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弁護士ブログ

2013/02/28

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 エレベーターのマナーというのが,私には今ひとつ分からないでいます。先頭で待っている人は,やはり一番先に入ったら,自分の行き先の階を押す前に「開」のボタンを押し続け,他の人が全員入ってそれぞれボタンを押した後に,自分の行き先の階を最後に押すべきなのでしょうか。

 

 自分としてはそういう意識があるものですから,そうしていたら,仏頂面で「バンッ!」と目の前でボタンを乱暴に押されたりすることがままあります。デリカシーの欠片もないような押し方です。時には「○階お願いします。」と命令されちゃったりして(笑)。まあ,先頭で待っていて,一番最初に中に入った人の宿命といえばそれまでですけど,愉快でない時がありますね。

 

 ですから,エレベーターでのそのような多くの経験をしていて,傷つきやすい私は最近では階段を利用することが多くなりました。健康にも良いですしね。今日の仕事はあれと,これと,それをしなければならないな・・などと考えながら,階段を一歩一歩踏みしめながら歩いていくのです。

 

 階段を一歩一歩踏みしめながら歩いていくというと,いつも連想する曲があります。私も昔から大変好きな曲なのですが,バッハの平均率クラヴィーア曲集第1巻の第24番(ロ短調)の前奏曲(プレリュード)です。これを聴いていると,自分が様々な苦楽を味わいながら,一歩一歩階段を踏みしめて歩いているような感じになるのです。下行音階もありますから,上に昇っていくだけでなはく,下に降りていくような部分もありますが,いずれにしても階段を連想します。大変佳い曲です。ユーチューブにもアップされていますし,他のサイトでも動画がありますから,一度聴いてみてください。

 

 さて,階段を上っていくというと,あの忌まわしかった民主党政権で日本国と日本国民は一旦地獄に堕とされましたが,これからは煉獄,天国へと続く階段を上がってゆくだけです(笑)。第二次安倍政権は発足してまだ間がないのですが,いかにマスコミが足を引っ張ろうとしても,その支持率は上昇しています。いろいろな面が評価されていると思いますが,まずは経済政策(金融政策も含む。)が素晴らしく,ようやくデフレ脱却への正しい一歩が踏み出されようとしています。

 

 まずは日銀総裁,副総裁の人事ですが,私としては以前から定見と見識のある岩田規久男先生(学習院大学経済学部教授)が総裁に適任だと思っていたのです。しかし,どうやらそれはないようで,何とか副総裁には就任して欲しいと切に願っております。とにかく,デフレ固定を確信犯的に続けて来た歴代の日銀総裁の責任は極めて重い。日銀理論,日銀の常識は世界の非常識なのです(笑)。そして,これからは「コミットメント」,「コミットする」という言葉がキーポイントになると思います。コミットするというのは,ちゃんと説明をし,その説明に「責任をもつ」という意味です。日銀はこれまでは,卑怯にも「コミットする」ことがありませんでした。責任を取りたくないからです。高い報酬や給与をもらっているのに。

 

 まずは皆さん,「日本銀行 デフレの番人」(岩田規久男著,日経プレミアシリーズ)という本をお読みください。騙されたと思って(笑)。これまた目から鱗の素晴らしい本です。大変勉強になります。そして,「日銀はだれのものか」(中原伸之著,中央公論新社)という本も誠に素晴らしい。中原伸之さんは元日銀の政策委員会の審議委員で,元金融庁顧問でもあられます。日銀がこれまでいかにデフレの「番人」であったかが分かります。

 

 いずれにしても,日本の対外資産は世界一です。技術力もポテンシャルも世界に冠たるものがあります。これからの日本経済,一歩一歩階段を上っていかなければなりません。財政規律といいますが,成長しなければ税収も増えませんからね。

2013/02/25

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 亡くなったことの人をとやかく言いたくはありませんが,宮澤喜一という元首相は,いわゆる河野談話を出した時の首相ですし,自らも東京裁判史観に凝り固まり,かつて官房長官時代には「歴史教科書における官房長官談話」を出して,教科書検定の「近隣諸国条項」の発端を作ったりしております。官僚時代は優秀な人だったのでしょうが,政治家としては何かと売国的な人でしたね。

