わが栄光の読売巨人軍,本当にハラハラさせてくれるぜ!まあ,日本シリーズ進出を決めてくれて本当によかった。これでようやく枕を高くして眠ることができます。
2位に10.5ゲームもの大差をつけてせっかくセ・リーグの覇者に輝いたのに,あの巨人が日本シリーズに進めないなんて,悪夢以外の何物でもありません。中日に3連敗した時は,気が気でなく,仕事にも大きく影響したくらいです(笑)。
それにしても,出だしのあたりは私も嫌な予感はしていたのです。昔から巨人は,「初物」には弱いと言われていて,中日は第1戦は大野という左腕,第2戦は伊藤という右腕を投入してきました。これまでの巨人との対戦実績からすれば完全に「初物」という訳ではないのでしょうが,いずれもあまり対戦したことのない投手でした。また,これはいつも思うのですが,1位のチームが実際にクライマックスシリーズに登場するのは,公式戦が終了してかなり経過してからですから,少しの間とはいえ試合から遠ざかり,「試合勘」が鈍ってしまうのではないかということも言われております。そういう訳で,不安が的中し,わが栄光の読売巨人軍はまずは2連敗してしまいました。第3戦目は必勝を期したのですが,これも投手陣が踏ん張れず,打線も湿ったままでした。この時点でもう後がなくなりました。スポーツ紙はどれも「崖っぷち」と表現しておりました。
でも,私は心のどこかで最終的には巨人は日本シリーズに進んでくれるのではないかと期待しておりましたし,そうなるのではないかとも思っておりました、良かった,本当に良かった。
当然のことながら昨夜は祝杯を上げました(もっとも試合終了前から結構飲んでおりましたが)。そして,その後は長嶋茂雄終身名誉監督の現役時代の懐かしいDVDを見ながら,健やかな眠りについたのです(笑)。
ただ,日本シリーズではやはり日本一に輝いて欲しいので,素人ながら少し気になったことも述べておきます。結果論かもしれませんが,ホールトンの交代時期がなぜあんなに早いのかは疑問でした。初回などは不安な面もありましたが,割とよく抑えていたのに・・・。中1日の澤村を投入する場面だったでしょうか。結果的には1点を取られてしまいました。この試合に限らず,少し首をひねらざるを得ないような原監督の「采配」も散見されます。
また,1番打者はリードオフマンと言われているようにチャンスのきっかけを作り出していく重要な打順です。長野選手は1番に定着し,今シーズンも173安打をたたき出し,坂本選手と並んで最多安打賞に輝いております。でも,前から気になっていたのですが,立ち位置がいかにもベースから離れすぎです。あれでは外角のスライダーをカットするのに精一杯で,当たったとしても右方向への内野ゴロで終わってしまうでしょう。今シーズンは,案の定,外角に落ちる球にひっかかって空振りしたり,凡退する場面をよく見ました。もう少しベースに近づいて,阿部みたいに堂々と構えたらいいのにと思います。