ぽっぽっぽ はとぽっぽ 豆がほしいか そらやるぞ みんなでなかよく 食べに来い。
道を歩いておりましたら,鳩が何やら啄んでおりました。可愛いもんです。
ふっと,私が11年間お世話になった先生のことを思い出しました。我々の業界では雇用主側の弁護士をボス弁とかボスとか呼んでおりますが,大恩のあるこのボス弁のことを,以下M先生といいます。
このM先生は勿論今でも元気でご活躍ですし,当時から弁護士会内では人脈も,実力も,影響力もある方でした。しかしこんなM先生でも,どうしようもない弱点がありました。それは歌やカラオケです。自他共に認める音痴だったのです。
ですからM先生は絶対に人前では歌は歌わないと公言されていました。私もM先生に連れられて顧問先会社の忘年会などに行きましたが,歌やカラオケとなると,M先生は恥も外聞もなく私を楯にして,自分の名代として私に歌わせました。それほど歌を歌うのが嫌だったのでしょう。私も悪い男です。時にはM先生に「給料を上げてくれたら代わりに歌ってあげます。」などと意地悪を言ったものでした(笑)。
私がお世話になった11年間,そんなM先生がたった一度だけ歌われるのを聞いたことがありました。正に世紀の一瞬でした。その時にM先生が歌われたのが,冒頭に挙げた「鳩」という童謡です。M先生はお酒が進み,興が乗ったのか,意を決して「ぽっ、ぽっ、ぽっー」と始められたのです。M先生の言では,この曲だけは何とかなるんだそうです(爆笑)。
人間誰しも弱点というものがあるのですよ。私も敢えて弱点を挙げるとすると,「痛みに弱い」という点でしょうか(笑)。歯医者さんで歯垢を取られるのも痛くて絶対にダメです。思わず拒否したので歯科助手さんがビックリしていたほどです。そういえば,以前このブログでも紹介しましたが,「幼獣マメシバ」の主人公役の佐藤二朗という役者さんは,自分の特徴として「痛みに弱い」点を挙げています(笑)。みなさんは痛みに強いですか?