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弁護士ブログ

2012/05/30

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 もう,ストイコビッチ監督の下では限界があるのだと思います。昨日のACLにおける対アデレード戦は0-1で敗れ,その前のJ1のリーグ戦でもホームでありながらセレッソ大阪に0-1で,そしてアウェーでしたがベガルタ仙台には0-4の完敗を喫しています。ベガルタ仙台戦の終了後は,怒ったグランパスサポーターが選手らを乗せたバスの前に立ちはだかって抗議したそうです。

 

 名古屋グランパスはJ1の順位表を見ても現在は13位に低迷していますが,これは故無きことではありません。それ以前からの試合内容の悪さからして当然の結果とも言えるでしょう。順位どおりの試合内容です。そして一言で表現しますと,今のグランパスはどんなサッカーがやりたいのか全く分からず,個人技頼みの場当たり的なサッカーをしているということに尽きるでしょう。

 

 ストイコビッチ監督は,チームを託されてもう4年半も経ちますが,はっきり申し上げて,J1屈指の選手を多く擁しながら,有機的な結合を窺わせるような組織的なチーム戦術が未だに確立できずにいます。特に目立つのは中盤を構成できていないことで,試合全体のボール支配率では相手チームと遜色はなくても,少なくとも中盤のエリア内でのボール支配率はリーグでも最低に近いのではないでしょうか。中盤でのパスがつながらないのです。

 

 さきほど,どんなサッカーがやりたいのか全く分からないとは申しましたが,ただ一つだけ明確に分かっているのは,不用意なプレーで失点してリードを許し,残り時間が切迫してくるとDFの闘莉王を最前線に上げ,やたらペナルティーエリアに向けてボールを放り込んでパワープレーをするという点だけです(笑)。

 

 監督としては未知数でも,その人気と名声でグランパスの監督に招聘したのですが,今のグランパスではストイコビッチ監督に意見できる人はいないのでしょうね。実際にはストイコビッチさんは,監督としての仕事よりも,「もっと頑張れ!」と叱咤する先輩のような役割しか果たしていないのではないでしょうか。でも,プロの「監督」ですから結果が出なければ責任を取るべき時はあります。

 

 昭和58年当時は私は公務員として東京で勤務し,安月給でしたので,この年に初来日した世界的名ピアニスト,ウラディーミル・ホロヴィッツのピアノリサイタルのチケットには手が届きませんでした(定かではありませんがS席で5万円くらいしたのではないでしょうか)。でも,後の評論で知ったのですが,この時のホロヴィッツの演奏はミスタッチも多くて精彩を欠いていたようです。その当時,私もそんな評論を目にして行かなくて良かったかなと思ったくらいです。先ごろお亡くなりになった音楽評論家の吉田秀和さんは,新聞などによりますとこの時のホロヴィッツの演奏について「骨董、ひびが入っている。」と忌憚なく評論したそうです。ただ,その数年後にホロヴィッツが再来日した際には,吉田秀和さんもその演奏の素晴らしさを讃えています。

 

 全然分野の違う話になりましたが,名古屋グランパスの監督に誰か忌憚のない意見をしてくださいよ。もっとスペクタクルな,見応えのある,強いなと思わせるようなサッカーをしてください。

2012/05/28

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 汗ばむ季節となりました。日曜日も汗ばみながら,そしてバンカーで冷や汗もかきながらゴルフのラウンドをしました。本当のゴルファーならば,ラウンド中にビールなどは飲まないのでしょうが,冷えたビールのむちゃくちゃ美味いこと(笑)。この美味い至福の時を迎えるならば,スコアなんかもうどうでもいいという気になってしまいます。まあ,私の場合は,そうでなくてもどうしようもないスコアですけど・・・。

 

 女子バレーは何とかロンドンオリンピック出場を決めましたね。東京オリンピックでは「東洋の魔女」と呼ばれるほどの強さでしたし,わが日本にとっては老舗ともいうべき種目です。今の女子バレーは,勝負強さという点では少し難がありますが,オリンピック出場を決めたことは何よりも嬉しいことです。

 

