1か月以上空いてしまいましたが,先週の土曜日はゴルフをやりました。3月とはいえ,まだ上旬ですから寒くはありましたがコンディションはそれほど悪くはなく,和気あいあいと楽しくラウンドできました。スコアの方はというと,大体いつもどおりですね。し,・・・しかし,勝負の面では大波乱が起こりました。いつも勝負して連戦連勝だったIさんという方に,グロスで6打も敗北してしまったのです。
失礼ながらIさんに負けるとはこれっぽっちも思いませんでした(笑)。だって,これまで感覚的には12勝1敗くらいのペースだったんですもの。やられました。勝負に油断は禁物ということです。Iさんは正に有頂天で,可愛いほどでした(笑)。クラブハウス前で別れる際には,「肩が落ちてますよ。次頑張ればいいじゃないですか。」と慰めとも,ちょっかいとも受け取れる言葉をかけられる始末です。まあ,次はいつもどおり思い知らせてやりたいと存じます(笑)。地力の差を見せつけるしかありません。
いよいよ女子プロゴルフも開幕しましたね。昨年度賞金女王の森田理香子選手は,首位に2打差の2位タイに終わりました。最終日は私もテレビで見ていたのですが,何しろ惜しかったのは16番のパー3の短いパーパットを外して首位に2打差にしてしまったことです。まさか外すとは,という短い距離でした。見ていて思わず「あっ!」と言ってしまったくらいです。プロでもああいうことがあるんですね。油断したということはないのでしょうが,少し無造作に打ってしまった感じです。あれでパーセーブしていたら,最終18番ホール(パー5)を1打差で迎えることができ,2オンを狙えるほどのパワーヒッターの森田選手ですから,バーディーは計算でき,プレーオフに持ち込むことが可能だったのに,本当に残念でした。というのも,2打差だからチップイン狙いのため強く打たざるを得ない状況に追い込まれたからです。
勝負に油断は禁物で,将棋の世界にも頓死というのがあります。うっかり詰みを見落として詰まされてしまうことです。加藤一二三九段は何かと周囲を笑わせることで有名ですが,2007年のNHK杯将棋トーナメントの羽生善治対中川大輔戦の解説をやっていた時,加藤九段は頓死の筋を発見し,その時の発言がとても面白い。
「あ、あれー!?あれ、あれ、待てよ、あれ、あれ、おかしいですねぇ?あれ、もしかしてトン死?・・・(長いので中略)・・・ありゃ?あれ?あ、いや、これトン死かもしれません。・・(長いので中略)・・これは・・・詰ん、詰んでますよ。んー、ですねきっと。ピャアーッ」(爆笑)