久しぶりに上野の鈴本演芸場に行って参りました。「何しに!」ですって?もちろん客としてですよ(笑)。本当に,落語てぇものは日本の話芸の精華と言ってもいいですねぇ。たまに無性に落語が聴きたくなる時があるんですよ。本当に。
ところが,ところがだ・・・。「昼の部」に少し遅れて行ったのですが,客席はほぼ満席に近いんですよ。びっくりしました。最初は立ち見で,演目の変わり目(合間)に係員が「お席までご案内します」ですと・・・。見たところおじいさんとおばあさん,せいぜいおじさんとおばさんばっかりでした(笑)。どこにこんなに大勢の年配者がいたのかと思えるほどに・・・(笑)。どこかの町内会か団体のご一行様なのだと思いました。
鈴本演芸場の「昼の部」でこんなに大勢のお客さんを見たのは初めてです。やっとのことで席に座ることができ,ちょっと窮屈ではあるものの缶ビールを飲みながら落語を楽しもうと思ったのですが,直ぐ右隣の壮年男性客がいけません。彼は不必要に大声で笑いすぎるのです(笑)。館内,満座の中で彼ほど不必要に大声で笑いすぎる客もいなかったでしょう。はなはだ迷惑なことでした。私としては,落語を楽しむというよりも彼のあまりにも不必要に大きな笑い声が気になって仕方ありませんでした。これでは平静な気持ちで落語を鑑賞するどころではなかったのです。それほどの大音声でした(笑)。
その客に「笑うな!」と言う訳にも参りません。みんなお金を払ってまで笑うためにやって来ているのですから(笑)。席を変えようにも適当な席も見当たらず,私はというと「中入り」の時にほろ酔いかげんで演芸場を後にしたのでありました。
ただし,春風亭正朝さんの「七段目」は非常に良かった。面白かった。私も大いに笑わせていただきました(直ぐ右隣の件の男性はもちろん大音声で笑っておりましたが・・)。芝居狂いの息子(若旦那)が父親から小言を言われているにもかかわらず何でも歌舞伎(芝居)の台詞で返してしまうというおふざけ・・・。何度聴いても腹の底から笑えます。