 ただ,テレビ中継を見ておりまして,冒頭の国歌斉唱の際,「君が代」を唱う女子選手の口の開きが少なく,元気がないのはよくありません。実はこれは女子バレー選手だけではなく,テレビ映像で見る限り,サッカー日本代表選手にだってその傾向があります。「君が代」は,これまた日本を象徴する国歌なのですから,誇りをもってもっと大きな声で唱いましょうね。

 

 20世紀を代表する世界的な名指揮者であったヘルベルト・フォン・カラヤンは,「君が代」について,「世界の国歌のうちで最も荘厳なもの」と評価しており,昭和29年の初来日の際にはNHK交響楽団を指揮して,そして昭和48年の来日の際にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して,それぞれ「君が代」を演奏しております。また,「君が代」は,明治36年にドイツで開催された「世界国歌コンクール」で第一等に輝いた曲です。それよりも何よりも,「君が代」は瑞穂の国日本の国歌なのです。

 

 オリンピックで金メダルを取った選手が表彰台に上がり,日の丸の国旗掲揚とともに,この「君が代」が流れる時,その選手の努力が報われたことに対する喜びの念だけでなく,日本人としてのアイデンティティーを感じ,どうしても胸が熱くなってしまうのです。皆さんはどうでしょうか。私よりはもっと醒めていますか(笑)。

2012/05/23

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 数日前の朝刊で読んだのですが,高円宮妃久子妃殿下が根付に関する研究で,大阪芸術大学から博士号を取得された記事がありました。根付(ねつけ)ですか。私は詳しいことは知りませんが,根付というのは本当にわが日本ならではの,高い芸術性をもった精緻文化の一つでしょうね。

 

 根付というのは,江戸時代に,煙草入れ,矢立て,印籠,小型の革製鞄などを紐で帯から吊して持ち歩く時に用いた留め具のことをいうそうです。本当に素晴らしい文化です。根付の品々の可愛らしいこと。「根付 画像」とキーワードを入れて検索してみると,どれだけ根付が可愛らしいか,精緻で芸術性が高いかが分かります。その芸術性の高さは諸外国でも高い評価を受けているようです。

 

 江戸時代の文化がどんな風だったかは詳しくは知りませんが,身分がどうあれ,おそらく相当に遊び心が溢れていたのではないかと思われます。「こんなもん持っているけどどうよ。」,「俺だってこんなもん持ってるぞ。どんなもんだい。」といった具合だったろうし,根付を作る職人の側も,「これは喜ぶだろう」と思って技巧の限りを尽くし,精魂込めて作っていたのでしょう。根付は相当に流行ったようです。

 

 少しばかり血なまぐさくなって嫌なのですが,どうしても根付で思い出すのは新撰組の芹沢鴨と佐伯又三郎のことです。佐伯又三郎は,新撰組の中でも芹沢一派の一人として行動を共にしていた一人ですが,一説によると,芹沢鴨が大切にしていた「うにこうるの根付」の付いた煙草入れを佐伯が盗んだことに激怒した芹沢が佐伯を斬ったということです。「うにこうる」というのは北氷洋の海獣のことで(セイウチやアザラシのようなものでしょうか,その牙で作られていたようです),その根付の付いた煙草入れを芹沢はとても大事にしていたようです(笑)。ただ,佐伯又三郎の最期については,諸説あり,長州藩の間者(スパイ)だったことがバレて粛清されたとか,あるいは芹沢が見初めた茶店の娘に佐伯が先に手を付けたことに芹沢が激怒したからとか,どれが真相か分からないのですよ。それにしても芹沢鴨さんは恐ろしい。でも結局彼も文久3年の9月に壬生の八木邸で粛清され(私も現場を見てきました),新撰組はそれ以降は近藤局長,そして鬼の副長土方歳三以下,より結束が堅くなり,会津藩からの信頼も高まっていくのです。

 

 根付の画像を見ていると,日本人の心が凝縮されているようで,とても癒されます。今度暇をみつけて,根付が一杯展示されている場所に行ってみたいと思います。

2012/05/22

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 ドイツの名バリトン歌手であったディートリヒ・フィッシャー=ディースカウさんが5月18日に亡くなられました。もう既に86歳のご高齢だったのですね。ちょっと敬称は略させていただきますが,フィッシャー=ディースカウの歌声は今でも頭に焼き付いております。訃報に接し,さっそくアルヒーフから出ているバッハの「ミサ曲ロ短調」の1961年録音版でフィッシャー=ディースカウの若かりし頃の歌声をしみじみと聴きました(泣)。

