梅雨の真っ最中なのだから仕方ないのかもしれませんが,各地で豪雨となっております。特に熊本県や大分県では今までに経験したことのないような雨の量のようです。被災された方々には心からお見舞い申し上げ,くれぐれも備え怠りのないように。特に熊本県には私の親族も住んでおりますので心配なことです。
さて,7月11日には小沢新党が立ち上がりましたね。「国民の生活が第一」という党名のようです。結成メンバーは衆議院議員37人,参議院議員12人の合計49人です。世論調査によると,この小沢新党に期待している人はごく僅かで,約8割の人は期待していないようです。私も勿論その一人です(笑)。唾棄すべき民主党政権が一刻も早くその政権の座から転がり落ちることこそ日本の国益に資することになると痛切に思っているこの私が,その民主党の詐欺のようなマニフェストにさらに忠実で原理主義的な小沢新党などに期待する訳がありません(笑)。
はっきり申し上げて,テレビ画面に映る小沢一郎という人の顔を見ていると,もう痛々しいという感じがいたします。もう終わっているんですよ。将棋で言えば,「詰んでいる」状態です。何よりもあの気持ち悪い作り笑いが生理的にいやですし,離党届を預からなくては結束が維持できないようではね。小沢新党のメンバーである衆議院議員37人のうち当選1回議員が24人に達し,さらにこの24人のうちの12人は比例区からの当選です。小選挙区での実績が認められてではなく,平成21年のあの「政権交代」や政党名の風に乗って当選を果たした人達であるに過ぎません(小選挙区で落選して比例で復活した人も少なくないのです)。同様に,参議院議員12人のうち8人は比例当選組です。何を言いたいのかというと,解散総選挙によって小沢新党の公認を受けたこの衆議院議員の人達のほとんどは,再び国会議事堂に戻ってくることは無理だろうと思うのです。参議院議員にしても同様でしょう。
タンポポの種子は頭に綿毛(冠毛)が付いていて,風が吹くとフワフワとどこかへ飛んでいってしまいます。まずは衆議院の解散風が吹きますと,こういった人達はそれっきりになってしまうのではないかと思ってしまうのです。ですから私としては,小沢一郎という人やこれに雷同しているこういった当選1回の議員の姿を見ていると,痛々しくなってしまうのです。
もうこの辺でやめようと思ったのですが,あと一言。
この小沢新党は,「消費増税反対」,「脱原発」,「復興優先」などといかにも俗耳に入りやすいことを基本方針に挙げていますが,財源はどうするんですか?GDPを稼ぎ出す源泉である企業活動に支障のない代替エネルギーはどのように確保するのですか?小沢さんは岩手県選出議員ですが,政権与党の重鎮として復興のための陣頭指揮を地元でおとりになっていたのですか?・・・・