 

 その「近隣諸国条項」など愚の骨頂です。国である以上それぞれの立場があり,歴史認識だって異なるでしょうに・・・。それを無理に一致させようとしたり,近隣諸国に配慮したりなど無用のことです。でもこれが歴史教科書の検定で今でも相当にはばを利かせています。

 

 中学,高校では何よりも歴史を教える時間が少なくなっておりますし,仮に教えたとしても,それらは東京裁判史観ベッタリの内容です。本当に憂慮すべき事だと思っております。日本の子ども達が将来外国に留学したような時,例えばその場にいる中国人留学生や韓国人留学生から歴史認識について不当な言説を浴びせられた際,堂々と論陣を張るだけの見識を備えているでしょうか。中国人留学生らが展開する,歪曲され,政治化された「歴史」なるものに対し,胸を張って説得的に反論できるでしょうか。歴史として今学校で教えられているような内容では,それは到底期待できません。自分の国に誇りを持つためには,他国から押しつけられたり,圧力を受けて修正されたようなものではなく,ちゃんとした本当の歴史を教えなければなりません。それでなければいつまでたっても自分の国に誇りを持つことができないからです。

 

 「自ら歴史を貶める日本人」(西尾幹二,福地惇,柏原竜一,福井雄三共著,徳間書店)という本はとても良い本ですね。感心しました。この本の中では,加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」,半藤一利「昭和史」,北岡伸一「日中歴史共同研究」の内容について,理論的かつ説得力ある論証で批判的に検討しております。加藤陽子氏も北岡伸一氏も学者ですが,こういった左巻きで東京裁判史観にどっぷりつかってしまった学者が,最高学府では相変わらず多数派なんでしょうかね。この「自ら歴史を貶める日本人」という本で指摘されていたことですが,こういった人々の歴史認識に共通しているのは,何よりも基本的には東京裁判史観ですし,歴史を長いうねりの中で捉えていないし,例えば大東亜戦争当時に諸外国がそれぞれどのような意図・目的(民族的憎悪も含む)で動いていたかなどの視点に欠け,日本だけを自虐的に見つめる視野狭窄に陥っているという点でしょう。いわゆる「たこつぼ史観」というやつです(笑)。

 

 学校で教えてくれない本当の歴史を学ぶ手がかりとして,私が今でも好著だなと思っているのは,若狭和朋著「日本人が知ってはならない歴史」,「日本人が知ってはならない歴史 続」,「日本人が知ってはならない歴史 戦後篇」の三部作です(いずれも朱鳥社)。これは良い本ですよ。少し目から鱗が落ちた思いがしたものです。

2013/02/20

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 第一生命が毎年募集し,佳作を発表しているサラリーマン川柳というのは本当に面白いですね。今年発表されたものも,いずれ劣らぬ傑作ぞろいです。

 

 俳句の場合は,月並俳句はともかくとして,ちゃんとした作品については,どんな状況,心境で句作がなされたのだろうと想像力を働かせたり,含意をくみ取る必要がありますが,川柳の場合はとても分かりやすく,単刀直入です。そのままなのです。

 

 川柳の中でもサラリーマン川柳の傑作に共通なのは,笑い(爆笑)だけでなく,どことなくもの悲しい情緒,哀愁といいますか,ペーソスも漂っております。それにしても,今年発表されたサラリーマン川柳は例年にも増して,自虐的な夫と嗜虐的な妻という構図が顕著です(笑)。

 

 まずは夫が妻を揶揄した作品。

 

 「風呂にいた ムカデ叩けば ツケマツゲ」
 「乗る妻も 体重計も 悲鳴上げ」

 

 いやー,ホントに面白いですね(笑)。

 

 さきほど夫の自虐性と妻の嗜虐性と申しましたが,この観点から特に爆笑できたのをいくつかご紹介したいと思います。

 

 「携帯と 亭主の操作は 指一本」
 「ノーベル賞 家(うち)にないのは 平和賞」
 「生命線 見せたら妻が 不機嫌に」
 「家事停止 望むは妻の 再稼働」
 「部下にオイ 孫にホイホイ 妻にハイ」
 「小遣に 消費税を かける妻」
 「営業に 連れて行きたい 嫁の口」
 「家族割 あるのに妻と 通話なし」

