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2014/07/10

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 好き嫌いはもう理屈抜きだと思うのですが,中国の国家主席の習近平という人の顔はどうにもこうにも嫌いなんですよ。それに何かしら薄気味の悪さも感じます。先ごろは反日のお友だち同士ともいうべき韓国に訪問しては同国の大統領ともども反日ごっこをしておりました。習近平という人はことあるごとに日本の歴史認識を問題にしてあちこちで批判しまくっておりますが,自国がかつてチベットに侵略して大虐殺をしたことや,東トルキスタン(現在の新疆ウイグル自治区)に対して行ってきた非道なこと,中越紛争,それに第二次天安門事件などに言及することはありません。日本だけを批判してホントにいい気なもんです。

 

 7月9日からは米中対話が開かれており,中国の習近平は「新型大国関係」を臆面もなく提案しておりますが,アメリカとの温度差は明らかでしょう。なにしろこの習という人物は,昨年の6月の米中首脳会談で「太平洋は両国を受け入れるのに十分な空間がある。」などと述べ,あたかも太平洋を中国とアメリカで事実上支配しようとでもいわんばかりの,日本にとって極めて不愉快な提案までしております。

 

 でもね,中国という国は本当にそのような大国面(づら)をしている場合なのでしょうか。環境汚染(大気汚染,水質汚濁,土壌の重金属汚染,自国近海が汚染されてているため中国漁民が遠くで違法操業を繰り返している実態などなど),腐敗官僚による収賄の横行,絶望的なまでの貧富の格差(ジニ係数は0.6を超えたとの説もあります),年間20万件を超える数の暴動の頻発,人権弾圧などなど,実際のところは「経世済民」の観点から自国の民生を良くしていくことこそが喫緊の課題なのではないでしょうか。余計なお世話でしょうけど(笑)。

 

 それに中国経済もこれからは大変でしょう。間違いなく・・・。産経新聞編集委員の田村秀男さんは「事実上ゼロ成長、停滞長期化・・・中国市場幻想を捨てよ」と仰っています。

 

 中国の統計ほど当てにならないものはありませんが,一般的には鉄道貨物輸送量と電力消費量はその国のGDP成長率の動向を窺わせる指標になると言われております。ところが,中国の場合,とても不思議な現象が起こっております。何と,この国の鉄道貨物輸送量が減少しているにもかかわらず,中国の「公式」統計上はGDPの成長率が7%台を保っているのです(笑)。とても変ですねー。不思議ですねー。田村さんは次のように述べております。

 

「2012年以降、GDP公式統計でみる実質成長率は現在まで7%台を保っているが、鉄道貨物データのほうは12年9月から13年6月にかけてマイナスまたは0%の成長を示したあと13年後半に回復したのはつかの間、今年3月にはマイナス3.5%に落ち込んだ。中国の経済不振は今や、リーマン・ショック当時より長く厳しい。」

 

「不動産相場が下がり出すと地方政府は土地使用権の販売を控えるので開発投資が減り、鉄道貨物輸送量も細る。他方で、地方政府は主要財源を土地使用権販売収入としているが、不動産相場が下がると財源難に陥る。使用権を乱売せざるをえなくなって不動産相場を崩落させる。」

 

「グラフが指し示すのは中国経済モデルの破綻であり、これまでの開発投資主導に代わる経済成長モデルの不在である。鉄道貨物輸送量が中国経済の紛れもない現実だとすれば、正真正銘の経済成長率は0%以下と見るべきであろう。再浮上させるためには、人民元を大幅に切り下げて輸出をてこ入れするしかないが、そのときは巨額の資本逃避ばかりか、悪性インフレが発生しかねない。」

 

 中国は,韓国と一緒になって「反日」ばかり,そして他国の領海に侵入したり,戦闘機を異常に接近させたりしている場合などではないのです。特に中国経済は,「前門の虎,後門の狼」の状況なのです。

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