国士(こくし)という言葉の意味は,国家のために身命をなげうって尽くす人物,憂国の士ということです。戦前の日本には正に国士と呼ぶことのできる人材が山ほど存在したのでしょうが,誠に残念ながら今ではほとんどいないようです。いわゆる東京裁判史観による「閉された言語空間」がずっと続き,日教組による反日的活動,安保ただ乗り論と軽武装経済至上主義による「平和ボケ」,こういった約60年にわたる歴史,教育のツケが今日の惨状をもたらしたのでしょうね。その惨状は,鳩山,菅で思い知らされたと思います。わずか4日間(その後,これはまずいかなと思ったのか今月末ころまでの延長に応じたようですが)の臨時国会の本会議場の閣僚席に座った面々の顔を眺めていると,野田,山岡,安住,蓮舫,一川,枝野,中川,平岡,小宮山,川端,細野・・・,暗澹たる気持ち,本当にイヤな気持ちになってしまいます。
でも自由民主党やたちあがれ日本などに所属する議員の中には,国士と呼べなくもない人材がいると思います。亡くなった中川昭一さんは国士と呼べるような人で,本当に惜しいことをしました。さて,今度の臨時国会の代表質問の中で,自由民主党宮崎3区選出の古川禎久衆議院議員の質問の動画を見ました。本当に感動しました。素晴らしい内容であり,まだ若いし,極めて有望な議員だと思います。今私自身が考えている問題のかなりの部分について網羅的に質問してくれていました。今後も期待できます。彼が質問した項目の一つ一つに触れていく時間はありませんが,特に最後の質問,このたびの東日本大震災に対し,約190億円もの多額の心からの義捐金を送金してくれた台湾に対する感謝のくだりには,思わず目頭が熱くなりました。
それにしても,今度内閣総理大臣になった野田佳彦という人は,民主党に属しているというだけで私は既に全く信用しておりませんが,もう馬脚が現れておりますね。何よりもこのたびの人選を見れば明らかですし,靖国神社参拝やいわゆるA級戦犯合祀の問題についての国会答弁は完全に矛盾しております。国防意識も希薄です。所詮この人もこんなものなんでしょうね。古川禎久議員の質問に対する答弁は,完全に官僚の作成した原稿の棒読みです。私だって大体の漢字は読めますから,棒読みするだけだったら,何と,私でも内閣総理大臣が務まってしまいます(笑)。実は前から密かに思っていたのですが,野田という人は,割烹着が似合いそうだと思います。ああいう顔の割烹着を着たお母さんは日本には結構いると思うんです(笑)。少なくとも首相の器ではありません。
この辺りでやめようと思ったのですが,やはりこのたびの人事は腹に据えかねます。消費者被害を招来する危険性のあるマルチ商法関連業者からの多額の献金を受け,拉致問題にこれまで全く関与してきたこともない山岡賢次という人物が消費者担当,拉致問題担当ですって(笑)。顔のことは言ってはいけないことかもしれませんが,山岡という人の顔は大嫌いです(笑)。それにシビリアンコントロールの言葉の意味すら理解できない一川という防衛大臣,加えて,本人ですら「エッ?,俺が財務相?」とでも言わんばかりの門外漢で軽佻浮薄の安住という人,平岡という法務大臣のことは既にこのブログでも触れております。それに,文化大革命時の紅衛兵のような村田蓮舫,この人は中国で,日本人の若者には歴史教育が足りないとほざいたそうですよ。私は真逆の意味でその結論には同意します(笑)。そして,これも言ってはいけないことでしょうが,口元が少し気持ち悪い枝野という人。私がこの人を嫌いなのは,口だけで誤魔化そうとし,とにかく揚げ足だけは取られまいとする理屈と逃げだけの答弁が卑怯に思えるからです。・・・・・もうやめときましょう。私にも仕事というものがあります(笑)。