時候の挨拶といっても,「暑いですね。」としかもう言いようがありません(笑)。これがあと1か月も続くというと,げんなりしてしまいます。でも皆さん,この夏,最後まで気を確かにもって乗り切っていこうではありませんか。
それにしてもですよ,今のジャイアンツの打線は,史上最弱なのではないでしょうか。これほどショボい打線は見たことがありません。3試合で得点は僅か2点です。今でしたら,ジャイアンツよりも津商業の方が強いのではないか(笑)。
東京ドームで巨人が広島に3タテを食ったのは10年ぶりだそうです。その10年前の巨人のオーダーは現在のように弱かったのかというと,全然そうではありません。1番仁志,2番二岡,3番高橋由伸,4番清原,5番ローズ,6番小久保,7番キャプラー,8番阿部,9番投手というのですから,これまた凄い打線でした。今は全くダメです。今年はどうも・・・。人間諦めが肝心です。
日曜日にはテレビでNHK杯将棋トーナメントを観ました。この日の対局は羽生善治四冠(名人,王位,棋聖,王座)対北浜健介八段でした。過去の実績からしても順当にいけば羽生名人が勝利するだろうと予想しましたが,結果はその逆でした。でもこの対局を観ていて思ったのは,羽生名人の勇気と,男気です。
この対局は双方穴熊同士でした。その終盤は羽生名人の陣営(王将のすぐ近く)で,北浜八段が銀や金を打って肉薄し,一方羽生名人がやはり銀や金を打って防禦し,千日手に近いような応酬が続きました(金と銀が微妙に入れ替わって千日手ではありません)。ハッキリ申しますと,どちらかが手を変えないと同じような応酬が際限なく続くような局面でした。
そこで決然と手を変え,敵陣に打って出たのが羽生名人でした。時間があれば読み切り,実際には無理のある切り込みであったことに気づいていたと思われますが,秒読みの中で決然と打って出たのです。羽生名人としては,同じような応酬を繰り返していても見苦しい,自分は先手だし名人でもある,勝負にこだわるよりも何とか局面の膠着状態を打開しようとしたのではないでしょうか。結果的に羽生名人の敗北となりましたが,男気を感じましたね。
将棋って結構面白いですね。本当に上手くできたゲームだと思います。さて,産経新聞は棋聖戦を主催しているのですが,翌日の産経新聞の将棋の欄(棋聖戦)の観戦子の記事に面白い記載がありました。昔から港町には将棋が割とさかんな町が多いようです。港町は,潮待ち・船待ちの時間があり,その暇つぶしに将棋が指されるのです。確かに,中原誠第十六世名人も宮城県塩竃市の生まれですし,その兄弟子の故・芹沢博文九段も静岡県沼津市の生まれであり,いずれも日本有数の港町です。