東京都の小金井市では,可燃ごみが年間約1万3500トンほど出るそうですが,既存施設が老朽化したため,平成19年からは同市での可燃ごみ処理を停止し,周辺自治体に委託してきました。今年度は多摩川衛生組合(稲城市,狛江市,府中市,国立市)に8000トンを委託し,残りは昭島市に委託する計画だったようです。
ところが,今年春の統一地方選挙で小金井市長に当選した佐藤和雄という人は,その選挙戦で「4年間で20億円のごみ処理費用」を「ムダ遣い」と主張して当選を果たしました(笑)。ですから,その就任直後から昭島市が反発して委託計画が頓挫し,その後も周辺自治体のごみ受け入れの目処が立たず,その責任をとっての辞任だそうです(笑)。毎日新聞の報道によれば,現場では,多摩川衛生組合への委託量も11月中旬には搬出枠の8000トンに達する見通しのようで,小金井市内のごみ収集停止が懸念される事態になっているそうです。
そもそも,責任ある首長候補者であれば,既存のごみ処理施設が老朽化したのであれば,奮闘努力して予算措置を講じ,施設を新設して今後の安定的なごみ処理を目指すというのが候補者たる見識というものでしょう。それなのに,受け入れてくれている周辺自治体の住民感情をよそに,「ムダ遣い」ですって(笑)。周辺自治体の反発を買うことは見易い道理ではないでしょうか。この佐藤和雄という市長の頭の中には,「4年間で20億円のごみ処理費用」を「ムダ遣い」と主張した後に,どんな落としどころ,成算があったのでしょうか。誠に浅はかとしか言いようがありません。この人は元アカヒ,いや朝日新聞の記者だったようで,特定のイデオロギーあるいは思想傾向の下,有権者に耳あたりの良いフレーズときれい事を,後先考えずに選挙戦で述べたのでしょうね。それにしても,市長を辞めるだけでその責任をとったことになるのでしたら,本当に気楽な商売ですね。
また,小金井市の有権者もこんな市長を当選させてしまったのですが,自分達の属する市内で発生した可燃ごみの搬出,処理を受け入れてくれた周辺自治体及びその住民に申し訳ないなという気持ちと,「自分のことは自分で」という気持ちはないのでしょうか。人間がその地域で日常生活を営んでいる以上,やはりごみは出ますからね。これも見易い道理なのではないでしょうか。小金井市民は,自分の地域で生じたごみを他地域に押しつけながらも,「4年間で20億円のごみ処理費用」を「ムダ遣い」との主張に共鳴したのでしょうかね。この小金井という町は,あの希代の俗物であり反日左翼である菅直人の選挙区です。反日左翼やいわゆる都市インテリを好むような風土なのでしょうか。
ほんとうに清々しい季節になりました。運転マナーの悪い自転車乗りに対しては,「バカ者!」などと独り言を言いながら,徒歩で通勤するのが楽しい季節です。ただ今朝は少しばかり残念な事象が起こりました。端的に申しますと,小さな虫を鼻から吸い込んでしまい,その小さな虫はそのまま帰らぬ人になってしまったのです(笑)。
秋の朝の空気は清々しく,徒歩通勤の私も呼吸が少し大きくなっていたのでしょうか,左の鼻の穴から小さな虫が入り込んでしまいました。今となってはどんな風体の虫なのかは分かりません。最初は鼻から何とか吹き出そうとしたのですが,その虫は私の意に反して(虫にとってもその意に反していたでしょうが),次第に奥の方へ進入していったのです。困ったなと思いながらどうすることもできず,次第にその虫は鼻腔を経て,最終的には咽喉の方へ移動していったようです。何となくそんな感じがしたのです。「その虫の味がしたらどうしよう。」と不安に思いながら事務所に到着。結局は,その小さな虫は,コーヒーと共に私の胃に収まったのだと思います。咽喉部分に違和感を感じなくなりましたから。結果的に私に食べられることになるとは,つくづく可哀想な虫です。合掌。