 

 私が学生の頃は,シューベルトの歌曲集「冬の旅」を,よくフィッシャー=ディースカウとジェラルド・ムーアのピアノ伴奏という絶妙のコンビの演奏で聴いていました。この歌曲集の中では,私は特に第1曲目の「おやすみ」が好きなのです。夜中に,フィッシャー=ディースカウの「おやすみ」をよく聴いたものですよ。同じ「冬の旅」でも,フィッシャー=ディースカウとダニエル・バレンボイムのピアノ伴奏の版(1979年録音)について,音楽評論家の歌崎和彦さんは,次のように評論しております。

 

「F=ディースカウの五回目の録音は、余分な感傷を排して、劇的であるとともに、きわめて深くすみきっている。巧緻な表現がさらに一段高く突き抜けた境地を獲得して、最後の『辻音楽師』の問いかけに、無限の余韻と感動を残して去ってゆく。」

 

 同世代のやはり大歌手(ソプラノ)だったエリーザベト・シュヴァルツコップは,フィッシャー=ディースカウのことを「神に近い存在」とまで評価しておりましたし,現役時代はそれこそ傑出した存在だったのでしょうね。

 

 シューベルトの歌曲集「冬の旅」について,フィッシャー=ディースカウとダニエル・バレンボイムのピアノ伴奏の録音版(1979年録音)を私は持っておりませんので,今度なけなしの小遣いをさいて買い求め,しみじみと,そしてじっくりと聴いてみたいと思います。「おやすみ」や「菩提樹」だけでなく,終曲の「辻音楽師」とその余韻も・・・。合掌。

2012/05/17

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 娘が部活で夕食を一緒に食べられないというので,昨晩は久しぶりにうちのカミさんと寿司屋に行きました。割と店内の広い寿司屋さんで,私達はカウンターに座りました。カミさんには普段苦労をかけているので,たまには罪滅ぼしをしなければなりません(笑)。食べ物が一番効果的なんです(爆笑)。

 

 そのお店はその日の「お勧め」メニューを6,7品目掲げており,お酒のつまみにはどれも最適で,美味しそうなものばかりです。でも,この「お勧め」メニューの注文もほどほどにしないと本来のお寿司が食べられなくなりますので,そのバランスが難しいのです。ビールも飲んでしまいますのでね。

 

 さて,カウンター内では数人の寿司職人が頑張っておりましたが,そのうちの一人はいかにも修行を始めてそれほど年数が経っていないような感じの若い職人でした。その職人の前には三名の男女が客として座っており,そのうちの男性一人がその若い職人に話しかけたのか,それとも何か握りを注文したのだと思います。でも,その職人の耳には,そのお客さんの話が全く入っていなかったようなのです。少し離れて立って私達の前で仕事をしていた感じの良い兄貴格の職人は,たまりかねて「○○,お客様の話聞いているのか?」と言って窘めておりました。

 

 確かに,寿司職人というのはカウンター内で握りなど仕事をしつつ,お客さんの話にも耳を傾け,時には気の利いた受け答えを要求される職業です。まだその若い職人は包丁仕事に精一杯でそんな余裕もなかったのかもしれません。他のお客さんが店を出るときも,その兄貴格の職人の威勢の良い挨拶につられる形でその若い職人さんも慌てて挨拶するといった感じです。店内全体に気を配る余裕はありません。経験の浅いうちは無理もないでしょう。大変な仕事ではあります。でもその日のお寿司とおつまみは本当に美味しかった。カミさんも満足のようでした。

 