 

 ほんとに傑作ぞろいです(笑)。

 

 ただ今回私が,すぐに反応し,腹を抱えて笑ってしまった作品,これが秀逸だと思われるのですが,それを最後にご紹介しましょう。子どもが完全に見間違えてしまうほど,化粧顔とスッピンとの落差が劇的な域に達していたのでしょうね(爆笑)。

 

 「スッピンで プールに入り 子が迷子」

2013/02/19

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 寒い日が続いております。去る土曜日も仕事をしに事務所まで徒歩通勤したのですが,本当に寒かったです。今年は確か2月4日が立春でしたよね。「立春とは名ばかりで,まだまだ寒い日が続いております。」なんて,時候の挨拶がよく使われますが,春を感じさせる,「水ぬるむ」頃までにはまだ間がありそうです。それにしても本当に寒い。

 

 事務所からは少し遠くはなるのですが,そのコンビニには前はよくお昼ご飯を仕入れに通っていました。出来たてに近い感じの美味しいパンがケースの中に並べられていたり,割と珍しい品があったりで,結構気に入っていたのです。しかし,今は全く行かなくなりました。接客に問題があるなと感じたその日からはそのコンビニに行くのをやめたのです。その日は恐らく中国人と思われる店員だけが数人対応していました。監督といいますか,ある程度は目を光らせるべき立場にある日本人が全くおらず,恐らく中国人と思われる外国人だけだったのです。

 

 何がイヤかというと,日本人がいないと途端に気がゆるむのか,接客がなっていないのです。入退店の時に全く何も言わず無反応だったり,箸やスプーンを袋に投げ入れるようにしたり,同僚同士でしゃべくっていたり,日本人のいる普段は彼らなりに「マニュアル」に割と忠実に言葉を発しているのに,いない日はほとんど何を言っているのか分からないような小さな声で投げやりに言葉を発したり,釣り銭をぞんざいに渡したり,などなど。

 

 恐らく,彼らの本国では,もてなしや接客の文化が日本のように深化していないのでしょう。商品や釣り銭を投げられたという日本人旅行客の体験談をよく耳にしますからね。日本へ来て,コンビニなどでアルバイトをしている彼らも,日本人の管理者らがいないと,つい「地」が出てしまうのでしょう。良い接客をしようと心がけている外国人アルバイトの方もいますから,あまり一般化してはいけないのでしょうが,コンビニにおける接客一つをとっても文化の違いを痛感します。

 

 コンビニの経営者も,人件費削減という経済合理性だけを追求するのではなく,大切なその店の接客,雰囲気をこそ重視すべきなのではないでしょうか。かつて私がその店で購入していた「メロンパン」の量は相当なものでした(笑)。「メロンパン」という商品に限って言えば,私というとても大切な顧客を失ってしまったのです。

 

 その土曜日の夕方,仕事を終えてやはり徒歩で帰宅する途中,自宅近くの美味しいということで割と評判の小さなイタリアンレストランの横を通り過ぎようとしたところ,「接客」を目の当たりにしました。黒の上下に白いエプロンをした黒髪のショートカットのスラッとした若い女性店員が,退店する客に付き添い,その客が車で出発するまで,見送り,その後深々と礼をしていました。立春とは名ばかりの寒風の吹きすさぶ中で,です。

2013/02/15

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 岩波ホール総支配人の高野悦子さんが亡くなりました。もちろん私などは映画の世界は門外漢ですが,高野悦子さんは本当によいお仕事をされたと思います。心からご冥福をお祈りいたします。

 

 一番最初に高野悦子さんのお名前に接したのがいつ頃だったのか記憶はありませんが,「二十歳の原点」の高野悦子さんとは同姓同名で,最初は「あれっ?」と戸惑ったのを覚えております。それにしても「エキプ・ド・シネマ」が紹介,上映してくれる映画は素晴らしいものばかりでした。私は特に独身時代によく観たものです。

 

「大理石の男」
「ルートヴィヒ」
「約束の土地」
「秋のソナタ」
「山猫」
「ゲームの規則」
「熊座の淡き星影」
「アギーレ・神の怒り」
「ダントン」
「ドイツ・青ざめた母」

