みなさん,この愛すべき日本国のわずか3代前の首相は誰だったか覚えていますか?・・・そうです,そうなんです,鳩山由紀夫という人でしたね。この人がまたまた懲りもせず売国的発言を繰り返しております。この人は6月25日に放送された香港のフェニックステレビのインタビューで,沖縄県の尖閣諸島について,「中国から見れば(日本が)盗んだと思われても仕方がない」とか,「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は、中国から見れば当然成り立つ話だ」などとほざいたといいます。
尖閣諸島が国際法上まぎれもなく日本の領土であることは言うまでもありません。その根拠については,例えば「外務省 尖閣」とキーワードを入れて外務省のホームページを検索すれば,理論武装ができます。それに中国共産党が戦後も尖閣が日本の領土であることを認めていたことを裏付ける文献等も存在します。要するに中国は,この尖閣諸島周辺に大規模な油田が存在するということが判明してから突如としてその領有権を主張しだしたのであり,例えば国際司法裁判所で雌雄を決することになったら自分に勝ち目はないことを自覚しています。それでも資源と軍事的な海洋戦略のために,強引に「核心的利益」などと言って尖閣を盗りに来ているのです。カイロ宣言なんか国際法上条約でも何でもありません。
さてさて,それにしても鳩山由紀夫です。この人は「日本列島は日本人だけのものではない。」と真顔で言いましたし,そしてこのたびの売国的発言です。菅官房長官も「発言を聞いて絶句した。開いた口が塞がらない。」などとコメントしています。この鳩山由紀夫という人は,実は正真正銘の馬鹿なのではないでしょうか。こんな人物が日本国の首相だったというのですからね。私も衆愚の一人であることは勿論ですが,つくづく衆愚政治というものの恐ろしさを感じます。一時期このブログでは「つける薬がない」シリーズが流行りました(笑)。結構評判だったのですよ(笑)。この「つける薬がない」シリーズでは,この鳩山由紀夫という人が主人公になることが多かったのです。このシリーズを書いていた頃は私も奥ゆかしかったのでしょうね。さすがに端的に「馬鹿」とは表現しませんでした。「つける薬がない」という日本語は,正確には「馬鹿につける薬がない」というものですが,この頃は婉曲表現にとどめておったのでございますよ(爆笑)。
馬鹿という言葉の話になりましたが,今朝の読売新聞のコラム「編集手帳」には,元外務大臣,元東京市長の後藤新平の名言のことが書いてありました。面白かった。この後藤新平という偉人の業績は誠に素晴らしく,あの児玉源太郎大将が台湾総督になった際に民政局長(後に民政長官)にこの人を抜擢したことからもわかるように,その行政手腕,人間力,先見性は折り紙付きでしょう。後藤新平には,自分が腹が立って仕方ないような時にとなえる呪文があった。彼が内務官僚時代の部下であった永田秀次郎に「(その呪文を)教えてやろう」と言った。永田の耳もとに口を寄せ,あたかも極秘事項を明かすように声を低めて「(無性に腹が立ったら)相手に聞こえないように、馬鹿(ばか)、馬鹿、馬鹿と三度言うのだよ。」と教えた・・・。
私にも時にはこの後藤新平の呪文が必要になる場面に遭遇することもあるでしょうが,あの鳩山由紀夫に対しては,聞こえてもいいと思っております(笑)。