本当ならば,日本国の首相というのは凄いんですよね。歴史と伝統があり,世界最大の債権国,まだまだ民度も高い,名目GDPで世界第3位(実質GDPでは世界第2位)という立派な国の行政の最高責任者なのですから。
それにしてもこの反日売国の民主党政権が始まって3年を超えてしまい,この期間はまるで「異民族に支配されてきたかのような」(産経新聞の阿比留記者の表現),悪夢のような期間でした。やはり日本国の首相たる者,ちゃんとした人でなければなりません。
日本国の首相に相応しいかどうかという点について,最近読んだ雑誌「WiLL 12月号」の中に,思わず「なるほど!」と膝を叩いてしまったジャーナリスト久保紘之さんの発言がありましたのでご紹介します(同所108頁)。
編集部「しかし不思議なのは、自民党総裁選の石原伸晃氏にしろ、民主党代表選の赤松広隆氏、原口一博氏にしろ、自分に総理が務まると本気で思っているんでしょうかね?」
久 保「それは、国家と向き合って自分が首相に相応しいかと自問自答するのではなく、前の人間と比較するからですよ。野田ができるなら、菅ができるなら、鳩山のアホができるなら、俺にもできるはずだ、と。国家の重大事ではなく、前の人間との比較でしか見ていない。だからできると錯覚しちまうんだ。」
素晴らしいご意見ですね。正にそのとおりです。自分が日本国の首相に相応しいかどうかを自問自答できる誠実さを有している者でなければね。そしてその上で,その自問自答をクリアし,確固たる国家観と「覚悟」をもった人こそが就任すべきですね。鳩山,菅,野田の面々でも務まったのならば,俺も(前原)とか,私も(細野)とかといった乗りで延々とやってもらっては本当に困ります(笑)。
もう一つ,最近「なるほど!」と思った一節がありました。
「ウォーレン・バフェットが来日したときに、『新聞に正しいことが書いてあるのは唯一、前の日の野球の結果だけだよ・・・・』と独特のいい方で皮肉っていました。彼は常日頃から、『新聞には役に立つものも書いてあるかもしれないが『事実』が書かれることはない・・・・新聞社の人間のある一定のバイアスがかかっていると考えて読みなさいよ』といっています。」(「なぜ日本経済は世界最強といわれるのか」(山口正洋著,東邦出版177頁)
メディアリテラシーのことです。当然私を含め,有権者,読者も情報を賢く選択,選別できるだけの能力を高めなければなりませんね。朝日新聞などは自由民主党の安倍晋三のような立派な代議士を葬り去ることが「社是」のようですから,こういった新聞社らによるネガティブキャンペーンに騙されてはならないと思っております。