 

 独身の私は,その当時夢中になって「エキプ・ド・シネマ」が紹介,上映してくれるこういった名作の数々を観たものです。この頃は名古屋駅の西側に「ゴールド」,「シルバー」という名画座があって,特に「ゴールド」の方に頻繁に通っておりました。いわゆる名画座,アート系というやつで,お客さんも本当に映画を楽しむといった精神的に余裕のありそうな,とてもマナーの良いお客さんが多かったように思います。本当に懐かしいなぁ。思い出します。

 

 結婚してからもたまに「エキプ・ド・シネマ」の映画を観ました。東京勤務の頃は,カミさんと一緒に「岩波ホール」まで行き,「コルチャック先生」を観て涙したのを覚えております。

 

 「約束の土地」などはもう一回是非観てみたいと思います。ところで名古屋には,いまは名画座,アート系の映画館はどのくらいあるのでしょうか。名古屋だって人口約226万人もおります。こういった映画を観たいというニーズもあるはずです。そういう映画館が廃れることのないように祈っております。

 

 高野悦子さんは,生涯独身を通されたようですが,「シネマ君」とは挙式されたとのこと。映画に生涯を賭けた人生だったのですね。「シネマ君」と添い遂げられたのです。合掌。

2013/02/13

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 ついにうちのカミさんも風邪でダウンしました。もう若くはないのですから,じっくりと養生して欲しいと思います。滋養のある大好物の甘い物でも食べて・・・(笑)。というわけで,久しぶりにこの私めが朝食を作ることに相成りました。

 

 家族に「うーん,いいだしが出てる。」と言われたいばっかりに,味噌汁には鰹と昆布の両方で出汁をとってしまいました。鰹だしだけに絞った方が良かったかしら。まあ,それでも我ながら美味しい味噌汁ができたと思っております。

 

 さて,話は変わりますが,私も仕事柄,いろいろな裁判官に接することがありますが,裁判官にもいろいろなタイプがありますね。職務熱心で人格的にも尊敬できそうな人も勿論おりますし,「び,びみょー」という感じの人もおります。それぞれのお人柄はともかく,法廷で見る裁判官はみんな法服を着用していますね。しかもその法服は絶対に黒色です。タータンチェックや市松模様や絞りの入った法服など見たことがありません(笑)。

 

 なぜ裁判官の着る法服は黒なのか・・・。確かに諸説ありますが,私にとってもっとも説得力があるのは,裁判官の職責上,公正無私を貫くため,何色にも染まらない,染まってはならないからというものです。赤と青を混ぜたり,黄と緑を混ぜたりすると全く他の色に変わってしまいますが,黒はそうはいきません。黒色の法服にはそういう意味があるんでしょうね。

 

 花嫁さんの白無垢とは違います。花嫁さんの白無垢は「私は何色にも染まってはおりません。あなたの色に染めて下さい。」というのでしょうからね(笑)。確かに,法廷で裁判官が一方の代理人弁護士に,「あなた色の法的主張に染めて下さい。」などと発言したら,他方の代理人弁護士は何と思うか(笑)。日本の司法は瓦解します(爆笑)。

 

 冗談ではなく,汚職や買収で司法が事実上機能していないのは中国です。大気汚染同様,何でもありです(笑)。裁判官も簡単に買収されているようです。また,これはあるブログからの情報ですが,中国では,「中国の局長クラス以上の幹部に汚職で全部死刑判決を言い渡したら冤罪の人が出てくる。しかし,半分にしてしまったら漏れが出る。」,「腐敗を取り締まらないと亡国になる。でも,腐敗を取り締まると亡党となる。」などと人民から揶揄されているほど,中国の腐敗,汚職はひどいようです。

 

 私自身この法曹界にそこそこの期間身を置いていて改めて思いますのは,日本の裁判官は諸外国のそれと比べて清廉だなということです。確かにこれまでにも裁判官の不祥事はありましたが,裁判官が加重収賄罪(枉法収賄罪)で有罪判決を受けたという報に接したことはありません。要するに裁判官が一方からお金をもらってそちらに有利な判決をしてしまうということは聞いたことがありません。それは当然といえばあまりにも当然ですが,そういった意味では日本の司法は健全だと思います。

