人間の性分というものが直らないように,少なくとも今年の巨人は最後の最後まで同じような試合しかできず,今シーズンは終了しました。今年ほどファンの期待を裏切るような試合内容が続いた年もありません。
ベテランの古城がレフト線二塁打を放ち,好投のゴンザレスまでもが三遊間を抜くヒットで出塁した場面です。1番の坂本は相変わらず○○の一つ覚えのようにフライばかり打ち上げ,例によってふて腐れ顔を露わにしております。0-1でリードされ,この試合に負ければ後がないというのに,2アウト一塁三塁のチャンスの場面で,打率1割7分台の2番寺内に「賭け」てしまうんでしょうか・・・(笑)。いつも思うんですが,寺内はバント失敗も少なくなく,出塁率も低いと思います。人材が払底しているのでしょうか。寺内はその表情からすれば既に相手に負けてしまっております。拙攻のオンパレードですし,原監督の采配にも疑問符がつきます。返す返すも残念なシーズンでした。
それにしても,TPPの問題が世間を騒がせておりますが,民主党議員のうちTPP推進論者はその問題性を自覚しているのでしょうか。○○なのか,それともその問題性を知った上で確信犯的に売国しているとしか思えません。
先日のフジテレビの「とくダネ!」という番組に出演した中野剛志さんのことがネット上で話題になっております。放送事故じゃないかなどと言われるほど,中野剛志さんは,TPP問題における(もちろんそれだけじゃなくて,全般的にという意味でしょうが)マスゴミ,いやマスコミの不誠実,無責任に対する怒りが爆発したのでしょうね。経済産業省の官僚で,現在は京都大学助教の立場にある中野さんはぶちギレしておりました(笑)。今回のTPP問題の報道姿勢一つをとってみても,改めて国民のメディア・リテラシーの重要性を認識させられました。本当にマスゴミ,いやマスコミはいい加減です。
先の番組における中野さんの態度には,当然賛否両論があるでしょうが,私は中野さんは愛国者なのだと思いますよ。TPP問題についてやむにやまれぬ思いがあったんでしょう。それに彼は,その著作の中で,福澤諭吉先生の「開鎖論」を引用し,まことに見事にその著作をしめくくっておりますし,ある動画では,「東京裁判史観」に洗脳された知人たちを前に思いのたけをぶつけた小林秀雄にも言及しております。中野剛志という人は,愛国者で国を憂えているのだと思います。今後その活躍を期待しております。AKBの大島さんに若干顔が似ているのが難点ですが(笑)。
TPPの問題を比較的短時間で勉強し,自分なりの意見形成に資すると思われる文献を3つほど挙げておきます。偏っているのではと言われそうですが,どれも素晴らしい内容です。
① 「TPP亡国論」(中野剛志著,集英社新書)
② 「国家の存亡-『平成の開国』が日本を滅ぼす」(関岡英之著,PHP新書)
③ 「間違いだらけのTPP-日本は食い物にされる」(東谷暁著,朝日新書)