 それにしても聞く耳を持たないのは鳩山由紀夫という変な議員です。いらんことをするな,と言われながらもイランを訪問して物議をかもしたり,米軍海兵隊普天間基地移設問題では当時の首相として何らの裏付けも,成算もなく場当たり的な発言を繰り返して,ちゃぶ台をひっくり返しておりますし,にもかかわらず,今般,またその沖縄で臆面もなくいい加減な発言を繰り返しております(笑)。ただこの人の場合は,聞く耳を持たないというよりも,もう天然のものでしょう。かつて「バカの壁」という本がありましたが,この人との間には明確にそういう壁を感じてしまいます(笑)。また,この人の行動原理は,マックス・ウェーバーのいう心情倫理というやつなのではないかとも思ってしまいます。

2012/05/15

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 連休明けの月曜日だったでしょうか,久しぶりに我が家のゴミ出しをお手伝いしたのですが,我が家の缶酎ハイや缶ビールの空き缶の多かったこと(笑)。改めてビックリしました。そうですね,私も今は週に2日くらいは休肝日を設けておりますが,どうしても夕方になったり,夜のとばりががおりると,お酒が恋しくなってきてしまうのです。でも,せめて週3日は休肝日にしたいと存じます。

 

 それにしてもですよ,前々から思っていたのですが,BS放送でも地デジでも,なぜあんなに頻繁に韓国ドラマが放送されているのでしょうか。先日なんか,我が栄光の巨人軍が相変わらずダメな試合をやっていて,思わずチャンネルを変えましたら,同時に3局くらいで韓国ドラマがやっていたのです。余計なお世話かもしれませんが,一体全体どんな人が見ているのか不思議でしたし,本当に視聴率が取れているのでしょうか。

 

 韓流ブームなどといっていますが,そもそもこの日本に韓流ブームなるものが本当に存在しているのか,未だに疑問をもっております。確かに,「冬のソナタ」が話題になった時期があったことは承知しておりますし,K-POPのアーティストが日本の歌番組にも登場していることは知っていますが,本当に「韓流ブーム」と言われるほどの社会現象は発生し,今でも存在しているのか?少なくとも,私がこれまで知り合った人の中には韓流や韓国ドラマが好きと言った人は一人もいないのです。私も韓国ドラマなど一度も見たことはありません。巨人や名古屋グランパスがふがいない試合をやっているような時に,腹立ち紛れにチャンネルを変える際に一瞬だけ場面を目にするだけです。通りすがりの人に過ぎないのです。

 

 株式会社共立総合研究所が,「韓流消費に関するアンケート」結果を発表しました。これは一定期間内に大垣共立銀行本支店(東京,大阪を除く。)に来訪した主婦791名を対象にしたアンケートの結果です(有効回答者数は776名)。その表題のとおり,直接的には消費傾向に関するものではありますが,その前提として,質問項目に韓流そのものに関するものがあります。その結果によると,「韓流好きとは思わない」と回答した人が71.9%に達し,韓国ドラマを「見たことがない」という人と「あまり見ない」という人の合計は63.2%となっております。このアンケートの対象者は幅広い年齢層の「主婦」なのであって,「主婦」にあっても,このようなパーセンテージなのです。ましてや,これに有職女性や男性を加えたら,「韓流ブーム」の存在を否定するようなデータ,パーセンテージはより高まることが推測されます。

 

 韓国は「国家ブランド委員会」なるものを作り,多額の国家予算を費やして他国における「韓流ブーム」の推進,定着を図ろうとしており,また日本のマスゴミ,いやマスコミもその尻馬に乗っているかのような放送を繰り返しておりますが(韓国という国は,その一方ではアメリカなどを中心として,歴史上ありもしない「従軍慰安婦」の像などを強引に設置したり,その他反日的なロビー活動を精力的に行っています),私はその押しつけが嫌なのです。そして「ブーム」と表現出来るほどのブームが本当に存在しているかについても強い疑問をもっています。

2012/05/10

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日本政府は,国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に対し,世界の無形文化遺産として和食を登録申請しました。すんなり登録されるかどうかは分かりませんが,5月1日付けの読売新聞朝刊にそれに関する記事が掲載されておりました。

 

確かに和食は,その美味しさ,健康面での良さ,外観などの要因でしょうか,海外ではその人気が高まっております。でも,その本家本元であるはずのわが日本国内では,和食離れも指摘され,そもそも「サザエさん」の磯野一家のように家族で食卓を囲むという素晴らしい文化が廃れつつあります。本当に嘆かわしいことです。

