髪の毛の寝グセがひどくて困っております。今朝なんか,ちびまる子ちゃんに出てくる花輪クンの髪型みたいになっていました。風も吹いていないのに髪が右側に流れてしまっているのです(笑)。もっとも私は,花輪クンほど毛量は多くありませんが・・・(笑)。
このところ何で寝グセがひどくなったのか。思い当たるところと言えば,最近,ストレートネック矯正用に通販で枕を購入したのですが,それが割と良さげで,スムーズに寝返りを打てるようになりました。睡眠中にハデに寝返りを打ったりしてそれがハデな寝グセに結びついているのではないでしょうか。
寝グセがどうして問題かというと,弁護士としての説得力に欠けてしまうということです。つまり,例えば私が法律相談をしていて,理路整然と,分かりやすく,判例なんかも示して真っ当な法律相談をしていたとしても,相談者が寝グセが十分に直っていない弁護士の姿を目の当たりにしたら,それだけで説得力というものを欠いてしまうのではないかと危惧するからです(笑)。
それはそうと,昨日は東京出張でした。新幹線の車窓から観ることのできた霊峰富士の姿の本当に美しかったこと。静岡駅を過ぎた頃から美味しい駅弁を拡げ,車窓からの風景を眺めながら美味しくいただいておりましたところ,静岡駅から三島駅までの間に接した冠雪した富士山の姿の美さに,思わず見とれてしまいました。
何で「霊峰富士」というのですかね。その美しさと偉容は,観る者にインスピレーション(霊感)を与えてくれるからでしょうかね。富士山の姿を前にした時,とても一瞥をくれて終わりという訳にはいかず,その姿が見え始めてから見えなくなるまで,ずっと観てしまうのです。
俳人井上井月も次のような句を作っております。
「雪ながら 富士は今年の 物らしき」
中井三好さんは,この句を次のように解説しております。
「何時(いつ)も雪を置く富士山ではあるが、今日の富士の雪はことさら白く輝いている。『今年の物らしき』と新しい年を迎えた富士の姿を詠んだものであるが、淡々と『かるみ』の体で、己の心を映しだしたものである。」(「井上井月研究」200頁中井三好著,彩流社)
駅弁を食べながら美しい富士山の姿を観て,文久3年(1863年)の2月27日に江戸を出立した浪士組の近藤勇,土方歳三,沖田総司,山南敬助らも,道すがら,今自分が観ている富士山の偉容を観ながら旅をしたのだなと思いました。この浪士組のうち,近藤らの集団こそ,後の新撰組の主要メンバーなのです。
この東京出張の日(1月25日),政府は「富士山」を世界文化遺産に推薦することを決定したそうです。富士山は日本の宝です。