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弁護士ブログ

2013/03/18

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 本日は大それたタイトルになってしまいましたが,何のことはない名古屋グランパスの話題です(笑)。最近,しつこいですか?(爆笑)。でも私は,それくらいグランパスのことを心配しているのだし,地元のチームですから強くなって欲しいのです。じゃ,なぜ君は熱烈な巨人ファンなんだ,と突っ込まれると返す言葉もありませんが(笑)。

 

 去る土曜日の晩は,どういう訳かカミさんも娘も外出しており,私が独居老人の状態でした。でも実を言うと,そういう晩も割と好きなのです。やりたい放題ができるから(笑)。テーブル上に自分で作った簡単なつまみを並べ,お酒を飲みながらBS放送でヴァンフォーレ甲府と名古屋グランパスの実況中継を観ました。生中継でした。この日は最初から最後までじっくりと観戦できたのです。

 

 やはり名古屋グランパスは重症です。グランパスの確立した戦術のなさ(確立どころか戦術そのものがないようです。),選手間の共通理解と約束事のなさ,得点が生まれそうな気配のなさ,ないない尽くしでした(笑)。グランパスの弱さと問題性については疑念を抱き続けてきましたが,この試合の観戦で,その疑念は確信にまで高まってしまいました。

 

 この試合はグランパスが甲府を1-0で下しました。でもそれは終了間際に相手GKのキャッチミスからこぼれた球を蹴り込んで何とか得た1点です。勝つこと自体が重要なことは言うまでもありませんが,内容面でこういう試合を続けていたら,やはり降格争いに顔を出してしまうでしょう。後半11分の時点で相手チームに退場者が出てグランパスが1人多い状況であったにもかかわらず,残りの約38分間(ロスタイムを含む),相変わらず攻撃の組み立てや連係ががうまくいかず,中盤もむしろ相手チームに支配されておりました。サイド攻撃の貧困さもコーナーキックの数が雄弁に物語っています(甲府8本に対し,名古屋は僅か1本)。コーナーキックの少なさは大分と並んでJ1で最低です。それに本当に失望したのは,ボールをもらった選手がやたらに後ろにパスするシーンが散見されたことです。ちゃんと前を向いてプレーしてくださいよ,本当に!特に6番(阿部選手),28番(田口選手),聞いてますか(笑)。

 

 どうですかね,何となくですが,私が強いチームに共通して見られる特徴というもので思いつくのは,①ボールキープ力の強さ,②選手間の約束事があってそれがちゃんと実行されていること,③足元にボールを要求する選手よりも,スペースに走り込んでボールをもらう選手の多いことなどです。今のグランパスは,残念ながらそのいずれもが欠けております。

 

 ドラガン・ストイコビッチ氏の監督としての能力にははっきりいって疑問符が付きます。6年間もチームを託されながら,個に頼り,チームの組織的完成度は極めて低いのです。確かに2010年度はJ1の年間王者に輝きました。でも,実はその当時の試合ぶりを観ていても決して強さというものは感じませんでした。私がグランパスが一番強かったなと思っているのは,平成8年でしたでしょうか,横浜フリューゲルスとの一戦。雨模様で多少靄がかかった状況で,2-1で勝利した試合です。その頃が一番良い試合をしておりました。現在は長期にわたってアーセナルを率いているアーセン・ヴェンゲル監督が名古屋を監督していた頃です。何でその試合を覚えているかというと,その日は釧路地裁での裁判期日を終えて飛行機でとんぼ返りをし,何とか自宅でのテレビ中継に間に合ったという記憶があるのです。

 

 ド素人の私が偉そうに言ってしまいますが,グランパスのフロントも本当の意味でプロにならなければなりません。

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