 

その新聞記事によると,朝食に何を食べるかというあるアンケートではご飯が34%,パンやシリアルが40%となっており,ご飯があまり食べられなくなる傾向があります。私なんか,幼少のころから朝食はご飯と味噌汁,あとは簡単なおかず(海苔や卵焼きなど)で育ってきましたし,現在でも,そして今朝もそうなっておりますし(笑),特段の事情でもない限り家族全員でいただきます。しかし,新聞記事で紹介されたある会社の食卓調査の結果によると,スナック菓子やビスケットだけの朝食や昼食,サンドイッチと焼きそばといった「主食重ね」の夕食,食器を使わずにアルミホイルを皿代わりにする。そして箸をきちんと使えないままの子供。さらには,家族はそれぞれに好きな物をバラバラの時間に食べる・・・。

 

こんなもの家庭とは言えません。磯野一家のちゃぶ台でなくとも,朝食はもちろんのこと,夕食でも可能な限り家族全員が揃って食事をいただき,親も子供も前の日にあった出来事やその日にあったことなどを語り合うのです。もちろん箸使いその他の食事のマナーなども身につけ,お母さん任せではなくできれば家族が配ぜんも手伝うのです。食事の団らんの際に,子供は親の苦労を理解し,親は子供の悩みや普段考えていることなどを把握するのです。確かに,子供が大きくなれば部活や塾通い,父親だって残業ということもあるでしょうが,そんな状況下でもできるだけ家族全員で食卓を囲もうという努力はすべきでしょう。家族がそれぞれに好きな物をバラバラの時間に食べるなどというのは,もはや家庭とは言えない。

 

ところで,くだんの新聞記事のまとめ方,締めくくり方が極めて浅薄なのには呆れました。「和食が世界の無形文化遺産に登録されれば、日本人自らが和食の魅力を再確認し、次世代に継承する原動力になるだろう。」ですって・・・。ユネスコに和食が登録されたからといって,果たしてそうなるでしょうか。特に家庭内における和食文化の衰退という問題に対しては,そんな浅薄な捉え方ではだめでしょう。

 

約60年をかけて徐々に日本人の精神構造が劣化してきた訳ですし,古き良き家庭文化も衰退してきたのですから,やはり躾を含めた家庭教育,学校教育の立て直ししかないのではないでしょうか。家庭内できちんとした躾ができ,磯野一家とまではいかなくてもそれに準ずるような,そして戦前にはどこのご家庭にも見られたような典型的な文化,さらには家族の絆がいつも感じられるような関係を形成していけるような将来の「親」を育成していかなければなりません。

 

蛇足ですが,食の安全保障という観点もいつも意識していなければならないと思います。アメリカ,イギリス,フランス,ドイツその他の先進主要国は,いずれもカロリーベースでの食料自給率が100パーセント前後確保されております。日本はそれに到底及びません。付加価値の高い果物や野菜がいくら確保されても,カロリーベースの食料自給が確保されなければ,有事の際には国民はヘトヘトになって元気もなくなり,何もできなくなってしまうのです。

2012/05/08

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 本日のこのタイトルのことは,サッカーJ1の名古屋グランパスのことです。大型連休最終日は,昨日のブログでもご報告しましたように,連続ゴルフの二日目でヘトヘトになって自宅で療養しておりましたんですが(笑),午後4時キックオフの名古屋グランパス対川崎フロンターレの試合をテレビで観ていて,ますますヘトヘトになってしまったのです(笑)。

 

 今の名古屋グランパスのサッカーは全然よくありませんし,強さも面白さもないのです。生意気であることは重々承知の上で,敢えて内心の怒りを若干込めて,思いつくままに言いましょうかね。ホイッスルが鳴ったと思ったら,前半僅か2分でフロンターレに先制点を許してしまいました。この試合に限らず,最近のグランパスは気分が乗らないままに不用意なプレーをし,いきなり先制点を奪われて追いかける立場になって,徐々に焦っていくという試合が多いように思います。最初からもっともっと緊張感をもってプレーをすべきです。

 