 

 話は元に戻りますが,うちのカミさん,早く風邪が治りますように・・・。

2013/02/08

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 うちのカミさんが,ある集まりの新年会に出席するとかで,その晩は娘のあかねちゃんと二人で夕食をとりました。近くのお寿司屋さんからにぎり寿司と茶碗蒸しを二人前ずつ出前をとって,お酒を飲みながら仲良く食べたのです。

 

 ところが,話が弾んだのは良いのですが,ついうっかりして天敵のぎんなんを間違って食べてしまったのです。私はぎんなんと,内臓と,フグの白子と,ナマコと,民主党政権が大の苦手です(笑)。私のこれまでの長い人生経験からすると,経験則上,また社会通念上,茶碗蒸しの底の方には必ずと言っていいほど,ぎんなん様が陣取っておられます。私はいつもは細心の注意を払いながらぎんなん様を選り分け,カミさんに食べてもらっていたのですが,この日の晩は目の中に入れたらやはり痛い娘のあかねちゃんとの話に夢中になり過ぎて,間違ってぎんなん様を食べてしまったのです。一度口に入れたものをはき出すのはマナーに反しますので,呑み込んでしまいました(笑)。

 

 間違ってぎんなんを食べてしまったので,少し凹んでいたのですが,その晩はお風呂に入って早めに床につき,バッハの「マニフィカト」のDVDを見て,聴きました。本当にバッハは凄い。これも素晴らしい音楽です。「マニフィカト」は,とにかく全体を通して圧倒的な喜びに満ちているといいますか,幸福感が溢れています。「マニフィカト」というのは,ルカによる福音書の中の,マリアが主を讃える一連の言葉を意味します。

 

 このDVDは,ニコラウス・アーノンクール指揮のコンツェントゥス・ムジクス・ヴィーン,そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団,各ソリストの演奏です。特に私がお気に入りなのは,ソプラノのアンナ・コロンディさんです。実力もさることながら,気品があって美しい。彼女が独唱する第2曲のアリアなどは圧巻です。このアンナ・コロンディさんはハンガリー出身で,現在はベルリン在住。1996年にはミュンヘン国際コンクールで優勝し,その後ザルツブルグ音楽祭やバイロイト音楽祭にも出演した経歴の持ち主で,昨年の11月には,福島県相馬郡の小中高校を回って演奏と指導のワークショップをし,さらに東京でチャリティーコンサートまで開いてくれたそうです。本当にありがたいことです。

 

 バッハの「マニフィカト」,特にアンナ・コロンディの素晴らしい歌声に癒やされました。間違ってぎんなんを食べてしまったけれども,その後気を取り直した次第です(笑)。

2013/02/07

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 私は株式投資などはしておりませんし,そんなお金はありません。でも,2月6日の日経平均株価は,416円83銭高の1万1463円75銭と大幅反発しました。終値ベースではリーマン・ショック以降の最高値を上回り,2008年の9月29日(終値は1万1743円61銭)以来の高値を付けました。

 

 こういう現象を目の当たりにしますと,約3年数か月続いた民主党政権の無能さが改めて浮き彫りになりますね(笑)。菅直人という人は,財務大臣でありながら,消費性向と乗数効果の違いすら分からないまま経済閣僚としての要職にあった訳ですから,本当に恐ろしいことです。国会で「市場が暗くなりますから,もうこの質問はやめにしますが。」などと自民党の林芳正議員に言われて,質問を打ち切られたという大臣だった訳ですよ。考えてみますれば,あの,あの,鳩山由紀夫という筆舌に尽くしがたい,度し難い人物が,この,この日本国の首相に据えられていたのですから,本当に背筋が凍るほど怖い状況だったのです。まるでホラー映画みたいです(爆笑)。私は本当に上手い名を付けるなあと,かねがね感心していた人に「辛酸なめ子」さんという漫画家,コラムニストがいるのですが,この悪夢のような民主党政権時代,愛すべき我が日本国と日本国民は,正に「辛酸をなめた」と言うべきでしょうね(笑)。

 

 それにしても,安倍政権,きゃーっ!素敵!

