ついにうちのカミさんも風邪でダウンしました。もう若くはないのですから,じっくりと養生して欲しいと思います。滋養のある大好物の甘い物でも食べて・・・(笑)。というわけで,久しぶりにこの私めが朝食を作ることに相成りました。
家族に「うーん,いいだしが出てる。」と言われたいばっかりに,味噌汁には鰹と昆布の両方で出汁をとってしまいました。鰹だしだけに絞った方が良かったかしら。まあ,それでも我ながら美味しい味噌汁ができたと思っております。
さて,話は変わりますが,私も仕事柄,いろいろな裁判官に接することがありますが,裁判官にもいろいろなタイプがありますね。職務熱心で人格的にも尊敬できそうな人も勿論おりますし,「び,びみょー」という感じの人もおります。それぞれのお人柄はともかく,法廷で見る裁判官はみんな法服を着用していますね。しかもその法服は絶対に黒色です。タータンチェックや市松模様や絞りの入った法服など見たことがありません(笑)。
なぜ裁判官の着る法服は黒なのか・・・。確かに諸説ありますが,私にとってもっとも説得力があるのは,裁判官の職責上,公正無私を貫くため,何色にも染まらない,染まってはならないからというものです。赤と青を混ぜたり,黄と緑を混ぜたりすると全く他の色に変わってしまいますが,黒はそうはいきません。黒色の法服にはそういう意味があるんでしょうね。
花嫁さんの白無垢とは違います。花嫁さんの白無垢は「私は何色にも染まってはおりません。あなたの色に染めて下さい。」というのでしょうからね(笑)。確かに,法廷で裁判官が一方の代理人弁護士に,「あなた色の法的主張に染めて下さい。」などと発言したら,他方の代理人弁護士は何と思うか(笑)。日本の司法は瓦解します(爆笑)。
冗談ではなく,汚職や買収で司法が事実上機能していないのは中国です。大気汚染同様,何でもありです(笑)。裁判官も簡単に買収されているようです。また,これはあるブログからの情報ですが,中国では,「中国の局長クラス以上の幹部に汚職で全部死刑判決を言い渡したら冤罪の人が出てくる。しかし,半分にしてしまったら漏れが出る。」,「腐敗を取り締まらないと亡国になる。でも,腐敗を取り締まると亡党となる。」などと人民から揶揄されているほど,中国の腐敗,汚職はひどいようです。
私自身この法曹界にそこそこの期間身を置いていて改めて思いますのは,日本の裁判官は諸外国のそれと比べて清廉だなということです。確かにこれまでにも裁判官の不祥事はありましたが,裁判官が加重収賄罪(枉法収賄罪)で有罪判決を受けたという報に接したことはありません。要するに裁判官が一方からお金をもらってそちらに有利な判決をしてしまうということは聞いたことがありません。それは当然といえばあまりにも当然ですが,そういった意味では日本の司法は健全だと思います。
話は元に戻りますが,うちのカミさん,早く風邪が治りますように・・・。