そこは私が朝の徒歩出勤の際によく通りかかる場所なのですが,春になればそれはそれは見事な桜を咲かせる木々がいっぱいある場所です。今朝もそこを通り過ぎようとした時,偶然に左肩に葉っぱが一枚落ちてきました。黄色と橙色とが微妙に混じったような色の葉でした。ここの木の葉っぱもいよいよ落葉時期なのか・・・。時間の通り過ぎるのも早いものです。「一葉落ちて天下の秋を知る」(「淮南子」説山訓)というやつでしょう。
さてそれにしても,民主党政権にはもう言葉もありません。テレビニュース等の画面で野田,輿石,岡田,前原,枝野,玄葉,田中真紀子,樽床,細野・・・こんな連中の顔が放映されるたびに胸が悪くなり,絶望的な気持ちになり,思わず画面から目をそらしてしまいます。「顔を見るのもイヤ」という状態です(笑)。この約3年間は,正に「異民族に支配されてきた」ような感じです(産経新聞の阿比留記者の表現)。この売国的で亡国的な政党,政権のおかげで日本国と日本国民は本当に酷い目に遭いました。
野田といういたずらに太った人物は,前任者が菅という人間だっただけに,そして「ノーサイドにしましょう,もう。」などといった演説のうまさゆえに,誠実な人柄であると勘違いされてきたふしがありますが,実際には極めて不誠実で傲岸不遜な人物だと思います。それにあの宙を泳いでいるようなうつろな目,いっぱいいっぱいで全く余裕がないような表情,とても一国の宰相の目ではありませんし,その器でもありません。もう既に民主党政権の正統性(レジテマシー)が失われ,一刻も早く国民の信を問うべき秋(とき)がきているのに,とにかく衆議院解散が怖い,少しでも長くこの政権の座を占めていたいという一心で特例公債法案などを人質にとって「立てこもり」を続けています。見苦しいったらありゃしない。
自民党政権時代は,予算案とその財源となる特例公債法とは当然のことながらセットで国会を通過させてきました。極めて当たり前のことです。ところが,予算案は衆議院の優越がありますけど,法律案である特例公債法案はそれがありませんから,菅内閣の時からはただただ延命のために,予算案とは切り離して特例公債法案の審議を先送りにしました。野田といういたずらに太った人物もこの手法に味をしめ,延命のために予算案と特例公債法案とを切り離し,取り敢えず予算案だけ通しました。未だに特例公債法案が審議されず先送り状態となっているのは,とりもなおさず民主党政権の失政によるものです。そもそもがそうなのです。このままですと,公債発行ができずに財源が枯渇し,地方にお金が回らなくなり,地方は地元の金融機関(銀行等)からお金を借りて行政サービス等を続けていかざるを得ず,その利子負担も結局は税金でということになるでしょう。酷いものです。
現在は特例公債法案が「人質」になっておりますから,民主党としてはこれの成立に自民党が協力しなければ自民党のせいにすればよいといったところでしょう。自分たちの失政を棚に上げて,本当に酷いものだと思います。
いずれにしても,もう民主党は次の総選挙で泡沫政党に成り下がります(笑)。これまでの約3年間の失政続きの状況を考えれば,当然の報いです。私は絶対に許さない。「羮に懲りてなますを吹く」という言葉がありますが,酷い目に遭った日本国と日本国民も「なますを吹く」くらいの覚悟で,マスコミがこの先何と言おうと,二度とこのような売国的で亡国的な政党を政権の座に付けるようなことがあってはならないと思います。国が滅びます。
石原新党ですか・・・。日本維新の会との連携,連帯を取りざたされておりますが,どうなんでしょうかね。冒頭に黄色と橙色とが微妙に混ざり合った葉っぱのことを申しましたが,果たして価値観や政策の一致が見られるのでしょうか。私は,石原新党の母体となるであろう「たちあがれ日本」を構成している個々の議員の識見には敬服しておりますが。