5月から6月にかけてって,毎年こんなに暑くて不快な天候でしたっけ。道行く人々は「何だろな,これ。」というような困ったような表情をしている人が多いようです。昨夜なんか寝るときにエアコンにスイッチを入れてしまいました。歳をとってしまったせいか,こういう天候に対する抵抗力が低下したように思います。食欲と睡眠欲だけはありますが・・・(笑)。
そんな中で,松山英樹選手はやってくれましたね。ジャック・ニクラウスがホストのメモリアル・トーナメントでアメリカツアー初優勝を成し遂げました。日本人男子選手としては4人目の快挙です。すごいですね,この人は。正に痛快事です。
考えてみればこの松山英樹という選手は,昨年日本のツアーに初参入だったにもかかわらず新人で4勝を挙げ,賞金王になってしまいました。今年はアメリカツアー初参入だったにもかかわらず,早くも勝利してしまいました。やはり並みの選手ではありませんね。考えてみれば,この選手はかつてメジャーのマスターズで最優秀アマとしてグリーンジャケットを着た経験もある訳ですから,大舞台でも物怖じしない性格なのでしょう。
ただ,彼の場合はパターで傷つけてしまったグリーンを直さなかったり,スロープレーやボールマークの位置を注意されたりしたこともあります。こういった点は当然修正していかなければなりません。また,快挙を成し遂げたメモリアル・トーナメントでは18番ホールのティーショットを打ち終えた直後にドライバーのシャフトを折ってしまっています。この時の状況については,ショットの失敗を悔しがってドライバーで軽く地面を叩いた際にティーインググラウンドに設置されていた標示物に当たってシャフトが折れてしまったようです。感情の赴くままに思いっきり地面を叩いて道具を粗末にしたりしたのではないようです。このことは同伴者のアダム・スコットも「証言」していました。ただやはり,不満なショットの直後に軽くではあってもクラブで地面を叩く行為は見苦しいと思います。海外でも何勝してくれるのか,将来が楽しみな選手なだけに,こういった点は注意した方が良いでしょう。
また,アメリカ大リーグでも日本人選手が大活躍しています。ア・リーグの投手防御率の第1位がヤンキースの田中将大(2.06),第2位がレンジャーズのダルビッシュ有(2.08)なんであります。これも凄いと思います。痛快ですね。もっともっと頑張ってね(笑)。
さてさて痛快だったのは,昨晩のBSフジの「プライムニュース」に出演していた石原慎太郎さんと平川祐弘さんの発言でした。この番組の出演者はとても当たり外れがあるのですが,昨晩は最高に近い顔ぶれ。平川さんはダンテ「神曲」(河出書房新社)の翻訳で有名な方で,私も熟読させていただきましたが,何より愛国者です。その普段の言説内容には共感を覚えます。平川さんは,東大で講義をしていた時のことを回想し,学生達は頭は良い,でもみんな朝日新聞の社説みたいなことばっかり言っていた。大したことはない。学生達の中には民主党の岡田克也という頭の大きい者がいたが,せいぜい民主党政権の時に外務大臣をやった程度だ。その点,安倍晋三はおじいさんの岸信介譲りのところがあって立派だと思う,などといった趣旨のことを仰っておりました。この平川さんは,最近「日本人に生まれて、まあよかった」(新潮新書)という本を出されました。早速買って読んでみようと思います。
一方,石原慎太郎さんは,「朝日新聞みたいなものは読むもんじゃない。あんな売国的な新聞もないよ。」とはっきり発言し,その発言が電波に乗って全国の津々浦々に伝播していったのであります(笑)。痛快な夜ではありました。