社会保障・税一体改革関連法案をめぐる自民党らと民主党との修正協議の最終期限は,どうやら本日のようです。自民党と民主党との間では,概ねこの協議についての合意ができたとの報道もあり,自民党としては6月21日の会期終了までの間の採決を求めることになるのでしょう。
採決ということになりますと,消費増税に反対する民主党内の小沢一派や中間派はどう動くのでしょうか。採決に当たっては,党議拘束がかかるでしょうから,それでも反対する勢力は除名等を覚悟しなければなりませんし,一方,とても有能とは思えない場当たり的な野田首相サイドとしては,党の分裂リスクも覚悟しなければならないことになります(笑)。
今の日本に一番必要なのは,目先の消費増税よりも,まずはデフレ経済からの脱却,そして教育,外交・安全保障,憲法改正であることは間違いありませんし,あのどうしようもない谷垣という人を総裁にいただいている自民党には言いたいことは山ほどありますが,今日は民主党のことに絞ります。ただ,私も仕事がありますので,ほんの少しだけ。
前にもこのブログで述べたのですが,私は民主党という政党はもちろんのこと,この政党のあのロゴマークが大嫌いなのです。分かりますか?あの2つの赤い丸状のものがくっついたやつですよ。どうしてもあのマークを見ていると,我が愛すべき日の丸の赤い丸が引き裂かれそうになっているように思えてくるのです。つまり,民主党という政党の隠れた党是は,この愛すべき日本を引き裂くというか,分裂させるというか,国家としての弱体化を狙っているのではないかとさえ思えてくるのです。これが杞憂でないことは,民主党が政権をとった平成21年8月末の総選挙後,鳩山,菅,・・・もう名前を挙げるのさえ嫌な連中どもがこの国をどんな風にしてしまいましたか。国益を害し続けてきたとしか評価できないのです。
ただ,この消費増税をめぐって,民主党が分裂等してくれれば私としては望外の喜びです(笑)。ちょうどその分裂的な表象のロゴマークのように(爆笑)。国民の一人として不謹慎だとのそしりは免れないかもしれませんが,この1週間は楽しみなんです(笑)。ジャイアンツの活躍以上に。
民主党政権の樹立以来,国民の皆さんも,そのコアな民主党支持者以外は,本当に心底懲りたのではないでしょうか。いや,心底懲りなければなりません。人間,学習というものをしないと(笑)。もう二度と民主党政権,あるいはこれを中心とした政権を作るような愚かなことがあってはならないと思うのです。そのためには,「羮に懲りて膾を吹く」くらいでなければなりません。
にもかかわらず万が一,再び民主党政権,あるいはこれを中心とした政権を作るようなことがあったとしたら,もう今度こそこの愛すべき日本はダメになってしまいますし,日本国民は正に「地獄の門」の前に立たされることになるでしょう。
ダンテの「神曲」の地獄篇の第3歌はちょうどこの場面です。主人公のダンテがウェルギリウスに導かれ,「地獄の門」の前に立ちます。その「地獄の門」の頂には次のような銘文が刻まれております。
「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」