昨日あたりから相当に寒くなってきましたね。やっと冬らしくなりました。
ただ私は,寒いからといって,気分的にネガティブになってしまうことはありません(笑)。むしろ私は,夏の暑さよりも,冬の寒さの方が好きなのです。冬の日の朝,晴天の清々しい,そしてピンと張り詰めたような空気が好きですし,気分的にはその方が前向きになれるのです。
先日の産経新聞の書評欄の一隅に,「まいにち、ネガティブ」という日めくりのことが掲載されていました。一昔前に自虐ネタで一世を風靡したヒロシという芸人を覚えておいででしょうか(笑)。ほら,あの,場末の安ホストクラブにいそうな出で立ちの芸人ですよ。そのヒロシの日めくりのタイトルが「まいにち、ネガティブ」なのです(笑)。
世の中には本や商品を巧みな表現,文章力で面白く紹介してくれる人がいるものです。このヒロシの日めくり「まいにち、ネガティブ」を,その産経新聞紙上で紹介してくれたのが自由国民社取締役編集部長・竹内尚志さんです。その一部をちょっと引用してみましょう・・・。
「・・・かつてアメリカの黒人が日常からとめどなく生まれる『哀(かな)しみ』をうたったブルースは、国境や人種を超え、同じような心情の持ち主を数多く癒やし、救ってきた。ヒロシのつぶやきは、ともすれば愚痴や弱音を吐くことすら許さない、少々息苦しいこの国で心が疲れてしまった者に響く『ブルース』としての意味があるのではないか。」
「読者諸賢におかれては、ぜひともこの風変わりな暦を、毎朝日付に合わせて1枚ずつめくり、ヒロシが厳選したネガティブな31の言葉を眺めては、くれぐれも頑張りすぎないように、まずはひと息ついていただければ幸いだ。」
「真面目な人ほど持て余してしまう『熱くなりすぎた心』をクールダウンする薬として、また周囲の疲弊したご家族、ご友人へのギフトにも謹んでお薦めしたい。」
面白いことを言う人がいるもんです。「疲弊」ですって(笑)。皆さんのご家族,ご友人の中には「疲弊」した人はおられませんか(笑)。かくいう私も少し「疲弊」しておりますが・・・(笑)。
この書評というかお薦めの文句に憑かれたように,私は即日,この「まいにち、ネガティブ」を注文しました。
数日前に商品が届きました。この商品,すなわち「まいにち、ネガティブ」というヒロシの日めくりには,用法が記載されておりました。これもまた面白い。「ヒロシが厳選したネガティブな31の言葉をながめて、まいにちがんばりすぎないようにひと息つきましょう。」,「熱くなり過ぎた心をクールダウンする清涼剤として、疲弊したご友人などへのプレゼントにも最適です。」ですって(笑)。
この日めくりの表紙にはヒロシのキャッチフレーズとして「消えそうな芸人ランキングからも消えました」ですって(笑)。でも私はこのヒロシというピン芸人は昔から好きでしたよ。
さてさて,そんな訳で私もこの「まいにち、ネガティブ」という日めくりを購入しました。どこに飾っているかって?・・・もちろん,トイレです(笑)