仕事のために車を使って少し遠出をするような時は,私はお気に入りの盤(CD)で音楽を聴きながらの移動をいたします。なんにも聴かずに黙々と運転をするというようなことは滅多にありません(笑)。昨日私が聴いた盤(CD)は,ウラディーミル・ホロヴィッツのピアノ,ユージン・オーマンディ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックの演奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でした。RCAの盤で1978年1月8日のカーネギー・ホールでの演奏の実況録音です。昔からこの盤がお気に入りなのです。オーマンディの指揮と息が合い,ホロヴィッツの圧倒的な演奏で,演奏終了直後には館内の興奮した聴衆の拍手と称賛の声・・・。いやはや,すごい迫力なのですよ。聴いているこっちも元気が出ます。
ホロヴイッツは1903年生まれですから,この演奏時にはもう75歳になろうとしている年齢です。それがあのような演奏・・・。全く信じられません。デモーニッシュな感じさえします。それにしてもセルゲイ・ラフマニノフはこういった曲(ピアノ協奏曲第3番)を作曲し,自作自演できる訳ですから,ラフマニノフ自身も超絶技巧を備えた当代一流のピアニストだったのでしょう。それに何よりも素晴らしいメロディーメーカーです。そのメロディーメーカーぶりは,交響曲第2番の第3楽章や「ヴォカリーズ」を聴いてみれば実感できるでしょう。
「雑感」ですから話はコロッと変わりますが,昨日の遠出の帰り道では,久しぶりに堂々たる小学生を車の中から見かけました。そうですね,2年生か3年生くらいでしょうか,男の子で,道路の植え込みに向かって「立ち小便」をしていました。放物線のようなオシッコではなくて,その植え込みを攻撃するかのような勢いを感じさせるオシッコでした(爆笑)。堂々たる振る舞いではありましたが,その表情はとても不安そう・・・。この寒さですものね,老若男女を問わずオシッコが近くなりますよね。この男の子も背に腹は代えられなかったのでしょう。でも,クラスで密かに自分が恋心を寄せている可愛い女の子のクラスメートに見られたらどうするのでしょうか。通学路の途上でもあり,すごく冒険的な行いです(笑)。