 

 ところで,私は,冒頭に述べた日経平均株価の高値は,あのデフレ放置の張本人,貧乏神の白川方明総裁の任期前辞任に市場が大きく反応したのだと思います。要するに,デフレ放置の貧乏神が退散したこと,そしてより大きな金融緩和がなされるという期待感,反応です(笑)。もちろん私は,アベノミクスが三本の矢で構成されているように,日銀だけがいくら金融緩和をしても,デフレ脱却のためにはやはりデフレギャップを埋めるべく,何より需要を創出し,そのためには政府財政出動が必要だったと思っています。そうでなければお金が下まで流れてきません。ですから,それまでの政府の責任も大きく,このたびようやく安倍政権が懸案のデフレ脱却に向けて大きな一歩を踏み出したといったところでしょう。

 

 実はね,私はね,この白川方明という日銀総裁が本当に嫌いだったのです。「国民がデフレに喘いでいたって,それが何か。」みたいな顔をしているでしょう。姑息で卑怯な感じがし,何かこう,日本を立ち直らせないようにしたい勢力から派遣されているかのような存在だったと思います。私は本当は次期日銀総裁には,学習院大学経済学部教授の岩田規久男先生になってもらいたいなー,と思っておりますが,岩田先生は,その著書の中で白川総裁のことを,「『デフレでも、デフレ・スパイラルが起きていなければ問題ない』と言い、『いまは、デフレか』と聞かれると、『デフレかどうかは定義の問題だ。03年と04年は消費者物価上昇率がマイナスでも景気はよかった』と言っていたその人が、政府に『デフレ宣言』を出されると、慌てて、『いまはデフレだ』と臆面もなく前言を撤回し,急遽、追加金融緩和策を打ち出す始末である。まるで、節操も,定見もない。」と厳しい評価を下しておられます(「日本銀行 デフレの番人」190頁,岩田規久男著,日経プレミアシリーズ)。そういえば日銀は,この総裁の時に,「デフレ-人口減少原因説」なる珍説を流布させてまでデフレ固定を図ろうとしましたからね。

 

 そして,本当に言いたいことはこのことなのですが,私がその早すぎる死を心から悼み,涙した故中川昭一代議士に関連し,どうしてもこの白川という人間を許せないのです。故中川昭一さんの例の記者会見の際に,この白川という男は何食わぬ涼しい顔で隣に座っておりました。身も凍るような冷淡さと悪意を感じたものです。あたかも中川氏の失脚を望んでいるかのように・・・。要するに,この白川という人には愛国心のかけらも感じられないのです。まあ,その辞任表明により,今後の期待感で市場が大いに反応し,株価が高値を付けたのですから,何よりです。

2013/02/04

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 恵方巻も様々な具材によるものがあるようですね。テレビで見ていましたら,どれもこれも美味しそうでした。もともと私は海苔が好きなので,恵方巻なんかも本当に美味しそうに見えてしまうのです。

 

 私の幼いときも,それから成人してからも,自分の家では特に節分の日に恵方を向いて恵方巻を食べるという習慣はありませんでしたが,今年はいかにも美味しそうでしたので,食べてみました。節分の夜に恵方巻を食べると縁起がよいということのようですが,その起源には諸説あるようです。若干,商売ベースに乗せられている嫌いがあるにはありますが,たまに食べると海苔巻きは美味しいです・・・。恵方(縁起の良い方角)は,その年によって変わるようですが,今年は南南東ということです。

 

 美味しい,ほんのりとした話題で今週もスタートしましたが,一転して不愉快な話になってしまいます。今年は南南東が恵方ですが,その対極にある縁起の悪いのが,そして気分の悪いのが海の向こうの西南西から南南西にかけてであり,中国の深刻かつ度し難い大気汚染の影響が,国境線を越境して愛すべき我が国にまで多大の迷惑を及ぼしているという不愉快な話題です。先日は,福岡市を中心として相当広範囲に有害物質を含む汚染された大気が覆ってしまったようで,PM2.5の値が国の基準値を超えてしまったのです。九州大学の竹村俊彦准教授(地球環境力学)の研究,予測シュミレーターによると,やはりその大気汚染物質は中国からのものだそうです。

