ではとても立派である。でも本当に今のグランパスは強いのだろうか。課題は克服されつつあり,優勝に値するチームになりつつあるのだろうか。最近の試合振りをフルに見ることは少ないので,勝ち点差9があったとしてもとても不安である。

 

 僕はJリーグ元年である平成5年からのやや熱狂的なファンで,何とかグランパスには悲願の年間王者に輝いて欲しいと思っている。平木隆三監督,ゴードン・ミルン監督と続いたが下位に低迷し,その後に名将アーセン・ベンゲル監督の時にはあわや優勝を狙えるのではというところまできたが,結局はダメだった。その後は,ベンゲル監督の時代を含めて天皇杯を2度制するものの,リーグの年間王者に輝いたことは一度もなかった。今年は悲願を達成するチャンスである。というのも,他には有力なチームはあっても爆発的な力までは有しておらず,現在の勝ち点差9というのはとても有利だからである。

 

 あと9試合も残っているので,全く油断はできないが,とりあえずはこれまでの悪癖であった下位チームとの取りこぼしだけは避けなければならない。次節はアルビレックス新潟,次々節はヴィッセル神戸との対戦でいずれもアウェーである。しかし実は,グランパスはこの両チームに対してはあまり相性は良くなく,特にアウェーでは厳しい数字が残っている。この2試合を何とか乗り切ってさらに自信をつけなければならない。

 

 一方,トホホなことに,わがジャイアンツはセ・リーグ4連覇を逃してしまった。確かに今年の投手陣の状況では優勝は無理だっただろう。でも,せめてクライマックスシリーズで日本シリーズに進出してやれっ。平成19年にジャイアンツがセ・リーグの優勝を成し遂げながらクライマックスシリーズでは中日に日本シリーズに進出されてしまったという悔しい出来事があったが,今年はそのお返しをしてやれー。頼むぞー,ジャイアンツ,そしてグランパス!

 

 それにしても,人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作成した山中伸弥京大教授がノーベル医学生理学賞に輝けばいいのになー。

2010/10/01

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 仕事を終えて早く帰宅できる日は(実際にはやらなければいけないことはいっぱいある),夕食の準備ができるまでの夕方のひととき,ボーッとテレビを見ていることが多い。平日のその時間帯は,テレビ東京系列で「ピラメキーノ」という主に小学生向けと思われる番組がやっていて,これが結構面白い。「ピラメキーノ」にはいろいろなコーナーがあり,好きなものとそれほどでもないものがあるが,一日の仕事で疲れた頭を休ませるにはいい。

 

 昨日,「ピラメキーノ」のチャンネルに合わせたら,いきなり「キャラ-1 GP(グランプリ)」がやっていて,この日はピラメキパンダ対ガリ子ちゃん(ガリガリ君の妹)の対決だった。この試合は,ガリ子ちゃんにとっては兄のガリガリ君の敵討ちということだったらしい。ガリ子ちゃんはやる気満々で,いきなりくるっと回って空手チョップを見舞った。序盤はガリ子ちゃんが優勢で,ディフェンディングチャンピオンのピラメキパンダもたじたじであった。ガリ子ちゃんはさすがに兄のガリガリ君の10倍は強いというウワサどおりである。しかしながら,さすがはピラメキパンダ,ギロチンドロップをガリ子ちゃんに炸裂させ,ガリ子ちゃんはあえなく敗退したのである。途中でガリガリ君が加勢して反則したが,これも奏功しなかった。相当に見応えのある一戦だった。

 

 このピラメキーノには「恋する女子&モテたい男子 必見!明日のピラメキーノ占い」というコーナーがある。僕としてはこの時の若干凄みのある女性のナレーションが好きである。これはこの番組に出てくるサキ姉というキャラの声である。占いで残念ながら最下位(第12位)になってしまった星座の男子と女子にはそれぞれラッキーアイテムが示されるが,この時のサキ姉の「○○○を食べなさいっ!」,「△△△△をしなさいっ!」という命令口調がたまらない(笑)。

 

 この番組で一日の疲れが取れるという訳にはとうていいかないが,そこそこ面白い番組ではある。

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