今年の読売ジャイアンツには泣かされています。もう,今年の優勝はないでしょうね。今年のジャイアンツの弱さは,残念ながらどうやら本物のようです。
まず,打てません。チーム打率は2割2分6厘で,12球団中最下位です。お膝元の東京ドームでは既に15試合が消化されていますが,2ケタ安打の試合は全くなく,1試合当たり得点の平均は,何と1.73に過ぎません。とにかく打てないのです。昨日の試合だって,2点は取りましたが,いずれもラミレスのソロホームランです。打線には全くつながりというものがなく,この梅雨空のように湿りっぱなしです。
次に,守れません。要するに投手力,防御率です。ローテーションの柱になる投手がいないといって良いでしょう。内海,東野,澤村,グライシンガーなどがいるじゃないかという意見もあるでしょうが,果たして「柱」になっているでしょうか。打線の援護がないという事情もありますが・・・。それに,安心して任せられるストッパーも不在です。アルバラデホやロメロが出てきたら,実は非常に不安を感じてしまうのです(笑)。怖くて見ていられず,思わずチャンネルを替えてしまうのです。そして,恐る恐る元のチャンネルに戻すと,同点に追いつかれていたり,昨夜のように逆転されているのです(笑)。
それと,今年のジャイアンツは,何となくですが,勝利や優勝を予感,期待させるようなオーラ,雰囲気というものがありません。巨人ファンの私としては誠に残念なことですが,来期に期待しましょう。
さて,名古屋グランパスは,対戦成績の悪かったアルビレックス新潟に対して4-0の圧勝でした(笑)。これは嬉しいし,3連勝となりました。まだ順位は7位ですが,まだこちらの方が期待できます。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の過密日程と肉体的疲弊,ケガのリスクから免れて,これからはリーグ戦に集中できるというのも良い材料です。しかも,名古屋は,ACLに出場した他のチームと同様,消化が1試合ほど少ないので,さらに順位が上がる余地があります。私は,ACLで日本のチームが中国や韓国のチームと戦っている姿を見たのですが,ケガが心配で仕方ありませんでした。中国や韓国のチームはラフプレーが多いのです。特に中国のチームなどは,「カンフーサッカー」と揶揄されるように,ケンカまがいです。ACLもいいのですけれど,福沢諭吉先生の言うように,脱亜論を唱えたいくらいです(笑)。
名古屋グランパスは昨夜の試合で,Jリーグ通算300勝を達成しました。これを達成したのは過去に強豪4チームしかなく,5チーム目の偉業です。Jリーグ発足時には浦和やG大阪とともに,Jリーグのお荷物球団などと言われてもいましたが,昨シーズンは年間王者に輝き,今年は通算300勝をマークし,まだ優勝を狙える位置にあります。頑張って欲しいです。