 次に,このことは前々から気付いていたことですが,中盤が機能しておらず,中盤のエリアは概ね相手チームが制圧し,このエリアでのグランパスのボール支配率は相当に低いと言わざるを得ません。ですから,グランパスとしては,中盤を省略したロングボールを前線に放り込むプレーが目立つのです。こんな単調な攻撃ですと,相手のディフェンダーも守りやすく,しかもロングボールですから,味方選手に上手くつながる確度は高くなく,概ね約半分は相手チームの選手に奪われ,あとは鋭いカウンター攻撃を喰らってしまう羽目になります(笑)。これではいけません。

 

 調子に乗ってさらに言わせてもらいますと,相手選手に対するチェックやプレッシャーが甘く,好きにプレーさせてしまっております。体を寄せて寄せて相手選手を少しは焦らせないといけないのです。焦らせてパスミスを誘ってボールを奪い,攻撃に転ずることもできるのです。チェックやプレッシャーが甘いために,好きにパスをつなげられたり,簡単に自陣のペナルティーエリア内にアーリークロスを入れられたりしております。・・・・・ダメです。

 

 いよいよ調子と図に乗って言わせてもらいますと,ルーズボールやセカンドボールを奪う意欲に欠けるような場面が多く,かなりの割合で相手選手がボールを拾っております。観ていて歯がゆいくらいです。

 

 ストイコヴィッチ監督は,もうチームを託されて相当期間が経過するのに,チームを有機的に機能させているとは思えませんし,選手の間に戦術の共通理解を徹底させ,素人の目にも明らかなような,チームの意図が明確に分かるような試合運びができておりません。アーセン・ヴェンゲル監督の頃は意図が明確でしたし,チームの完成度が高かったと思います。今の名古屋グランパスは,不用意な失点からリードを奪われ,終了時間がそろそろ迫ってくると,決まってDFの闘莉王選手をトップに上げてパワープレーに終始するという一つ覚えの状態です。ケネディ,玉田,金崎,藤本,永井,小川,中村,ダニルソン,闘莉王など,選手はJリーグ屈指であるだけにとても残念です。

 

 ホームゲームであるにもかかわらず,その川崎フロンターレ戦は2-3の敗北を喫しましたが,内容が悪すぎ,私自身は1-2になった時点でテレビのチャンネルを変えてしまい,ふて寝することになったのです(笑)。今のグランパスは強くないのです。強くなければ優勝などできない筋合いです。素人のくせに偉そうなことを言っておりますが,グランパスにはもっと強くなって欲しいのですよ。野球はジャイアンツ,サッカーはグランパスと相場が決まっているのですから(笑)。

2012/05/07

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 最近では毎年,いわゆるゴールデンウィークの最後の2日間は楽しい仲間と共に,連続してゴルフをして過ごしています。これはもう年中行事のようになってしまいました。いつも決まったそのゴルフ場は,自宅からも車で約1時間ほどで到着しますし,何よりもコースが綺麗で気に入っております。

 

 年中行事のようになっておりますから,今年も5月5日と6日にラウンドしました。スコアは惨憺たるものでしたが,一番最後のホールのティーショットだけは満足でした。あの打感とタイミングを今後のゴルフに是非生かしたいと思います。それにしても,その一番最後のホールでは悪夢のような瞬間がありました。素晴らしいそのティーショットの後の第2打はグリーンそばのガードバンカーにつかまったのですが,そのバンカーからの第3打目がどこに行ってしまったのかよく分からず,よくよく探してみると,バンカーの縁の内側にめり込んでしまっておりました(笑)。辛うじてボールの一部が見えておりましたから,その想像を絶する困難なライからの第4打。辛うじて見えていたそのボールはさらに奥の方へ行ってしまいました(笑)。結局,そのホールは12を叩いてしまったのであります(笑)。ゴルフというのは本当に怖い・・・けど,面白い,止められない(笑)。

 

