あー,とにかく忙しいんです。この忙しさでブログの更新頻度も低下しております。そんな中でも,韓国領海内で違法操業をしていた中国漁船の船長が,取り締まりに当たった韓国の海洋警察官を1人刺殺し,もう1人に傷害を負わせた事件には唖然としました。自ら違法なことをしておきながら人を殺すなどとは・・・。野生動物です。
このような中国漁船による領海侵犯,違法操業,取締官に対する攻撃は後を絶たないばかりか,エスカレートしており,中国当局も放任状態です。まともではありません。産経新聞によると,その背景には,中国の極めて深刻な環境汚染,とりわけ工場排水による中国沿海部の海洋汚染があり,極めて目の細かい網でやみくもに魚を捕るために稚魚まで少なくなって生態系を破壊しているので,中国漁民は法を犯してでも外に撃って出る訳です。それに,以前でしたら内陸部まで魚を運んだり冷蔵したりすることができず,内陸部では魚を食べたりはしていなかったようなのですが,最近では中国でも電気冷蔵庫が普及し,内陸部でも魚の消費があり,漁民としては儲けようとして乱獲,違法操業までするのです。
また,警察庁の調査によりますと,金融機関のインターネットバンキングで,今年の春以降に利用者の預金が不正に送金されてしまう被害が急増していますが,不正送金先として使用された235口座のうちの約9割に当たる214口座が中国人名義の口座だったそうです。この不正送金被害の手口は,パソコンにウィルスを忍び込ませて個人情報を盗んだり,いわゆる「フィッシング」などによるものだそうです。
さらに,これも産経新聞の記事に出ていたのですが,コンピューターセキュリティー会社のシマンティック(アメリカカリフォルニア州)の調査報告書によると,今年の7月から9月までの間に,日本企業1社を含む世界の企業全48社に対してサイバー攻撃が行われ,これに中国人が関与した可能性があると指摘されております。ついでに言いますと,カナダ政府も中国国内を発信元とする大規模なサイバー攻撃を受けたことが報道されており,日本の参議院へのサイバー攻撃の発端は,中国から送信されたメールで議員のパソコンがウィルスに感染したことだったと報道されておりますし,三菱重工業や日本の在外公館へのサイバー攻撃についても同様のことが指摘されております。
極めて由々しき事態だと痛感しますが,民主党政権は「党内融和」だけにご執心で,こういった諸問題に対しては何らの危機意識も持ち合わせていないようです。