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弁護士ブログ

2011/10/25

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 土曜日のことでしたかね,巨人が今年の最終戦で劇的なサヨナラ勝ちをおさめたのは・・・。対横浜戦で9回裏まで1-2でリードされていたんですが,満塁で長野が代打逆転満塁サヨナラホームランを放ち,ドラマか漫画のようなド派手な勝利でした。巨人ファンの私としては嬉しい限りです。この調子でクライマックスシリーズを戦って欲しいものです。

 

 ただ,この最終戦で長野はスタメンから外れておりました。原監督とすれば,栄誉ある首位打者というタイトルを長野に取らせてやりたいという「親心」だったのでしょう。確かに,きら星のように輝く天才集団の中で首位打者を獲得するというチャンスはあまり巡ってこないでしょう。しかし,私はどうしても「そうまでして」という疑問を払拭できません。いつもどおりスタメンで正々堂々と出場し,一生懸命打席で奮闘した上で獲得するからこそ,そのタイトルも燦然と輝くのです。長野と首位打者を争っていた阪神のマートンは,以前から可能であれば全打席に立ちたいと述べておりました。日本人ではないマートンの方に武士道というものを感じます。

 

 男子プロゴルフの石川遼選手はこのところ思い通りのプレーができていないようですね。報道によれば,彼はミスショットをした直後には,ドライバーのヘッド部分を蹴り上げたり,バンカーショットをミスしてはサンドウェッジを放り投げたり,キャディーバッグをアイアンで叩いたり,セカンドショットが上手くいかなかった際にはクラブを2回にわたって地面に叩き付けたり,叫ぶなど大声をあげたり,聞き苦しい言葉を英語で口にするなどといった行為に及んでいるそうです。端から見ていて見苦しい行為ですし,同伴者やギャラリーを不愉快にさせるでしょう。余計なお世話かもしれませんが,こんなことは,彼の公式戦出場や練習,ビジネス(CM出演など)のマネジメント一切を取り仕切っているであろう父親が,父親として躾けなければならないことなのだろうと思います。

 

 前にもこのブログで述べたことがありますが,名プレーヤーのアーノルド・パーマーは,若い頃に父親と一緒にラウンドしていた際,やはりミスショットでイライラしてクラブを乱暴に扱ったことがあったそうです。それを見た彼の父親は,烈火のごとく「(そんな振る舞いをするのであれば)もうゴルフなどやめてしまえ!」と言って彼を叱ったということです。それ以来,パーマーはクラブを乱暴に扱ったり,見苦しい振る舞いだけはすまいと心に決めたそうです。パーマー自身が回顧談でそう述べているのですから,間違いないでしょう。私はゴルフ番組で古い映像を見ることもあるのですが,そういえば確かに,パーマーも,ゲイリー・プレーヤーも,ジャック・ニクラウスも,トム・ワトソンも,そんな見苦しい振る舞いをしているところを見たことがありません。

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