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弁護士ブログ

2011/04/22

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 これは毎日新聞(平成23年4月8日)のコラム「発信箱」に掲載されていた話ですが,インド洋の島国モルディブ共和国の国民が,このたびの東日本大震災による被災状況を案じ,とても心配してくれています。

 

 このコラムによると,このたびの大震災後,モルディブの駐日大使のアハメド・カリール氏の携帯電話は本国(モルディブ)からの国際電話で鳴りっぱなしだったようで,男性,女性,子供など知らない人ばかりからの電話ですが,いずれも日本の状況を心配する声だったようです。モルディブでも,この震災直後にテレビやラジオを通じた被災者支援キャンペーンが始まり,駐日大使の電話番号も画面で紹介されたものですから,モルディブの多くの人々が日本の状況を心配して問合せの電話をかけてきたということです。どの電話も名前も言わずに1分くらいで切れてしまうそうです。駐日大使の話では国際電話で長く話すお金がないんじゃないかということです。本当にありがたいことです。そして,この国の首都マレでは追悼行進に約2万人が参加してくれたそうです(涙)。

 

 この国(モルディブ)はなぜこれほどまでに親日的なのでしょうか。それは,日本の政府開発援助(ODA)によってこの国の小中学校の建設がなされたり,約13年もかけた防波堤工事の費用6600万ドルの主要部分を日本政府が援助したり,この国を支えるマグロ・カツオ漁や水産加工業が日本の技術と資本で発展した歴史があったことなどの理由によるようです。2004年にはインド洋大津波が首都マレを襲い,約3分の2が冠水してしまったのですが,死者が出なかったのはこの防波堤のおかげだったと言われており,その海岸通りには「日本とモルディブの友好のため日本政府が提供した支援で作られた」と消波ブロックに記した記念碑が建っているとのことです。日本に感謝してくれていたんですね。これもなんだか嬉しくなってしまいます。日本のこれまでの誠意や資金援助,技術提供などを必ずしも正当に評価せず,感謝もしない国は極東のごく一部の国々に限られた現象でしょうか(笑)。

 

 さらに人口約31万人のモルディブの人たちは概して貧しいのですが,短期間のうちに約4600万円もの義捐金が集まったそうですし,お金のない人は地場産業品であるツナの缶詰を持ってきてくれたそうで(約69万個),それらのツナ缶は国内の業者が引き取り,塩水でなくオイル漬け,缶切りなしで開けられるプルトップの日本特別仕様にまでしてくれました。本当にうれしいことです(涙)。

 

 私がかつて所属していた法律事務所の同僚にM弁護士がおり,彼は確か平成9年か10年ころにモルディブに夫婦旅行をしました。帰国後に彼は,本当に良い所だったなあと言っていたことを思い出します。私も時間とお金があれば是非言ってみたいと思います。

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