 

 衛星破壊実験や領空・領海侵犯,サイバー攻撃を繰り返している時間と金があるんだったら,地獄のような自国の環境汚染をなんとかしろよ。笑い事ではありません。大気汚染の状況を示す映像を見ていますと,まさに「暗黒大陸」としか言いようがありません。自国民を健康で豊かな生活に導くことができず,情報を人民から遮断して検閲し,暴動に怯えている中国共産党・・・。鄧小平は見切り発車的に「先富論」を唱えたのですが,完全に歪みまくった経済構造は貧富の差を拡大させるばかりで,ジニ係数は既に0.61に達しているという研究もあるくらいです。「太子党」とか「富二代」という言葉が象徴しているように,中国共産党員やその係累,そしてこれに上手にすり寄った者だけがますます富んでゆき,資産を着々と海外に移転させ,さらには「裸官」と言われるように自分以外の家族はすでに海外に移住させ,いざとなったらいつでも自分も高飛びすることを考えているような国なんて・・・。

 

 確かに日本もその高度経済成長期には公害問題が発生し,悩み,被害も続出しましたが,賢明にもこれを克服し,今や世界に冠たる環境保全技術,省エネ技術をもってります。先達の舵取りが賢明だったからですし,中国とのこの違いは,究極的には民族性,気質(メンタリティー)の違いに帰着するのだと思います。つくづく日本人に生まれて良かったと思います。恵方巻だって美味しいし(笑)。

2013/02/01

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 ついこの前初日の出を迎えたと思ったら,もう2月です。この,何と言いますか,だんだんと日が長くなる感じ,少しずつ春が近づいている雰囲気が良いですね。

 

 さて,大変恥ずかしいのですが,私自身,いい歳をして太り傾向にあります(笑)。ワイシャツの首回りが窮屈になっているのです。よくよくその原因を考えてみると,様々な要因があるとは思いますが,最近顕著なのは間食の回数と量が多くなっていることです。

 

 一体なぜなのか,その背景事情とは・・・。私も武士道精神を重んじる人間ですから,責任転嫁をするつもりはありませんが,うちのカミさんのせいです(笑)。とにかく彼女が冷蔵庫内にもその他の場所にも「甘いもの」を最近特にたくさん置いているのです。私にコーヒーを入れてくれる時も,よく「甘いもの」を一緒に持ってきてくれようとします。要するに,私を「共犯」にしたいのでしょう(笑)。旦那にも少し食べさせておけば,自分も何の気兼ねもなく「甘いもの」が食べられる・・・。

 

 うちのカミさんはテレビなどを見て,よく一人で大笑いをしておりますが(笑),まあ,確かにうちのカミさんも何らかのストレスを感じることもあるのでしょう。よくストレスを感じたり,疲れたりすると「甘いもの」が欲しくなると言いますし,やはり彼女も「甘いもの」を食べようとしたり,食べている時にそんな言い訳をしております。それにしてもカミさんは「甘いもの」の健啖家です(笑)。この前なんか,ちょっと目を離したすきに,お湯を入れてすぐにできるインスタントのカップしるこをお召し上がりになっておられました(爆笑)。やりたい放題です。治外法権というか,不逮捕特権というか,免罪符というか・・・(笑)

 

 あまりよくは分かりませんが,疲れやストレスがたまっている時には,無性に「甘いもの」が食べたくなることがあるのは,心と体がそれを欲しているからとのこと。脳の中のセロトニンという物質が増えると人は幸せを感じて,精神を安定させるのだそうで,要するに「甘いもの」はこのセロトニンを増やしてくれるんだそうな・・・。

 

 これに関連してですが,それにしても本当にうまいことを言う人がいるもので,どうです?次の文章・・・。

 

「When you’re stressed,you eat  Ice cream,chocolate and sweets. YOU KNOW WHY? Because ”Stressed” spelled backwards Is ”Desserts”」

 

 ”Stressed”(ストレス)のスペル(つづり)を逆からに読んだら,”Desserts”(デザート)になる・・・。

 素晴らしいですね。どおりで,ストレスや疲れを感じたら「甘いもの」(デザート)が欲しくなる訳だ。

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