もー,むちゃくちゃでんがなー,この忙しさー(笑)。ブログを更新する時間もありません。でも毎月最低10回は更新するという記録は,やはり日本全国約6197万人の読者のためにも(笑),是非とも維持していかなければなりません。
そこで本日苦し紛れに選んだテーマは「寅さん」です。みなさんはご存じですかね,BSジャパンというチャンネルでは,今,毎週土曜日の午後6時54分から「土曜は寅さん!」という番組で「男はつらいよ」の映画が放送されているんですよ。フーテンの寅さんの「48通りの恋模様」ってなもんで,観ているとやはり面白いんですよ。いつも私は晩酌をしながら,うちのカミさんと一緒に観ながら笑っております。
「ああ,やっぱり今回も寅さんは失恋するんだろうなあ」とか,「あっ,このシチュエーション,このあたりで『とらや』の店先にひょっこり寅さんが現れるんじゃないか」とか,「きたきた,この怪しい雲行き,タコ社長と寅さん,つかみ合いの喧嘩になるんじゃないか」なんて思いながら,楽しんでおります。隣で一緒に大笑いしているカミさんも,やはり私と一緒に昭和の懐かしい時代を経験し,平成に生きながらえている,何か戦友みたいな存在に思えてきます。
でも,考えてみますと,寅さんの渥美清さん,おいちゃんの下條正巳さん,おばちゃんの三崎千恵子さん,御前様の笠智衆さん,タコ社長の太宰久雄さん,みんな鬼籍に入られていますね。本当に,本当に,無常ということを感じてしまいます。
「それを言っちゃあお仕舞いよ」,「貴様,さてはインテリだな?」,「相変わらず馬鹿か?」,「結構毛だらけ猫灰だらけ」・・・・いろいろな名セリフがありましたね。夕食後の長い団らんを終えて,寅さんが二階に上がっていく前には,「今夜はこのへんでお開きってことにするか」と言うんです。結構いい映画だったと思いますよ。