昨日,ゴルフに行ってきました。昨年の11月12日に五十肩(肩関節周囲炎)になって約3か月半が経過しますが,それ以来のことです。
さすがに五十肩の診断を受けた当時の痛みと関節可動域の制限の状況からして,これは1年くらいはゴルフなんかできないと思っておりました。でも昨日のプレイでは,恐る恐るでしたが何とか「完走」できたのです。しかもスコアは五十肩になる前とほぼ同じ・・・。これは少し複雑な心境です。五十肩よりも私のゴルフの方が既に症状固定になっていたりして(笑)。症状固定というのはこれ以上同様の治療を継続していても,もうこれ以上の改善は望めない状況を指す概念です(笑)。それに五十肩よりも私のゴルフの方が予後不良だったりして・・・(笑)。
昨晩はまた右肩が痛み出さないか心配でしたが,何のことはありませんでした。ぐっすりと眠ることができました。まずは思ったより早くゴルフ界に復帰することができましたが(笑),当分の間は自重しながらやっていきたいと思います。
話は変わりますが,わが愛知県弁護士会にも毎月発行される会報というものがあり,今月号にある先生の死を悼む追悼文が掲載されていました。その先生は昨年の11月28日に亡くなられたのですが(83歳),私はその直前まで街角を矍鑠とした足取りで歩いておられる姿を拝見しておりました。その先生とは特に面識というほどのものはありませんでしたが,誠実に仕事をこなされ,いつまでもお元気で何よりだと思っておりました。
その追悼文には,この先生の仕事にかける情熱が最後まで衰えることはなく,がんで余命数か月と宣告されてからでも法律関係の新刊書を書店から取り寄せ,一生懸命に読んでおられたそうです。これはなかなかできることではありません。最期まで仕事に真摯に向き合っておられたのです。
冒頭に平日ゴルフの話題を出してしまいましたが,この追悼文によればこの先生の趣味もゴルフで,毎日曜日には必ずプレイされ,平日にも仲間とプレイされることもあったようです。70歳代後半にはホールインワンも達成されたようです。がんと宣告され,それが他に転移したことを知った後でも,事務所近くにあるインドア練習場でプロの指導を受けていたという話にも言及されていました。本当にすごいなあ,と思いました。
何事にも真摯に向き合っておられたのですね。この追悼文の記事は,今の自分の有様,生き様を虚心坦懐に省みた時,思わず自分が恥ずかしいという気持ちにさせました。自分に残された時間だってそれほど多い訳ではない,夜フトンの中に入って「今日も何とか良い一日を送ることができた」と感じ,ほんの少しほほえみながら眠りにつくことのできる日々でありたいと思った次第です。本日は,真面目に締めくくります。