もういい加減にしなければなりません。太るのも・・・(笑)。トド,セイウチなどがお友達に思えてきました。ここ2年間,自宅にある体脂肪計付きの体重計には乗ってはおりません。客観的な自分の体重,その他の数値を目にするのが怖いからです。恐らくではありますが,自分の身長からすると(171センチ),標準体重を7~8キロくらいオーバーしているのではないでしょうか。間違いないと思います。今から約4年前に夏用のスーツを作った頃は標準体重に近かったのですが,そのスーツは何とか着ることはできるものの,きつい状態です。先日新たにスーツを作った時には,改めて腰回りを胸囲を測り直してもらい,全然違うサイズとなってしまいました。
ここ2年間の変化といえば,ロータリークラブに入会し,確かに会合と飲食の機会が増えました。家族の団らんは良いこととはいえ,自宅での晩酌も増えました。食べる量も増えていると思います。いい年をしてこれではだめです。今朝の星座占いでも,双子座は第10位で,コメントは「食生活を見直しましょう」でした(笑)。もう少し賢いかなと思っていたのですが,愚か者でした。これからは絶対に標準体重に戻すように努力したいと思います。
前にもこのブログで書いたことがあると思いますが,ダンテの「神曲」によれば,地獄の第三の圏谷(たに)には,大食いの罪を犯した者が堕ちます。そこでは,ケルペロスという三つの喉のある怪物に懲らしめられます。
「ケルペロスという獰猛奇怪な獣が、この泥氷に埋もれた連中の上で、三つの喉から犬に似た鳴き声をたてる。その目は赤く血走り、髯は脂ぎってどす黒い、胴まわりは太く、手には爪が鋭い、亡者に爪を立てる、呑み込む、また引き裂く。雨に打たれて亡者どもは犬のように喚き叫び、背を向けて腹をかばい、腹を向けて背をかばう、このみじめな冒瀆者たちはぐるぐるとのたうちまわる。」(ダンテ「神曲」23ページ,地獄篇第六歌,平川祐弘訳,河出書房新社)。
恐ろしいことになっております。しかも,この大食の罪は,地獄での責め苦に限られません。煉獄に身を置く者も,その煉獄の第六の環道で大食いの罪を浄めなければならないようです。
「こうして私たちは、大食いの罪がいかに悲惨な刑罰を喰うものかを聞きながら、道の一端へ身を縮めてそこを通り抜けた。」(同書215ページ,煉獄篇第二十四歌)。
いくらお付き合いとはいえ,また,家族団らんとはいえ,もう暴飲,暴食も大概にしなければなりません。絶対に標準体重に戻そうと固い決意をしている今日この頃です。