 1日目のラウンドの前に,クラブハウスで朝食のトーストをいただいている時に,目の前のテレビでノーベル化学賞を受賞された下村脩さんのインタビューが放送されておりました。年輪と誠実さを感じるお姿で,それまでの困難な研究生活のことや,困難で先が見えない中での心の保ち方,精神面で重要だと思うことなどを話されておりました。「僕はもう自分の能力は分かっているんですよ。いくら良くったって,並みです。でも,決して諦めないことです。元気を出して,努力することです。」というようなことも仰っておりました。弁護士の数も無軌道に増え続け,私も今後は厳しい環境に身を置くことを余儀なくされますが,下村脩さんのその言葉には勇気づけられました。ましてや,ゴルフでいくつ叩いたって命まで取られてしまう訳でなし・・(笑)。

 

 そのゴルフ1日目が終了した夜は,翌日もラウンドを控えておりましたし,体も疲れておりましたので,自宅でBS放送をボンヤリと観ておりました。江戸時代末期の浮世絵師歌川国芳のことが放送されておりました。以前,ある集まりで歌川国芳の浮世絵のコレクターの方からこの浮世絵師のことを聞かされ,興味をもっておりました。いやー,国芳の世界は凄いですね。画想の豊かさ,奇想天外のアイデア,もう間違いなく天才でしょう。一度じっくりとその作品の現物を鑑賞したいと思っております。批判精神も旺盛で,幕府の禁令に反抗して作り上げた風刺的な作品や「判じ絵」も面白い。

 

 その日の晩はボンヤリとBS放送をハシゴしていたのですが,夭折の女優夏目雅子の特集がやっておりました。詳細は省きますが,本当に感動しました。

 

 下村脩さんも,歌川国芳も,夏目雅子も,みんな決して諦めずに,元気を出して乗り切ってこられたのですね。

2012/05/01

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 あら,もう5月ですね。この前お雑煮を食べたと思ったら,もう一年のうち三分の一が経過してしまいました。大好きな桜の時季も,この地方ではもう終わってしまいましたし,本当に早いものです。こんな調子であの世からのお迎えが来てしまうのでしょうか(笑)。徒然草によれば,そのお迎えは前からではなく,後ろから「そっと」来るようですし・・・。

 

 さて,先日は仕事の関係で彦根に行ってきましたし,その翌日には自己研鑽のために大阪にも行ってきました。このところデスクワークが中心だったので,良い気分転換になりました。それにしても,名古屋駅の新幹線口まで乗せていってくれたタクシーの運転手さんは,本当に良い人でした。

 

 これは一般論ですが,タクシーの運転手さんの中には,とにかくよく喋りまくる人がおります。相手(乗客)の気持ちなどをあまり斟酌することなく,とにかく自分の意見を喋りまくるのです。最初のうちは私も相づちを打ってあげるんですが,そのうちにだんだんと辟易してきて,わざと相づちもおろそかにしてやります。それでも喋りまくる運転手さんがいます(笑)。これはいただけません。

 

 一方,乗車しても全く愛想がなく,行き先を聞いて返事をして以降は,目的地到着まで一言も口をきかない運転手さんもいます。さすがにこのような沈黙の継続は気まずい・・・。手紙で言えば,せめて時候の挨拶のようなことはひとこと言っても罰は当たりませんでしょう。その後のことは,私だって静かに乗っていたいことが多いので,運転手さんも寡黙で構いませんが。

 

 要するに,ほどほどが良いということです。ところで,名古屋駅の新幹線口まで乗せていってくれた,くだんのタクシーの運転手さんは,雰囲気のある本当に良い人でした。歳の頃は60代でしょうか,最初は時候の挨拶と穏やかな口調で若干の会話をした程度で,それだけで場が和みました。そうしたら,助手席裏に掲示されていたその運転手さんのネームプレートには,「米田豊作」とあるではありませんか。私は普段,自分の方から運転手さんに語りかけることはないのですが,思わずその人に語りかけたい衝動にかられ,「本当に良い名前ですね。」と声を掛けました。日本は瑞穂の国,日本的でそして親の気持ちのこもった本当に良い名前だと思ったのです。そこから先は,名古屋駅までの短い間でしたが,その運転手さんの淡々とした語り口による,私との間の世間話が始まりました。人に人生ありです。

 

 タクシー車内での運転手さんの口数もそうですが,何事もほどほどがよろしいようですね。

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