いや,いつも私のブログは雑感ばかりなので,改めて「雑感」というほどのこともないのですが・・。
テレビ朝日系列の「朝まで生テレビ!」という番組は,私は週末の気安さも手伝ってか,出演者に期待できそうな時は見ることがあります。でも前回の時は元ライブドアの堀江貴文とかが出演者として名を連ねていましたので,幻滅して全く見ませんでした。ただ後日インターネット情報で知ったのですが,この堀江貴文という人がその番組で尖閣諸島の問題でとてつもなくバカなことを言ったと知りました。その発言とは・・
「(尖閣諸島を)やっちゃえば良いじゃない。だって,尖閣諸島を渡しちゃって何か問題あります?実際のところ。」
「だから,国土が侵されて,何かマズイのかって聞いているの!」
「あのさ,漁業権を買えば良いじゃないの。中国から。」
「あげちゃえば良いと言ってるんじゃなくて,実際にあげちゃっても良いと言っても,中国は要らねーよと言いますよ。そういう話をしてるんです。尖閣はもう良いよ。」
「尖閣をあげて,何かマズイことある?金出して中国から買えば良いじゃないですか!金出せば売ってくれますよ。」
この堀江という人間はこの番組で,日本が例えば北朝鮮などから攻められても他の国や国連が助けてくれるよ,などといった寝とぼけたことも発言したそうです。これまで国連の安全保障理事会の常任理事国である中国が拒否権を自国の利益のためだけに行使してきたり,最近その首脳が相次いで北方領土を視察しているロシアもこのような傾向にある事実を知らないのでしょうか。
戦後の日本は,GHQのWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の下,徹底した東京裁判史観をたたき込まれ,これを吉田ドクトリンと呼んでいいかどうかは不明ですが軽軍備・経済優先政策を継続してきました。そのおかげで確かに国内総生産世界第2位の経済大国になり,豊かにはなりました。でも「安保ただ乗り論」という言葉があるように,日本という国は安全保障面では実力的にも精神的にも他国に依存し,自分の国を自分で守ることもできないような国家に成り下がりました。教育面でも正にそうで,日教組を中心として徐々に徐々に日本人の素晴らしい面が忘れ去られていくような内容が浸透していきました。その結果,国家意識が希薄で大日本拝金教の教祖とでも呼ぶべきの無数の人々が跋扈するようになりました。さきほどの発言の主である堀江という人もその典型でしょう。