今年はジャイアンツに期待はできませんね。試合内容がよくありません。とても補強に成功したとは思えない。
先日の大竹が先発した対中日の試合なんか,打つ方はたったの2安打。失点は9点。0-9の完敗です。酒がまずいったらありゃしない(笑)。よく「投打のバランス」が良いとか悪いとか言われますが,今のジャイアンツはバランス以前の問題です。だって,打つ方も守る方も両方ダメなんですもの(笑)。
おまけに,名古屋グランパスときたら,4節が終了した時点で18チーム中,18位です。つまり最下位です(苦笑)。2分け2敗でまだ1勝もできていません。1勝もできていないのはグランパスだけです。現在の監督はプロとしてどうなのでしょうか。少なくとも去年と同じ課題を抱えたまま,改善されないままで推移しているというのは解せません。というのも,監督というのは修正能力,学習能力が備わっていなければ務まらないと思うからです。
さてさて,愚痴ばっかり言っていてはいけませんので,少しは「肯定的」な話題を1つ。実は最近「表現者」という名前の隔月刊の雑誌を見つけ出し,この本を大いに評価しております。大変面白く,参考になります。この「表現者」という雑誌のタイトルの右上には,「『保守』の本質に立つオピニオン誌」と銘打たれています。
最新号の特集は「プラトンに倣い、民主主義を疑え」です(笑)。冗談抜きでとても参考になりますし,普段私が思っていることだらけの内容です。
今日はこの特集のことについては触れませんが,それとは別に,この号で澤村修治という方が「記憶の王国-暴れん坊と畸人の時代」というタイトルで非常に面白い記事を書いておられたので,この記事の一部について触れます。
男性諸氏よ,あなたは小用を足したあと,ちゃんと手を洗っていますか?(笑)。澤村さんの記事には中央公論社などで大活躍されていた安原顯さん(物故者)という畸人についておもしろおかしく記されていました。安原さんは小用の後,手を洗わなかったようです(笑)。「ウッシッシ!」という笑い方が特徴だった安原さんが,自分が手を洗わないことを指摘された時の言い分が凄い。「フランスでは、アランドロンも手を洗わないんだよ。みんなそれで愛を語っているんだ。」・・・(笑)。
そうか,あの天下の美男俳優,「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンも手を洗わないのか・・・。洗わない手のままで,美しい女優の耳元で愛の言葉を囁いていたんだ・・・(笑)。
その記事に触れて思い出したのは,私が幼少の頃に通った近所の駄菓子屋さんのおじいさんも手を洗いませんでした(爆笑)。そのおじいさんはとても無口で,近所の子供たちから注文を受けては,独特の形をしたガラス容器の中に入ったあめ玉やせんべい,クッキーなどを袋に入れてくれました。手で・・・。そのおじいさんは,店の前の道路の反対側を流れていた小さな川で小用を足していました。幼少の私もその後のおじいさんの行動をつぶさに観察していたのですが,どうやら普段から手は洗っておりませんでした(笑)。
私の姉や母はそのことを家で非難しておりましたが,私は特に意に介さずに相変わらず小銭を持ってその駄菓子屋さんでお菓子を買っておりました。今も思い出しますが,昭和の駄菓子屋さんというのは本当に牧歌的というか,おおらかな雰囲気が漂っておりましたね。
でも,手はちゃんと洗いましょうね。