あと一か月くらいでこの酷暑とも言うべき暑さは収束するのでしょうか。この年齢になりますと,一夏を乗り越えるというのは本当に大変なことです。夏だから暑いのは当たり前だという当たり前のご意見もありましょうが,この暑さばかりは・・・。
さて,我が栄光の読売巨人軍の一員でありながら,澤村という投手はどうしてこんなに同じ間違いを繰り返すのでしょうか。また初回に2点を取られております。テレビを見ていてますます暑苦しくなってしまいました(笑)。せっかく味方が先制点を取ってくれたのに,当然のように,そしてこれが平常運転と言わんばかりに初回に点を取られて逆転されております。その後,中盤で味方が点を取って3-2とリードしてくれたのに,その直後にあっという間に同点に追いつかれております。最終的にはジャイアンツが勝利し,澤村投手には負けは付きませんでしたが,なんかなあという感じです。
この暑さでますますまとまりのない話になりますが,昨日も移動中の車内で,ラジオから流れてくる曲に癒やされました。マーラーの交響曲第5番の第4楽章のアダージェットです。ハープと弦楽器だけで奏でられる非常に美しい曲です。この曲は,ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」に使用され,ますます有名にもなりました。そういえば,前回のこのブログではワーグナーについて少し触れましたが,ワーグナーは1883年2月13日に,旅先のベニスで69歳の生涯を閉じております。客死ですから,正に「ベニスに死す」ということになります。もちろんその遺体はバイロイトの自宅であるヴァーンフリート荘の裏庭に埋葬されました。
今日のような暑さでは思わずタクシーで事務所まで参りました。そのタクシーの運転手さんは見たところ60歳代でとても礼儀正しく,感じの良い方でした。私も長いこと生きておりますが,タクシーの車内でクラシック音楽を耳にするという体験は稀です。ベートヴェンのバイオリン協奏曲が車内に流れておりました。
そしてその運転手さんは,精算を終えて車を降りようとする私に,「今日も暑くなりますが,良い一日をお過ごしください。」と声を掛けてくれました。