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弁護士ブログ

2010/12/21

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 平成22年(2010年)も,もうすぐ暮れようとしている。2009年はメンデルスゾーンの生誕200年記念の年だったし,2010年はショパンの生誕200年記念の年であった(また,心から敬愛するバッハ没後260年でもあるけど)。

 

 でも,2010年はドイツが生んだ作曲家シューマンの生誕200年の年でもある。ショパンとシューマンは同年の生まれなのである。2010年ももうすぐ暮れようとしているのだから,どうしてもシューマンのことについても触れておきたい。

 

 自分の明確な記憶として,私がシューマンの曲を最初に鑑賞したのは12歳(小学校6年生)の時である。音楽の授業でロマン派の曲の鑑賞をし,その際にシューマンの歌曲「流浪の民」を耳にしたのである。その迫力とすばらしさに圧倒された記憶がある。その後もシューマンの曲は何度も耳にしたが,私が好きなのは交響曲ならば第1番「春」と第3番「ライン」である。特に第3番「ライン」はとうとうと流れるライン川を彷彿とさせるし,心をわくわくさせるものがある。あとは,先ほどの歌曲「流浪の民」,それからピアノ組曲となっている「子供の情景」から「知らない国々」,「珍しいお話」,「トロイメライ」なんかが好きである。シューマンは妻のクララとの間に8人の子をもうけ,大変な子煩悩だったといわれているが,「子供の情景」の各曲を聴くとそんな感じがよく出ていると思う。「トロイメライ」って変な名前だなと思っていたが,どうやらドイツ語で「夢想」とか「夢想にふける」といったような意味のようである。確かに曲調からすると,夢見がちな子供が何かしら静かに夢心地で夢想にふけっている感じがある。

 

 私が12歳だったころは趣味でピアノを習っていた。少しでもうまくなりたいと願っていた。そんな頃にシューマンの伝記を読んでいたら,シューマンはやはり少しでもうまくなりたいとの一心からピアノの猛練習をし,それがたたって薬指に怪我をし,ピアニストの夢をあきらめ,音楽家,評論家としての道を歩むことになったとのこと。ピアニストの夢をあきらめざるをなかったことに,子供ながらに同情したものだ。ショパンと同時代に生きたシューマンは,評論家としても著名で,本日のブログのタイトルは,評論家シューマンがショパンを初めて世に紹介した時の言葉である。

 

 どうやらシューマンは,晩年はライン川に身を投げたりして精神を病み,不遇だったと伝えられるが,その作品群の価値は不滅である。改めて伝記と,珠玉の作品群を鑑賞してみたいと思う。伝記については,「シューマン-愛と苦悩の生涯」(若林健吉著,新時代社)が好評のようだ。一度読んでみよう。

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