今の名古屋グランパスはJ2への降格圏内を行ったり来たりの悲惨な状態になっていますが,フロントは何を考えているんでしょうかね。今シーズン前には素人の私でも「大丈夫か」と心配するほどDFの主力を次から次に放出し,現在ではJ1の18チーム中でワースト3の失点数です。
ふと,チームとしては全盛時代だったアーセン・ベンゲル監督時代のことを思い出しました。私もよく瑞穂陸上競技場に足を運びましたもの・・。良いサッカーをしておりました。素晴らしく有能な監督でした。ベンゲル監督が名古屋グランパスを離れ,あのイングランドプレミアリーグのアーセナルの監督に就任したのが1996年ですから,もう18年も経ちます。月日の経つのは本当に早いものです。それ以来,現在に至るまでずっとアーセナルの監督を務め,ベンゲル監督が指揮した16シーズン中8シーズンは,アーセナルは優勝か2位を獲得しています。あのプレミアリーグで・・,凄い実績です。
くどいようですが,ベンゲル監督時代の名古屋グランパスはコンパクトでパスがよくつながり,スペクタクルで見ていて楽しい良いサッカーをしておりました。本当に懐かしい・・・。
事故で四肢のうち三肢を失いながらも,アセアンパラゲームでメダルを獲得したシンガポール人の男性がおります。彼は2012年12月,軍艦の係留ロープと電動ウィンチとの間に挟まれ,その事故で両足,左腕,右手の指3本を失う不幸に見舞われたのですが,見事に卓球競技で銅メダルを獲得したのです。このシンガポール人男性は,アーセナルの大ファンでした。その男性の所に,ベンゲル監督から手紙が届き,その手紙には「お気の毒に存じます。アーセナルを代表して、あなたの幸せを祈ります。・・・また、あなたは熱心なアーセナルファンだと伺いました。非常にうれしく思います。」などと書かれていたそうです。その男性が感激し,感謝の気持ちを表したことは言うまでもありません。
そのベンゲル監督も64歳となり,名門アーセナルの監督在職期間の最長記録を更新しました。優秀で聡明な人ですから,まだまだキャリアと実績を積み上げられることでしょう。そのベンゲル監督は,日本で過ごした2年間の経験を元に,日本について次のように発言しています。
「日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう。これは私の確信であり事実だ。問題は、日本の素晴らしさ・突出したレベルの高さについて、日本人自身が全くわかっていない事だ。おかしな話だが、日本人は本気で、日本はダメな国と思っている。最初は冗談で言っているのかと思ったが、本気とわかって心底驚いた記憶がある。信じられるかい?こんな理想的な素晴らしい国を築いたというのに、誇ることすらしない。本当に奇妙な人達だ。しかし我々欧州の人間から見ると、日本の現実は奇跡にしか思えないのである。」
おいっ!朝日新聞とやら,ちゃんと聞いてるか(笑)。反日的で日本人と日本国を貶めるような捏造記事,誤報記事ばかり書いているんじゃないぞ。