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弁護士ブログ

2011/07/05

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 もう十分に夏の暑さを感じているのに,これまた夏の風物詩の一つであるセミはまだなのかな,とふと思いました。でも,ある人が言うには,「セミは梅雨が明けてからだよ。」とのこと。そういえばそんな気もします。セミはこうしている今でもどこかでじっと生活しているのでしょうが,これから大活躍するぞと胸に秘めながら,梅雨が明けるのを待っているのでしょう。

 

 先日の産経新聞の記事に,唱歌「われは海の子」のことが出ていました。私も小学校低学年の頃に歌ったことを覚えていますし,歌詞の2番くらいまでは歌えます。朝ごはんの時に,娘のあかねちゃんに尋ねてみると,やはり小学校低学年の頃に歌ったことがあると言っておりました。こういう素晴らしい唱歌が今も学校で歌い継がれていることを聞いて安心しました。

 

1 我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ。
2 生まれてしほに浴して 浪を子守の歌と聞き 千里寄せくる海の氣を 吸ひてわらべとなりにけり。  (中略)
7 いで大船を乗り出して 我は拾はん海の富 いで軍艦に乗組みて 我は護らん海の國。

 

 本当に良い歌ですし,産経新聞の記事にあるように気宇壮大な精神が感じられます。「とまや」という言葉が出てきますが,貧乏は恥ずべき事ではない,そして大自然とともに悠々と生きる,そして海の國である我が日本を護っていく,正に気宇壮大です。歌詞の7番目は戦後GHQの指示で教科書から削除されてしまった経緯がありますが,日本は世界第6位の海洋面積をもつ有数の海洋国家です。自分の国と領海を護っていくのは極めて当然のことでしょう。

 

 私の父は平成元年に亡くなりましたが,「われは海の子」という歌を聞きますと,父のことを思い出します。父は海辺の町で生まれ,育ったのです。泳ぎが抜群にうまく,子供ながらに感心していました。海にもよく連れて行ってもらいました。また,父は私が幼少の頃,どこからか木の塊を買って来て,鉋で器用に削って工作し,ゴムとスクリューを付けて,見事な木の船を造ってくれたことを覚えております。優しい父でした。

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