裁判所と弁護士会館との間に通路があるのですが,先日この通路で知り合いの弁護士さんとすれ違った際,「先生,暑くないですか。」と言われました。要するに,私のネクタイ姿が暑苦しく見えるようです。確かに,スーツの上着は脱いで手に持っていましたが,シャツは長袖で,ネクタイもきちっと締めておりました。
「クールビズ」というのはもう定着しておりますが,どうもわたしは苦手というか,着こなせないのです。まぁ,普通に半袖の開襟シャツを着ていれば何とかなるのでしょうが・・・。
さて,それにしても政権交代後のこの約3年間,日本国と日本国民は本当に酷い目に遭いました。民主党みたいな政党はもう二度と単独で政権を取ることはあり得ないと思ってはおりますが,本当にこの約3年間は酷かった・・・。こりごりです。皆さんも懲りませんでしたか(笑)。思い起こせば,3年前の総選挙の頃の民主党のポスターには,鳩山由紀夫の間抜けな顔の右横に「政権交代。」と記されていましたね。「交代」の後に付けられた「。」が象徴しているように,この売国的な政党は交代そのものが目的であって,ただそれだけ。国や国民のためになることは何一つしておりません。
では,今の自由民主党はどうでしょうか。国土強靱化基本法案の策定など,デフレ脱却と経済活性化に向けての良い仕事はしております。それに東日本大震災における復旧,復興に向けての実質的な取り組みは大いに評価できます。でも,政党支持率が一向に上がらないのは何故なのか。もちろんマスゴミの偏向報道等はいうまでもありませんが,自由民主党自体も国民に対する積極的な説明とアピールが足りません。それに何よりも人を得ていない。
本日のタイトルは「身だしなみ」ですが,身だしなみもいただけない。岸信介という尊敬すべき国士が中心となって1955年に保守合同を達成し,自主憲法制定などの党是を掲げて成立し,戦後日本の成長を支えてきた大政党が自由民主党なのですよ。それなのに,石原伸晃という程度の人が幹事長とは・・・。彼は茶髪にしていた時期がありましたね。私もこの目ではっきり見ましたよ。幻などではありません。身だしなみがよくない。この党の初代幹事長は何と,岸信介さんですよ。人が軽すぎるのに加えて,茶髪の幹事長なんて論外です。
それに前々から思っていたのですが,自由民主党の今の総裁,誰でしたっけ,ああ,谷垣禎一という人のあのクールビズだか何だか知りませんが,あの中国服みたいな服装もいただけません。見ているこちらが恥ずかしくなる。身だしなみがよくない。たまたま先日の朝,産経新聞を読んでおりましたら,ジャーナリストの東谷暁さんの記事が掲載されておりました。この最後の部分は我が意を得たりといいますか,秀逸ですので,引用しておきます。
「最後に、あまり言いたくないことだが、あの奇妙な詰め襟シャツで登場する谷垣総裁を見るだけで、この人は駄目だと思わざるを得ない。私は政治家がだらしないクールビズとかの服装をするのにも批判的だが、谷垣総裁の格好などは『私はやる気がありません』と表明しているようなものだ。谷垣総裁の命脈もすでにつきている。」
マスゴミ,いやマスコミは再び目の敵にするでしょうが,自由民主党の次期総裁は,安倍晋三さんあるいはこれに近い人しかあり得ないのではないでしょうか。そうでなければ,時期が迫っている総選挙では安定的な議席数は確保できません。