仕事柄,肉体的にも精神的にも疲れます。どんな仕事でも同じでしょうね。でもそんな時は,マイブームになっている「タイ古式マッサージ」に行きます。以前にもこのブログで取り上げましたが,このマッサージは世界で一番気持ちのいいマッサージと言われているように,確かに肉体的にも,精神的もリフレッシュいたします。さらに良い仕事ができるような気がします。
この「タイ古式マッサージ」は二千数百年の歴史をもち,人体の生命エネルギー(プラーナ)の流れるラインである「SEN」と呼ばれる部分に刺激を与え,プラーナの流れを正常化していくそうです。確かに,その施術を受けてみると,通常のマッサージでは得られないような刺激があり,いかにも血流とリンパの流れが良くなるような気がします。気持ちが良いのです。また,ストレッチ的要素が強くもあります。
今,タイは洪水で大変ですが,このような素晴らしいマッサージ法を生み出し,維持・発展させてきたのですね。
人間の性分というものが直らないように,少なくとも今年の巨人は最後の最後まで同じような試合しかできず,今シーズンは終了しました。今年ほどファンの期待を裏切るような試合内容が続いた年もありません。
ベテランの古城がレフト線二塁打を放ち,好投のゴンザレスまでもが三遊間を抜くヒットで出塁した場面です。1番の坂本は相変わらず○○の一つ覚えのようにフライばかり打ち上げ,例によってふて腐れ顔を露わにしております。0-1でリードされ,この試合に負ければ後がないというのに,2アウト一塁三塁のチャンスの場面で,打率1割7分台の2番寺内に「賭け」てしまうんでしょうか・・・(笑)。いつも思うんですが,寺内はバント失敗も少なくなく,出塁率も低いと思います。人材が払底しているのでしょうか。寺内はその表情からすれば既に相手に負けてしまっております。拙攻のオンパレードですし,原監督の采配にも疑問符がつきます。返す返すも残念なシーズンでした。
それにしても,TPPの問題が世間を騒がせておりますが,民主党議員のうちTPP推進論者はその問題性を自覚しているのでしょうか。○○なのか,それともその問題性を知った上で確信犯的に売国しているとしか思えません。
先日のフジテレビの「とくダネ!」という番組に出演した中野剛志さんのことがネット上で話題になっております。放送事故じゃないかなどと言われるほど,中野剛志さんは,TPP問題における(もちろんそれだけじゃなくて,全般的にという意味でしょうが)マスゴミ,いやマスコミの不誠実,無責任に対する怒りが爆発したのでしょうね。経済産業省の官僚で,現在は京都大学助教の立場にある中野さんはぶちギレしておりました(笑)。今回のTPP問題の報道姿勢一つをとってみても,改めて国民のメディア・リテラシーの重要性を認識させられました。本当にマスゴミ,いやマスコミはいい加減です。
先の番組における中野さんの態度には,当然賛否両論があるでしょうが,私は中野さんは愛国者なのだと思いますよ。TPP問題についてやむにやまれぬ思いがあったんでしょう。それに彼は,その著作の中で,福澤諭吉先生の「開鎖論」を引用し,まことに見事にその著作をしめくくっておりますし,ある動画では,「東京裁判史観」に洗脳された知人たちを前に思いのたけをぶつけた小林秀雄にも言及しております。中野剛志という人は,愛国者で国を憂えているのだと思います。今後その活躍を期待しております。AKBの大島さんに若干顔が似ているのが難点ですが(笑)。
TPPの問題を比較的短時間で勉強し,自分なりの意見形成に資すると思われる文献を3つほど挙げておきます。偏っているのではと言われそうですが,どれも素晴らしい内容です。
① 「TPP亡国論」(中野剛志著,集英社新書)
② 「国家の存亡-『平成の開国』が日本を滅ぼす」(関岡英之著,PHP新書)
③ 「間違いだらけのTPP-日本は食い物にされる」(東谷暁著,朝日新書)